間日七
日曜日、終わりであり始まりの日。
少しずつ見え始める未来は一体どちらなのだろうか。
土曜日、少しずつ見え始める兆し。
今までの努力が芽生え始めた気がする。
金曜日、泥濘から抜き出すつま先。
今まで続いた泥沼の道の終わりが見え始めた。
木曜日、底の見えない深い深い闇。
未来なんてものは微塵も感じられなかった。
水曜日、徐々に遅れていく歩み。
周りの人間が結果を出す中、自分だけその場で足踏みしている気がした。
火曜日、日が沈み訪れる宵闇。
見えていた未来が希望だと知り、先の続く道は緩やかに下っていく。
月曜日、眩しいほど輝かしい誕生日。
これから始まる苦労など知らず、キラキラとした未来を確信していた。
誰しも愛されて生まれてきたのだ。
苦労が待ち構えているのは分かっている。
それでもまずは一歩、進んでみようか。
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