「森の図書室、カザルスの夜」の続編となる今作品。
秋、貴文の元へ少女が訪ねてくるところから始まるこの物語。
前作を知っている分、すごく期待しながら読み進めているのですが、流石です!
期待以上の引きつけ方です!
まさか森野木乃香の遺児と名乗る人が登場したときは「おおーっ!」となるのは、必然ですよね!
しかし、物語はどんどん動いていき、静かに確信に迫っていく。
過去の遺産なのか。それとも……。
どんな事実であれ。
貴文は戸惑いながらも、考えるでしょう。自分がもし同じ立場なら、どういう顔をしたらいいかわからないですもの。
大人の私達だからこそ、静かに楽しめる素晴らしい作品かと思います!
是非、前作からご覧いただきたいです!