第357話、わたくし、軍艦擬人化美少女は、クトゥルフ神話っぽいと思いますの。(前編)
ちょい悪令嬢「……何ですか、これって?」
メリーさん太「『これ』とは? ──ああ、『艦○れ』のこと?」
ちょい悪令嬢「──違うわよ⁉ それでなくてもいろいろとヤバいというのに、安易にその名前を出すんじゃないわよ!」
メリーさん太「冗談よ、冗談、イッツ・ア・ジョークよ!」
ちょい悪令嬢「……この都市伝説娘が、いよいよ年の瀬も押し詰まってきたというのに、そのハイテンションは、一体何なのよ⁉」
メリーさん太「まさにこのクリスマス明けの年末においても、いまだに『ミニスカサンタコス』をさせらされている身には、テンションでも上げなければ、やってられないだけよ!(ガチギレ)」
ちょい悪令嬢「──そ、そうでしたね、大変申し訳ございませんでしたあ!」
メリーさん太「わかればいいのよ、それで、あなたが言っている、『これ』とは?」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、前回のエピソードのことですよ! 何ですか、あれって、これまでとはまったく関係の無い話を、いきなり始めちゃったりして!」
メリーさん太「ああ、あれね。別に驚く必要は無いじゃない。ただ単に、作者が『気づいた』だけのことよ」
ちょい悪令嬢「……気づいたって、何を?」
メリーさん太「『某これ』を始めとする、いわゆる『軍艦擬人化美少女』作品が、『クトゥルフ神話』であるということよ!」
ちょい悪令嬢「──はああああああああああああああ⁉ 何よ、それって!」
メリーさん太「だから、驚く必要は、無いってば」
ちょい悪令嬢「いや、驚くよ! よりによって、クトゥルフは無いだろうが⁉ ほんとそのうち、各『軍艦擬人化美少女ゲーム』の運営様から、訴えられるぞ⁉」
メリーさん太「菊○秀行大先生の架空戦記作品にも、艦隊そのものが邪神だったりするやつがあったでしょうが?」
ちょい悪令嬢「菊○先生のは、別に軍艦擬人化美少女モノではないじゃない⁉」
メリーさん太「いやむしろ、かつての歴戦の帝国海軍の軍艦が、いかにも純真無垢で可憐なる少女として甦って、世の間抜けな『
ちょい悪令嬢「──っ。 そ、それって⁉」
メリーさん太「そうそう、そういえば、なんか似たような、18禁
ちょい悪令嬢「沙○の……唄」
メリーさん太「そうなの! あたしの『気がついたこと』とは、突き詰めれば、まさにそれなの!」
ちょい悪令嬢「な、何で、ここでいきなり、『沙○の唄』なんかが、出てくるのよ⁉」
メリーさん太「だって、うちの作品の軍艦擬人化美少女の『
ちょい悪令嬢「あ」
メリーさん太「この作者ときたら、ショゴスと言えば、例の『不定形なメイドさん』くらいしか頭になかったんだけど、ここに来て、思わぬ伏兵がいたものねえ」
ちょい悪令嬢「そうよ、そもそもあの作者って、『沙○の唄』の存在自体を知らなかったはずでしょうが⁉」
メリーさん太「それは当然、『虚○玄』先生繋がりなの」
ちょい悪令嬢「へ? 今度は『虚○玄』先生のご登場なわけ? これはまた突然だこと」
メリーさん太「ほら、今回、無数の清霜が合体して巨大な
ちょい悪令嬢「はあ? あれが、『私は「エヴ○」から始めて、「艦○れ」と「アズ○ン」ときて、「三人目の綾波」なの』じゃなかったら、一体何だと言うのよ⁉」
メリーさん太「おや、『全身真っ白で、瞳だけが紅いキャラ』って、他にもすっごく有名なのが、いたんじゃないのお? ──特に、虚○先生の作品にね♫」
ちょい悪令嬢「──ま、まさか⁉」
