第424話、わたくし、『まど○ギ』本編を見るのは、これが初めてですの⁉
ちょい悪令嬢「──コングラチュレーション! 5月10日は、ヨーロッパ西部戦線開始の日! ちなみにドイツがイギリス等の連合国への降伏調印したのが、5年後の5月9日なのは、すごい偶然ですね!」
メリーさん太「……白々しい、その『コングラチュレーション』って、『永遠のソリスト』である本作の作者が、自分で自分を祝っているだけだろうが?」
ちょい悪令嬢「(
メリーさん太「──いやいやいや、ちょっと待って⁉」
ちょい悪令嬢「おっ、メリーさん、『お約束』、ありがとうございます!」
メリーさん太「……あのさ、一話分丸ごと没にしてから今更言うのも何だけど、何で『まど○ギ』なわけ? 今までも散々語ってきたじゃないの?」
ちょい悪令嬢「今までのはあくまでも、『マギ○コ』についてであり、『まど○ギ』に特化したお話は、原則的に語っておりませんけど?」
メリーさん太「え、それって、まさか……」
ちょい悪令嬢「そうなのです、何と本日5月10日において、本作の作者が生まれて初めて、『まど○ギ』の本編を視聴いたしたのです!」
メリーさん太「はああああああああああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「いやあ、これも『コロナ騒動』における一連の、『禍転じて福になる』の代表例ですなあ。おそらく緊急事態宣言を受けての在宅自粛の長期化を当て込んで、過去の名作アニメが各配信サイトにおいて、無料で一気に配信されるという、マニアにとっては願ったり叶ったりの大盤振る舞い。厳密に言えばテレビ放送版では無く、劇場公開用の総集編(前編&後編)でしたが、まさか『マギ○コ』一期が完結したこのタイミングで、元祖『まど○ギ』を一気に視聴できるとは、ブラボー‼」
メリーさん太「待って待って待って待って待って待って! ほんとにこの作者、今まで『まど○ギ』本編を、見ていなかったわけ⁉」
ちょい悪令嬢「現在本作において【魔法少女編】を、連載中だと言うのにねえ」
メリーさん太「そんな他人事みたいに言うなよ⁉ あれって、『まど○ギ』の影響を受けていなかったのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「考えてみれば、外伝である『マギ○コ』のアニメ版を見始めたのも、本作の連載が始まってから随分後だったしね。これは意外なところで、作者の『オリジナリティ』が証明されましたなあ♫」
メリーさん太「いや、あの内容で『まど○ギ』を見ていなかったなんて、あり得るのかしら⁉」
ちょい悪令嬢「一応、『劇場版魔法少女ま○か☆マギカ[新編]叛○の物語』だけは、見ていたようですけどね」
メリーさん太「よりによって、それかよ⁉ ──いや、それってそれこそ、編集版でもいいから、テレビ本編を見ていなければ、意味がわからないんじゃないのか⁉」
ちょい悪令嬢「一応ネット上とかで、断片的な情報を拾って、脳内で再構成したんじゃないですか?」
メリーさん太「それであれだけの連載ができるのなら、もはや原作者本人だよ⁉ ──いや、『魔女に当たるキャラが登場するのが夢の中オンリー』だったりするとこなんて、確かに『叛○』の影響か?」
ちょい悪令嬢「『叛○』のほうはテレビ版同様に、あくまでも『結界』内の出来事と言うことになっているけど、映画版オリジナルとして、『魔女結界』そのものと言うよりも、『人の悪夢が具現化したもの』と言うことになっていたし、本作においては差別化を図るためにも、ダイレクトに『夢の世界』を舞台にすることにしたんでしょうね」
メリーさん太「……ということは、本当に『叛○』の知識しか無いくせに、【魔法少女編】を始めやがったのかよ?」
ちょい悪令嬢「まあ、本作の【魔法少女編】の成り立ちについてはその辺にして、今回改めて『まど○ギ』本編を見た上での、作者の所感について、語っていくことにいたしましょうよ」
