スーパーヒーローになりたかった
スーパーヒーローになりたかった。
なりたいで終わらせたくなかった。
スーパーヒーローは画面越しの存在で、なれる訳がないだろうと何度も馬鹿にされた。
桜が散り、木々に葉が生い茂る。
落葉するまでに燃えるように紅葉する椛。
私はスーパーヒーローにはなれなかった。
それでも誰かのヒーローに、あなたのヒーローに、そして自分自身のヒーローに。
「なれない」で終わらせず「なりたかった」で幕を閉じた私を、どこかのスーパーヒーローはきっと褒めてくれるはずだ。
もう君はスーパーヒーローだ、と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます