駄作の映画
今までの私の人生を映画にしたとして、それは一体どんな映画になるだろう。
甘酸っぱい青春なんてなく、大した努力もせず、素晴らしい成功を収めたことなど一度もない。
それはきっと吐いて捨てる程の駄作だ。
上映が終わると観客は総立ち。ブーイングの嵐。スクリーンに投げられるポップコーンのゴミ。
しかしどうだろう。その映画のエンドロールには、たくさんの人の名前が流れた。
私を産んでくれた両親から始まり、今までお世話になった人がズラリと並んでいる。
……なんて事を考えた時、今までの人生とこれからの人生に申し訳なく思った。
だからといって、すぐに生き方を変えることなんてできない。
まぁとりあえず、「ありがとう。」と言うところから始めようか。
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