第200話、わたくし、『ちょい悪令嬢』になりましたの。【200回記念特別編】

ちょい悪令嬢「──ぱんぱかぱーん! さあさあ、やって参りました! ついに本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』は、今回をもちまして、晴れて連載200回達成ですよ! しかも『小説家になろう』様のサイト上におきましては、奇しくもPV累計60000アクセス達成という、記念すべき大記録達成のおまけ付き! いやあ、めでたい!」




かませ犬「……いや、ぱんぱかぱーんって」


メイ道「『あた』かよ?」


真王子様「それな」


ジミー「なんか最近の本作って、何かと言えば『艦○れ』や『アズ○ン』関係の、ネタばっかりよねえ」


妹プリンセス「まさしく、『何で、今更?』って、感じですわよねえ」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「──そうそう、もうほんとに、嫌になっちゃうよねえ」」」




ちょい悪令嬢「いやいや、ちょっと待って! 何ですか皆さん、その気の抜けた反応は⁉ 確かに最近の作者ときたら、本作に限らず、『艦○れ』とかの影響が強すぎるかと思われますが、他でもない、連載200回記念なんですよ? もっとみんなで大いに言祝ぎましょうよ⁉」




かませ犬「……そう言われてもねえ」


メイ道「そもそも『艦○れ』とか言う以前に、本作自体が現在、迷走しまくっているではありませんか?」


真王子様「いや、まったく、その通り」


ジミー「何か、アイカさんを主人公にしての、『戦闘機擬人化美少女モノ』を始めとして、なぜか悪役令嬢が名探偵になって怪事件を解決したり、そうかと思えば、今度は魔法少女になってしまったり、あげくの果てには、いきなり『現代日本編』に突入したり、人魚姫と海底の魔女との百合物語をおっぱじめたりで、もう何でもアリだよね」


妹プリンセス「……ていうか、もはや完全に、『本筋』というものを、見失っているのではございませんの?」


ちょい悪令嬢「──うっ」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「と言うわけで、もはや我々はレギュラーでも何でもないので、どうしても【特別座談会】をなさりたいのなら、他の方々を御招聘なさってください」」」




ちょい悪令嬢「──そ、そんな、皆さん、落ち着いて! 何と言っても皆さんあっての、『わたくし、悪役令嬢ですの!』ではありませんか⁉」




かませ犬「……いや、もう、いいよ」


メイ道「これだけ本作が迷走して、出番もまったく無いのなら、レギュラーもへったくれも無いでしょう?」


真王子様「ここ最近になって閲覧し始めた読者様にとっては、『おまえ、誰?』のレベルだろうしな」


ジミー「そうそう、むしろ『魔法令嬢、ちょい悪シスターズ』のメンバーでも、呼んだほうがいいんじゃないの?」


妹プリンセス「今やレギュラーと言えば、あの方たちのほうが、よほどふさわしいかと思われますからねえ」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「──と言うわけで、私たちはこれで帰らせていただきます、お疲れ様でしたあ!」」」




ちょい悪令嬢「だから、帰っちゃ駄目ですって! お願い、わたくしの話を、最後まで聞いてえ!」




かませ犬「いやあ、どうせ、聞いたところでなあ」


メイ道「まず何よりも、本作の現在の『番外編』状態を、どうにかしてもらわないと」


真王子様「本編のアイディアが浮かばないあまりの、苦し紛れかも知れないが、羽目を外しすぎだろう」


ジミー「作者の他の作品においては、『異世界転生×ヤンデレ』をテーマにして、統一キャンペーンを展開しているというのにねえ」


妹プリンセス「現時点における『代表作』である本作だけが、足並みを乱してしまうなんて……」




ちょい悪令嬢「──そう、そこなんですよ、皆さんが勘違いなさっているのは! 実は『魔法令嬢編』や『現代日本編』は、番外編などではなく、れっきとした本編なのであって、しかもまさに現時点において記念すべき第一回目の、『クライマックス』パートへと突入しているのです!」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「なっ⁉」」」




かませ犬「えっ、あれが本編なの? 魔法少女になったりするのもすごいけど、『現代日本編』では、登場人物が完全に一新されているのに?」


メイ道「ちょっとお待ちください、『魔法令嬢編』の私って、すごく悪そうじゃないですか? あれが本編だとしたら、私が『すべての黒幕』ってことになるのでは?」


真王子様「そのように、これまでとは登場人物の配置が全然違ってしまっている中で、クライマックスを迎えるだと?」


ジミー「だったら、私たちオリジナルのレギュラー陣って、一体何だったのよ?」


妹プリンセス「そもそも本編自体の伏線をほとんど解消しないままで、まったく別の世界観の舞台において、クライマックスを迎えたりして、本当に大丈夫なんですの⁉」




ちょい悪令嬢「そこはまさに、『逆転の発想』の一言に尽きるわけ。だらだらとレギュラーメンバーでこれまで通りの『本編』を続けていても、それこそ下手したら『最終回』になることすらも覚悟しない限りは、大胆な変革を講じることは困難だけど、あえて番外編的ステージを仕立て上げて、そこである意味実験的に、元々考案していた『クライマックスシーン』を実行させてみて、その成果を本編のほうにフィードバックしようといった腹づもりなのよ」




