第297話、わたくし、『艦○れ』や『アズ○ン』の存在自体を知ったのは、つい最近ですの。【その2】
ミルクの時間「──これより、魔導大陸特設空軍、『軍法会議』を開廷します!」
ショタコン作戦部長&おねロリ隊長「「いやいやいやいや、ちょっと待って⁉」」
ミルクの時間「……被告は、勝手な発言は慎むこと。心証を悪くするだけですよ?」
ショタコン作戦部長「『被告』って、私たちすでに、被告扱いなの⁉」
おねロリ隊長「ミルク空軍次官、これは一体どういうことですか⁉ 何ゆえ軍法会議において、私たちが『被告』として召喚されるのですか!」
裁判長「ここでは私のことは、空軍次官では無く、『裁判長』と呼びなさい」
被告人A「裁判長って…………ああっ、いつの間にか、私まで、『被告人A』になってしまっている⁉」
被告人Y「ほんとだ⁉ しかも私のほうは、『被告人B』では無くて、『被告人Y』なんだ……」
裁判長「Aは『アカギ』を、Yは『ヨウコ』を、それぞれ表しているのです」
被告人A「……これでようやく、読者の皆様も、私が、聖レーン転生教団直営『魔法令嬢育成学園』、初等部5年F組担任教師、ミサト=アカギであることを、しっかり認識されたわよね」
被告人Y「どうも、魔導大陸特設空軍『ワルキューレ隊』の隊長、『ワレキューレ1』こと、ヨウコ=タマモ=クミホ=メツボシです」
裁判長「ついでに私こと、普段は魔法令嬢育成学園保健医にして、特設空軍次官でもありながら、何と航空部門軍法会議においては、『裁判長』をも務めております、エアハルト=ミルクでーす☆」
被告人A「……何が、『ミルクでーす☆』よ、いい歳して」
被告人Y「裁判長殿は確か、私のクラスメイトの、メア殿のお母上だったはずでは?」
裁判長「何が、いい歳よ⁉ ミサトも私と同年代でしょうが? それに、私がメアの母親だというのは、この【魔法令嬢編】限定の設定なんだからね⁉」
被告人A「ちょっとした冗談だったのに、何もそんなにムキになって、メタ的な話まで持ち出さなくても…………あ、ごめん! そ、そうよね、女性に年齢関係の話題を振るのは、失礼だったわよね! ほんと、心から謝罪するから、そんな人を殺すような目つきをして、睨みつけないでちょうだい?」
被告人Y「……それで裁判長殿、一体私たちがどのような軍紀違反を、犯したと言うのですか?」
裁判長「う〜ん、そうねえ、一言で言ったら、『スパイ容疑』、かしら?」
被告人A&Y「「──スパイ容疑、だとおおおおおおおおおおおっ⁉」」
裁判長「……あ、ごめんなさい、ちょっと言い過ぎちゃったわね、スパイと言っても、『産業スパイ』のようなものなの」
被告人A「は? 産業スパイって、これって軍法会議じゃ無かったの⁉」
被告人Y「いやそもそも、小学校の教師や児童が、産業スパイなんかするわけ無いじゃないですか⁉」
裁判長「そ、そうね、どちらかと言うと、『知的所有権』の侵害だったかなあ?」
被告人A「……何か、一気に話が、生々しくなってきたわね?」
被告人Y「裁判長殿、具体的には、どういうことなんですか? はっきりおっしゃってください!」
裁判長「実はね、前回本作と、現在アニメ版が話題沸騰の艦船擬人化ヒロインゲームの『アズール○ーン』との、あまりにも重大で無視しようのない、『共通性』について検証を行い、一応『問題無し』ということになったんだけど、作者自身が本作及び別の自作をもう一度読み直したところ、かなり重要な点を見落としていたことに気づいたの」
被告人A「かなり重要な点って、前回話題に上った、『黒幕の名称』の共通性や『ヒロインの在り方』の相違性以外に、何かあったっけ?」
被告人Y「──裁判長殿、もったいぶらずに、教えてください!」
裁判長「……それはね、他ならぬ、あなたたちの『名前』なの」
被告人Y「へ? 名前って……」