メリーさん太「……あいつ、一言で言うならば、一体どういった感想を抱いたんだ?」
ちょい悪令嬢「極端に悪く言うと、『ほとんどが過去の財産の寄せ集め』ですって」
メリーさん太「──おおい⁉」
ちょい悪令嬢「だって、そうでしょう? 『ループ』に、『エントロピー』に、『地球の歴史の裏に宇宙人有り』に、『最後の最後に全能神が登場して、すべてを無かったことにする』だもの」
メリーさん太「──うっ、反論できねえ⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、確かに『魔法少女』に関するあれこれについては、間違いなく革新的作品だし、2010年代における最高傑作アニメであることには、異論は無いけどね」
メリーさん太「そうでしょうそうでしょう、最初からそう言っておけばいいのよ、ああ、びっくりした☆」
ちょい悪令嬢「問題の『第三話』は、間違いなくショッキングだったし、それ以降でどんどんと明らかになる、『魔女と魔法少女との秘密』についても、空前絶後のえげつなさで、これ以上の『魔法少女作品』は、おそらくは実現不可能でしょうね」
メリーさん太「何だ、わかっているじゃないの♫」
ちょい悪令嬢「これに関しては、『まど○ギ原理主義者』の皆様のお気持ちが、十分理解できましたので、これまで本作等作者の自作において、何か不愉快な記述がございましたならば、伏してお詫び申し上げます」
メリーさん太「結局は、『まど○ギ』と『マギ○コ』は、まったく別の作品として見るべきよね。『まど○ギ』が歴史的大傑作であることは、本作の作者も全面的に認めますので、『まど○ギ原理主義者』様におかれましても、これ以降『マギ○コ』については、まったく別の作品と思し召して、過剰なご批判を控えていただけるとありがたく存じます」
ちょい悪令嬢「では、褒めるだけ褒めちぎりましたので、これ以降は『問題点』について、述べて参りましょう!」
メリーさん太「結局、それかよ⁉ だから何でこの作者は、無用な敵を作ろうとするんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、ご覧の通りに、『まど○ギ』を全肯定した上での問題提起ですので、けして無分別なアンチ行為なぞではございませんから、どうぞご安心を」
メリーさん太「……それで、『まど○ギ』の一体どこに、問題があると言うのよ?」
ちょい悪令嬢「まず何と言っても、ほ○らちゃんのループが、現実的に可能かどうかですわね」
メリーさん太「ああ、この作者お得意のやつね? それって例の、『集合的無意識を介して、ループ中のすべての世界線の記憶を丸ごと一度に与える』ことによって、十分実現可能だったでしょうが?」
ちょい悪令嬢「それがほ○らちゃんてば、二巡目から当然のようにして、すでに魔法少女になっているから、『精神のみのループ』パターンが使えないわけなのよ」
メリーさん太「ああっ、確かにほ○らちゃん、二巡目からすでに、『ソウルジ○ム』を持っていたよな⁉」
ちょい悪令嬢「そうなると、作者が絶対に不可能と断言している、同一時間軸上の過去へのタイムトラベル──『なろう系』で言うところの、同じ世界内での『死に戻り』を、やっていることになるの」
メリーさん太「……それって、質量保存の法則や、タイムパラドックスや、『同一世界での死に戻りは、第三者から見れば無限に勝ち続けるという、無理ゲーとなる』の法則からすれば、絶対に不可能なはずじゃん」
ちょい悪令嬢「あはは、どうしましょうねえ?」
メリーさん太「どうしましょうじゃないよ⁉ こんなところで他人様の作品の、根本的ミスを見つけてどうするのさ? これを読んだ人が不用意に拡散したりしたら、原作者様から訴えられるかもしれんぞ⁉」
ちょい悪令嬢「大丈夫ですってば。実は何と、まさに本作において前回ご紹介した、『なろう系転生者家畜化』パターンだったら、ちゃんとつじつまが合うことになりますから!」
