第58話、わたくし、『ちょい悪令嬢』になりましたの。【PV10000アクセス達成記念特別編】(その1)
ちょい悪令嬢「──さあ、今回は、作者の『小説家になろう』様初投稿一周年と、本作のPV10000アクセス達成を記念して、本作の成り立ちやこれまでの経緯についてはもちろんのこと、作者自身のこの一年間にわたるWeb小説創作活動全般についても詳細に振り返っていく、『ボイスチャット座談会』特別編でございます!
ほぼ全員「「「わーわーわー! ドンドンパフパフ! パチパチパチ!!!」」」
メイ道「いやあ、ついにPV10000アクセス突破ですよ!」
真王子様「しかも第1話投稿から二ヶ月足らずという、作者自身予想外の最速記録更新だしな!」
ジミー「その上時を同じくして、作者のWeb小説初投稿一周年を迎えるとは、何というグッドタイミング!」
妹プリンセス「もちろん、まったくの初心者であった作者が、ここまで続けてこられたのも、ひとえに読者の皆様の、過分なるご支援ご声援のお陰に他なりませんわ♡」
ちょい悪令嬢「──ありがとう、皆さん、本当にありがとう! 作者に成り代わって主人公かつメインヒロインである、
かませ犬「……うう〜む、いや、確かにめでたいことでは、あるんだけど──」
ちょい悪令嬢「かませ犬、さん?」
かませ犬「……だけど、やっぱ誰かが、突っ込むべきなんだよなあ」
ちょい悪令嬢「あ、あの?」
かませ犬「……そうなると、『ツッコミ役』の俺が、突っ込まざるを得なくなるわけで」
メイ道「ど、どうなされたのでしょう?」
真王子様「何か、この前も、同じような反応をしていたよな」
ジミー「またしょうもないことで、悩んでいるんじゃないのお?」
妹プリンセス「……しかし、一見戯言じみていてその実、話の本質を突いていたりするから、始末に負えないのですよね」
ちょい悪令嬢「──ほ、ほら、皆さんもこうして心配して(?)おられることですし、何かご不審やご不満の点がお有りであれば、遠慮無くおっしゃってくださいませ」
かませ犬「……う、う〜ん、やっぱなあ」
ちょい悪令嬢「え、ええと……」
かませ犬「…………………………しょうがない、『ツッコミ役』の役目として、一応言っておくか」
ちょい悪令嬢「は、はい?」
かませ犬「
ちょい悪令嬢「……」
メイ道「……」
真王子様「……」
ジミー「……」
妹プリンセス「……」
かませ犬「えっ、えっ、また
かませ犬以外の全員「「「……かませ犬、さん」」」
かませ犬「──は、はい?」
かませ犬以外の全員「「「少しは空気というものを読めないのか、おめえってやつはよお⁉」」」
かませ犬「──ひいいっ⁉」
ちょい悪令嬢「──本日は作者自身の、Webでの創作活動開始一周年なんですよ? しかも本作のPV10000アクセス達成という、光栄なるおまけ付きの!」
メイ道「そんな記念日を祝わないで、何を祝うと言うおつもりですか!」
真王子様「確かに、本編も大事だろう。しかし、これまで本作を始めとして、作者の創作活動を支えてくれた読者の皆様に、こんな機会に恩返しをしなくてどうするんだ!」
ジミー「あくまでも今回の座談会は、いつものような手抜き的番外編なぞではなく、むしろ記念的特別イベントなのよ⁉」
妹プリンセス「むしろ私たちレギュラーメンバーとしては、今回の特別座談会をどう盛り上げていくかにこそ、全力を尽くすべきでしょうが⁉」
かませ犬「全方向からフルボッコ、だと⁉ ──わかった、わかったから、もうその辺で、許してくれ!」
ちょい悪令嬢「………………まあ、一応反省しているみたいですし、このくらいにしておきますか」
メイ道「せっかくの特別座談会が、いつまでたっても始められませんからね」
真王子様「──ではまずは、この記念日にわざわざお越しいただいた、特別ゲストをご紹介いたしましょう!」