かませ犬「──な、何と、まさかあのアホ作者に、そんな『深謀遠慮』をめぐらす能があったなんて⁉」


メイ道「……確かに、本編ではやりにくいことでも、番外編的なステージであれば、思いっきり試行できるっていうのも、うなずけますね」


真王子様「しかし、やはりそれはあくまでも番外編に過ぎず、『実験のための実験』をやるようなものではないのか?」


ジミー「場合によっては、本来なら『真の最終回』まで秘匿しておくべき『手の内』すらも、いたずらに明かしてしまいかねないしね」


妹プリンセス「やはり『クライマックス』などと言う、特に重要なる見せ場は、本編でこそ実行すべきではないでしょうか?」




ちょい悪令嬢「いえ、実は作者としても、ここら辺で一度、本作のテーマの『根本部分』の一部を、明かしておこうと思っていたようですので、しかもそれは『番外編的ステージ』のほうが行いやすいとのことで、何も問題は無いそうです」




かませ犬「……え、テーマの根本部分って」


メイ道「──っ。やはり、そうだったんですか⁉」


真王子様「む、メイ君、何か知っているのか?」


ジミー「……ああ、そういえば彼女は、『魔法令嬢編』においては、黒幕的立場にいますからねえ」


妹プリンセス「そもそものキャラ設定が、『作品内における作者』ですし、本来作者しか知り得ないことも、ある程度把握しているのでしょう」




ちょい悪令嬢「しかもそれだけではございません、これまで秘められていたテーマの一つが明かされるとともに、何と思わぬキャラが『重度のヤンデレ』であったことも、併せて判明することになっております!」




かませ犬「ええっ⁉」


メイ道「ちょっ、そこまで明かすのですか⁉」


真王子様「何だ、やはりそうだったのか」


ジミー「つまり本作においても、『異世界転生×ヤンデレ』キャンペーンに、足並みを揃えるってわけね」


妹プリンセス「あ、でも、そもそもこの作品自体が、デフォで異世界を舞台にしているようなものだから、今更『異世界転生×ヤンデレ』も何もないと思うのですけど……」




ちょい悪令嬢「ふふふーん、実はそのための、『番外編的ステージ』だったのですよ。作品の舞台が、『主要人物が魔法少女になっている世界』や、デフォの世界とはまったく異なる『現代日本』へと、いきなり切り替わってしまうなんて、まるで『異世界転生』をしているようなものとは思われません?」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「あっ」」」




かませ犬「そうか、そういうことか!」


メイ道「『主要人物が魔法少女になっている世界』なんて、いわゆる『のぶの野望』そのままだし、一種のタイムスリップや異世界転生と見なせますよね⁉」


真王子様「よくよく考えてみれば、『現代日本』こそは、我々異世界人にとっての『異世界』だからな!」


ジミー「……そうすると、『番外編ではなく、あくまでも本編』という言葉に、俄然信憑性が出て来たわね」


妹プリンセス「ここまで考えて、ストーリー展開を構想していたとしたら、大したものなのですが……」




ちょい悪令嬢「もちろんこの作者としては、何も考えずに、プロットすらも作成せずに、常に思いつきだけで、そのつど作品を創っているだけでございます」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「そうですよねー!」」」




ちょい悪令嬢「まあ、それはともかくとして、そもそもどうして今更、『異世界転生×ヤンデレ』キャンペーンなんかをやり始めたかと言うと、本作の作者自身が最近になって、他人様の作品を拝見したり、自作の構想を練っている際に、頭の中で様々な要因がうまいことミックスして、『やっぱり恋愛モノは、「ヤンデレ」に尽きるよね♡』という真理に再び到達することになって、これからはどんなジャンルにおいても、『ヤンデレ』テイストを全面に押し出した作品づくりをすることを、再認識したわけですけど、しかもそれは単なる以前の作品スタンスへの回帰なんかではなく、新たなる視野に立ったものだったのです」




かませ犬「……新たなる視野、だって?」


メイ道「ああ、それこそが、『異世界転生』というわけですか?」


真王子様「へ? 異世界転生がヤンデレと、どう関わってくると言うのだ?」


ジミー「……うん、何となくだけど、わかる気がする」


妹プリンセス「すでに、作者のもう一つの代表作である、『なろうの女神が支配する』においては、具体的なエピソードがスタートしていますからねえ」




ちょい悪令嬢「そうそう、もしかしたらその辺と被るかも知れませんが、実は異世界転生を絡めたほうが、ヤンデレというものは、より魅力的になり得る可能性を秘めているのです! 具体的に申しますと、普通『正妻』の立場にある女性って、旦那に浮気をされて、泥棒猫に対して刃傷沙汰を起こしたとしても、普通に正当なる『復讐行為』と見なされて、いちいちヤンデレ扱いはされませんが、『カク○ム』様で公式レビューされていた某作品みたいに、先に異世界転生してしまった旦那を追っかけて、後から異世界転生してきた『元妻』が、普通に異世界人同士で結婚しようとしていた元旦那の新妻をぶち殺して、自分との結婚を迫るなんてパターンだと、いわゆる『私たちは前世で夫婦だったのだから、現世においても結婚する運命にあるの♡ よって邪魔をするメス豚どもは、一人残らず皆殺しよ☆』などと嘯く、メンヘラだかヤンデレキャラそのものになるでしょうが? 他にもやはり某作品であったように、現実世界では実の兄妹だったから結ばれなかった、ガチのブラコンの妹が、転生した異世界で、今度こそ兄と結ばれようと迫っていくやつとか、それとは逆に、妹のいなかった主人公が、異世界に転生した途端、ヤンデレな妹ができてしまう某作品とかいった具合に、異世界転生をトッピングするだけで、ヤンデレ作品の前途に、これまでとは比較にならないまでに、無限の可能性が繰り広げらることになるって寸法なのでございます。──と言うことですので、本作を始めとして、作者の諸作品における、『異世界転生×ヤンデレ』キャンペーンのこれからの大々的な展開を、読者の皆様におかれましても、どうぞ大いにご期待なさってくださいませ♡」







かませ犬「……何だ、結局最後はいつものごとく、宣伝オチかよ?」

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