メリーさん太「そう、魔法少女界きっての、邪悪なるマスコットキャラ兼スカウトマンの、宇宙陰獣さんよ。実は今回の『清霜の武蔵化』は、新作ゲームにおいては妙に小型かつ量産化されたものの、その反面無害になったものと思われていた、『小さいキ○ゥべえ』たちが、実は全個体が合体することによって、オリジナルよりも更に邪悪なる『巨大キ○ゥべえ』になったりすると、面白いんじゃないかなって思って、あんな風な意表をつくストーリー展開を行ったたわけなの」
ちょい悪令嬢「──別に、面白くも何ともねえよ⁉ 艦隊ゲーム運営様だけではなく、魔法少女ゲーム運営様にまで、ケンカを売るつもりかよ!」
メリーさん太「あら、むしろ、『初心』に返っただけだけど?」
ちょい悪令嬢「は? 初心、て……」
メリーさん太「……ったく、主人公のくせに、忘れてもらっちゃ困るの。そもそも現行の【魔法令嬢編】は、『軍艦擬人化美少女モノ』なんかではなく、『魔法少女モノ』なんでしょうが?」
ちょい悪令嬢「──そ、そういえば、そうでした!」
メリーさん太「そういうわけで、あの武蔵の登場シーンは、別に(同じ軍艦繋がりでの)『綾波のリ○ス化』シーンのオマージュというわけではありませんので、どうぞお間違いの無いように♡」
ちょい悪令嬢「……そうかあ? まったく影響を受けていないってことは、無いんじゃないのお?」
メリーさん太「──だったら現在、『エヴ○』の影響をまったく受けていない作品が存在しているとでも、言うつもりなの⁉(逆ギレ)」
ちょい悪令嬢「おい、そういう言い方は、ずるいだろうが⁉ ……まあでも、どうして急に『クトゥルフ神話』が出て来たかについては、納得できたわ。つまり『虚○先生繋がり』ってわけね?」
メリーさん太「そういうこと。そこで、『艦む○=ショゴス=クトゥルフ神話』の線を強調することによって、前回の試作エピソードが思い浮かんだので、急遽プロトタイプを掲載したっていう次第なの」
ちょい悪令嬢「はあ? あれのどこが、クトゥルフだって言うのよ? むしろ『艦む○』を
メリーさん太「──ところがどっこい、実はあの試作エピソードこそ、軍艦擬人化美少女とショゴスとを、高次元で融合させた、『革命的クトゥルフ神話系ラノベ』の、実験作と言っても過言では無いのよ!」
ちょい悪令嬢「何か、すっげえ大上段に構えてきたなあ⁉」
メリーさん太「というか、あの作品を読んで、全然疑問を覚えなかったわけ?」
ちょい悪令嬢「……疑問て、何をよ?」
メリーさん太「これまで頑なに物理法則の維持を謳ってきた作者が、剣と魔法のファンタジー異世界ならともかく、現代日本を舞台にしていながら、
ちょい悪令嬢「──そうだ、言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉ ……あれれ、馬鹿の一つ覚えみたいに『
メリーさん太「そりゃあもちろん、あの内容でもちゃんと
ちょい悪令嬢「ええー、普通の女の子にいきなり軍艦の力が宿って、その右腕を主砲にメタモルフォーゼさせるや、何の躊躇も無く艦砲射撃をぶっ放すといった、文字通りぶっ飛んだ内容のくせに、
メリーさん太「ふっふっふっ、実はそのための『ショゴス』なのよ」
ちょい悪令嬢「──結局すべては、ショゴス頼みかよ⁉」
※かなり字数がオーバーしてしまいましたので、続きは後編のほうで行わせていただきます。
──ちなみに、前回のエピソードにおいては、最初の『白い少年』の台詞や、大井さんが北上さんに何かと百合百合にまとわりついてくるところや、「
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