かませ犬「へ? ゲストって、そんなの、聞いていないぞ?」
ジミー「どうぞ早速、
妹プリンセス「栄えある特別編におけるスペシャルゲストは、このお二人です。──皆さん、拍手!」
かませ犬以外の全員「「「わーわーわー! ドンドンパフパフ! パチパチパチ!!!」」」
アグネス
かませ犬「──ちょっと、待てええええええええええいっ!!!」
ちょい悪令嬢「な、何ですか、いきなり?」
かませ犬「何ですか、じゃねえ! 何がゲストだ! こいつら本編の敵キャラ──しかも少なくとも、『中ボス』以上の要注意人物じゃねえか⁉
ちょい悪令嬢「もー、だから今回は、『特別記念座談会』なのであって、本作のこれまでの展開を包括的に振り返るのが趣旨だから、参加メンバーに敵とか味方とか、関係ないのですよ!」
かませ犬「……本作を包括的に振り返るのに、こいつらの参加が必要ってわけなのか?」
ちょい悪令嬢「ええ、ネタバレしない程度に、現在進行中のエピソードに関するコメントをいただくとともに、関連する作者の他の著作にも言及する予定ですので」
かませ犬「そういうことなら、俺にも異存は、無いけどよ……」
アグネス
かませ犬「え? ──あっ、転生教団の、教皇聖下⁉」
アグネス
かませ犬「あ、いや、別に文句があるわけじゃ……」
アグネス
かませ犬「は、はいっ、個人的には、ずっといていただきたいほどでして……」
アグネス
アグネス
かませ犬「あ、てめえ、マリオ、ばらすんじゃねえ!」
ちょい悪令嬢「……うわあ」
メイ道「10歳の婚約者を振っておきながら、7歳の女の子に夢中になるとは」
真王子様「どんだけ、業が深いんだ?」
ジミー「……その歪んだ欲望の対象が、
妹プリンセス「……お兄様、仮にも王族たる者、思い余っての犯罪行為だけは、どうか御自制なさってくださいませね」
アグネス
アグネス
かませ犬「いやいやいや、
アグネス
かませ犬「ほんとほんと! 俺はあくまでも、紳士だから!」
アグネス
かませ犬「しないしない…………って、何だよ、痛いことって?
ちょい悪令嬢「……………楽しそう、ですわね?」
かませ犬「へ?………………………………いやいや、ちょっと、別に、楽しくなんかは──」
ちょい悪令嬢「……」
メイ道「……」
真王子様「……」
ジミー「……」
妹プリンセス「……」
かませ犬「──やめてえ! そんな人のことを、いかにも不審人物を見るような、蔑んだ目つきで見ないでえええ!!!」
ちょい悪令嬢「──さて、かませ犬さんがショックのあまり完全に活動停止してしまい、邪魔者はいなくなったことですし、さっさと本題に入ることにいたしましょう」
ちょい悪令嬢「まったくでございます。過剰なツッコミはむしろ、ストーリーの進行を阻害するばかりで、百害あって一利無しですわ」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、そこら辺を取り沙汰すると、いろいろとまずいかと思われるし、何よりも現段階ではネタバレとなる怖れがありますので、一応触れずにおこうかと……」
ちょい悪令嬢「うふふ、何を隠そう、マリオ=ネット=ワタツミさん、あなただったりするのですよ♫」
ちょい悪令嬢「いえいえ、実は、ある意味『幸運に幸運が重なる』ことによってこそ、今回の本編エピソードにおいて、あなたがキーパーソーンとして登場する運びとなったという、さる
ちょい悪令嬢「……あの、大変申しにくいことなんですが、そもそもあのアホ作者ときたら、自分で生み出したキャラクターだというのに、あなたの存在を完全に忘れ果てていたのですよ」
ちょい悪令嬢「それが最近になって第10話を読み返して、あなたというキャラの存在を『再発見』した途端、『これは使える!』と思ったらしいのです」