メリーさん太「……何その、『家畜化』とか言う、いかにもえげつないパワーワードは?」
ちょい悪令嬢「ええ、今から本作のほうが『まど○ギ』なんかよりも、
メリーさん太「上回らなくていいよ! えげつなさなんかで張り合うなよ⁉」
ちょい悪令嬢「ほら、『まど○ギ』でも、QBが言っていたではないですか? 『僕たちからしたら地球人なんて家畜のようなもの』って」
メリーさん太「そのままズバリじゃ無かったけど、そんなこと言っていたわよね」
ちょい悪令嬢「簡単に言っちゃうと、『神様になりたい』とか言う(もはや文字通りに何でもアリの)願いを叶えることができるのなら、『もう一つの地球』を創ることなんて造作も無いはずだから、魔法少女になったら自動的に、その『偽物の地球』に送られることになって、そこで物理法則をガン無視した魔法をガンガン使わせて魔女退治をさせて、そのうち『衝撃の事実』を明かすことによって絶望させて、『感情エネルギー』を放出させて、どんどんと回収していけばいいのよ」
メリーさん太「──ちょっ、それってまさか⁉」
ちょい悪令嬢「そう、本作の裏設定そのものであり、次回から述べる予定の【勇者&魔王編】における、『異世界による転生者の搾取システム』のネタバレってわけ」
メリーさん太「……本当に本作は、『まど○ギ』そのままだったわけか⁉」
ちょい悪令嬢「と言うか、
メリーさん太「そんな常識外れの舞台設定を、『まど○ギ』本編を実際に見る以前に、すでに構築していたなんて、本当はこの作者、虚○玄先生本人じゃないだろうな⁉」
ちょい悪令嬢「虚○玄先生の作風だったら、むしろ前回に話題に挙げた、『エルフの女神様』のほうでしょうね。何せ『沙○の唄』真っ青のエグさで、ショゴスどころか、人間がデフォルトで家畜──それも『豚』扱いとなっていて、魔法少女になった途端エルフの惑星に転移されて、そこには地球そっくりの『偽りの世界』が構築されていて、魔法少女同士で殺し合ったり、魔女になって退治されたりして、生み出された『死体』は、そのまま料理されてエルフの食卓に
メリーさん太「エグい、エグいよ! そんなの虚○先生ご本人でも、絶対に書かないよ! もはや『魔法少女モノ』じゃ無いだろ、それって⁉」
ちょい悪令嬢「実は本作の【魔法少女編】の舞台裏が、まさにこれそのものですものね。いやあ、『まど○ギ』に被っていないどころか、けして負けていないようで、一安心よ」
メリーさん太「……どういう判断基準での勝ち負けかは知らないけど、いいの? そんなにネタバレしてしまって」
ちょい悪令嬢「はあ? まさかのこの作者の狂いっぷりが、『まど○ギ』等の虚○作品レベルですと? 見くびってもらっては困りますわ。それはもはや『侮辱』の範疇ですわよ? お疑いでしたら、作者の『ツンデレお嬢様とヤンデレ巫女様と犬の僕』や、『人魚の声が聞こえない』等をご覧になってはいかが? おそらくはこれまでの価値観が、根こそぎ破壊されてしまいますわよ?」
メリーさん太「うわっ、でかく出やがったよ、こいつ⁉ ……まあ、確かに、他人様の作品以下の作品しか創れないんだったら、わざわざWeb小説なんて創る必要は無いわな」
ちょい悪令嬢「何せうちの『真の黒幕』は、『地球人を家畜扱いする宇宙人』なんて言う、もはや使い古された可愛らしいものでは無く、もっとおぞましいものですからねえ」
メリーさん太「……だから、無駄にケンカ腰になるなって。それで結局、この作品の黒幕って、あんたのメイドのメイ嬢なの? 聖レーン転生教団なの? それとも『なろうの女神』なの?」
ちょい悪令嬢「さあ、案外意外な人物──例えば、いかにも主人公然としている、この
メリーさん太「げっ、この作者のことだから、十分ありそうなのが、怖いよな。──まあ、とにかく本作はこれからいよいよ、クライマックスへと向かっていきますので、読者の皆様におかれましても、どうぞよろしくお願いいたします♡」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます