第2話

私はまず寝た。普通の人からしたら馬鹿げた話だと思うかもしれない。しかし聞く相手は私の中にいる人だ。喫茶店で自分の中の人と会話してもいいが、それもはたから見れば、独り言で変なことを言っている変人である。事実自分の中に人がいる時点で変人だが、そんなしらけた目で見られるような変人にはなりたくないなりたく無い。だから寝たのだ。寝たら頭の中に喫茶店が開かれている。そこに私と頭の中の人がいるのだ。どうやらそいつの名前はしまゆうと言うらしい。なんとなくもう一人のみのおちという人と性格などが似ていたと思う。だけど趣味とかが全然違っていて、どうやったらしまゆうとみのおちが会話できるか不思議なくらいだった。だって接点がないんだもの。まあ僕はその二人が喋っているところを見たことがないからどのような事を話しているか知らないが。まあそんなことはいいとしてしまゆうと何を話したかが問題だ。

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