ちょい悪令嬢「この作品自体、『実験作』であることから、あえて作風や世界観に統一性を持たせずに、『何でもアリ』をモットーに、考えつくままにアイディアを取り込んで、作品設定をどんどんと膨らませていくばかりなのですが、更にマンネリ化を防止するための新設定として、特に最近注目の聖レーン転生教団に関する設定を更に膨らませるために、いっそのこと作者自身の過去の作品の設定そのものをぶっ込んでみようとしたところ、実はあなたが作者の『小説家になろう』様初投稿長編作品である、『人魚の声が聞こえない』の
ちょい悪令嬢「ええ、作者お得意の、『狂気とエロス』大盤振る舞いの、超問題作でございます♡」
ちょい悪令嬢「うふっ、こんな超問題作を、Webにおける最初の長編シリーズ投稿作に選ぶんだから、この作者のおつむも、相当なものですわよね」
ちょい悪令嬢「それはもちろん、教団最大の秘儀であるところ、
ちょい悪令嬢「『人魚の声が聞こえない』の設定を土台にしつつ、あえて西洋と東洋の『人魚伝説』をごちゃ混ぜにして、自分が手塩にかけて育てた『人魚姫』を、愛するあまり憎さ百倍となった『海底の魔女』が食べてしまい、その結果『不老不死』となって、人魚姫の供養と再生を願って、『聖レーン転生教団』を創設し、以来影ながら教団の歴史と共に生きていき、歴代の教皇の身体を憑坐にして人魚姫が転生するのを、密かに待ち続けているという秘められた
ちょい悪令嬢「何せこれはあくまでも、『イメージ戦略』に過ぎないのですしね。『あなたのことを誰よりも愛しているので、真に一つになりたいから、食べちゃいました♡』って、むちゃくちゃ強烈にアピールするとは思いません?」
ちょい悪令嬢「だって、『狂気とエロス』こそが、この作者の何よりの
ちょい悪令嬢「しかも、『海底の魔女』と『人魚姫』が女同士であるところも、この作品のセールスポイントの一つである『百合』を存分にアピールできて、好都合ですからね♡」
ちょい悪令嬢「あら、知らないのですか? 『人魚の声が聞こえない』における『鞠緒』君も、メタモルフォーゼというかTS化というかで、銀白色の髪の毛に
ちょい悪令嬢「それこそが、『同性愛』というものを、極めるということなのですよ」
アグネス
ちょい悪令嬢「うわっ、びっくりした!」
アグネス
アグネス
アグネス
ちょい悪令嬢「──まあまあ聖下、落ち着いてください。今申したことは、これから先すべて実現されるというわけではなく、あくまでも裏設定みたいなものに過ぎないのですから」
アグネス
ちょい悪令嬢「はい、『実はこのような哀しき物語が、裏にあるんだよ』などといったふうに匂わせようとする、イメージ戦略のようなものに過ぎないのです」
アグネス
ちょい悪令嬢「まあ、すべてはこれから先の話の流れ次第ですが、絶対にあり得ないとは言えないものの、ここでこうしてネタバレ的に言及してしまったことから、その実現可能性は非常に低いものと言っても差し支えはないでしょう」
アグネス
ちょい悪令嬢「あるとしたら、本編から独立した『過去編』等の短編作品なんかが、現在作者のほうで考えられているようですが、少なくともそれに関しては、アグネス聖下に対する影響は、非常に微々たるものとなるように思われます」
アグネス
ちょい悪令嬢「──と、このように、『実験作』である本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』は、作者の既存のWeb作品の設定を積極的に取り込んでいこうかと思っていますので、ご興味があれば、モチーフとなるおのおのの過去作のほうも、どうぞご一読のほど、よろしくお願いいたしますわ♡」
かませ犬「最後の最後に、露骨な宣伝がきたな、おい⁉ それにそもそも、この特別座談会って、今回限りではなく、この先も続いていくわけなの?」
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