詩的に表現する事が詩ではない。

 詩的に表現した詩が人気になるのであれば、世間は詩の洪水となって人々の心を溺れさせているはずだ。


 しかしながら、現実は干ばつが続いている。


 そもそも詩とは何か、言葉とは何か、文字とは何か、改めて考えてほしい。


 詩的に表現する事に固執してしまい、それを形成する言葉の中身を伝えきれないようでは干ばつは終わらない。


 詩的に表現する事が詩ではない。


 それに気付けた時、世界に雨が降り注ぐだろう。


 その最初の一滴に、私はなりたい。

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