被告人A「──ちょっ、ミルク! まさか私の名字が、『アズ○ン』の超重要人物である、
裁判長「えっ、もちろん、そのつもりだけど?」
被告人A「アホか⁉ 私の名前の『ミサト=アカギ』は、どう考えても、『エヴ○』からの(ほとんどひねりの無い)『引用』でしょうが⁉」
裁判長「……それはそれで、問題のような。──まあ、それはともかくとして、つまりあなたは、『アズ○ン』で言うと『重
被告人A「ヨウコさんの前でネタバレするのもアレだけど、あんた私が聖レーン転生教団の司教であるという、秘められし素顔を知っているでしょうが⁉」
裁判長「──っ。つまりあなたは、『セイレーン』の関係者だったわけ⁉」
被告人A「やかましい! それについては、前回ケリがついているはずだろうが⁉」
裁判長「……まあ、いいわ、どうせあなたのほうは、『前座』みたいなものだしね」
被告人A「こ、この女、散々失礼なことをぬかしておきながら、言うに事欠いて、『前座』だとお⁉」
裁判長「──それでは今度は、被告人Y」
被告人Y「は、はい!」
裁判長「貴君の出身地は、どこでしたっけ?」
被告人Y「はい、メツボシ帝国であります!」
裁判長「故国での、貴君の身分は?」
被告人Y「……一応、皇族であります」
裁判長「と言うと、貴君の氏名の意味するところは、どうなるわけなのかな? 祖国の使用文字──『漢字』等を用いて説明したまえ」
被告人Y「は、はい、まず
裁判長「タマモは?」
被告人Y「別の世界線における
裁判長「クミホは?」
被告人Y「やはり別の世界線における
裁判長「つまり、総合すると?」
被告人Y「メツボシ皇家の始祖として崇め奉られている、神獣『
裁判長&被告人A「──むちゃくちゃ、ヤバいじゃん! むしろこっちこそ、『アズ○ンの重
裁判長「……これって本当に、偶然と言えるレベルなの?」
被告人A「ほんと、何なんだよ、本作と『アズ○ン』との、この驚愕の共通性は?」
裁判長「同じ作者の作品である、『なろうの神が支配する』第59話においては、ヨウコちゃんの子孫(あるいは先祖)に当たるレイコちゃんが、実際に九尾の狐に変身しているしね」
被告人A「おいおいおい、それこそ『アニメ版アズ○ン』の戦闘パートの、クライマックスシーンそのものじゃん⁉」
裁判長「……まあ、その点については、『なろうの神が支配する』のほうが先だったけどね」
被告人A「もはや、どっちが先とか後とかなんて、関係無いよ? 本当にこの作者って、『艦○れ』のファンなの? 実は『アズ○ン』のガチの原作プレイヤーだったりするんじゃないの⁉」
裁判長「一応作者の弁では、『アズ○ン』どころか『艦○れ』すらも、原作ゲームについては、一切プレイしたことがないそうだけど……」
被告人A「まあ、ヤツが『ゲームオンチ』だか『ゲームアンチ』だかであるのは、確かだけどねえ」
裁判長「そもそもヨウコちゃん自身も、本来は『
被告人A「しかし、よりによって、何で日本に相当する国の皇族に、九尾の狐の血が流れているといった、『アズ○ン』モドキな設定になってしまったんだ? 九尾の狐って、それほど日本を象徴するキャラクターだっけ?」
裁判長「それともやはり、この作者は以前から、何らかの形で、『アズ○ン』の影響を受けていたかよ」
被告人A「……う〜ん、『艦○れ』も含めて、既存のゲーム等からの影響は、作者自身、厳に否定しているんだけどねえ」
裁判長「──というわけで次回は、本作の作者がどのようにして『艦○れ』の存在を知り、そして更にはそれを切っ掛けとして、『アズ○ン』の各種設定にまで触れることになったのかについて、微に入り細に入り考証していく予定ですので、どうぞご期待ください♡」
被告人A&Y「「──これってまだ、続けるつもりなのかよ⁉」」
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