act.8:HALMIT
ブレイディア王国最大にして唯一の湖であるコウシ湖の語源はよく分かっていない。
だが、この国の大半を占める山々から流れ来るその水は、いずれも名水と名高い物ばかりである。
そのコウシ湖北にまっすぐ進んだ先、もっとも太い川である場所「イリナ川」のほとり、ここより連なる山脈の入り口の、その山そのものをくり抜いて作り上げた様なダンジョンがそびえ立つ。
かつての名は、『知恵の竜宮』。
名もなきダンジョンが、人と魔族の戦争が終わった後に住み着いた『ある者』のせいでそんな名前ができた。
だがそれも二年前に名を変え、そびえ立つ要塞の形も変わった。
線路が延び、道が舗装され、そして新たな名がつけられた。
ヘルムス技術大学院
HELms Institute of Technology
略称「HALMIT(ハーミット)」
本来なら『隠者』を意味する言葉のこれは、大陸語圏での正しい綴りは『HARMIT』。
このように見事なまでに綴りが間違っているが、そこも愛嬌と皆好んでこの愛称で呼んでいる。
ここは、二年前の栄誉魔法博士卿が作り出した総合大型研究所にして、その技術を学ぶ意欲ある人間の為の学校。
入る条件は、推薦かここに住まう人間が作った試験に合格するかのみ。
僅か二年の内に、恐らくは大陸最高峰の研究機関の名と魔法博士にとっては至高の学び舎と化した場所。
その場所は、まだ陽の光が上りきらない朝の静寂に包まれていた。
***
━━ブゥン
魔力残量:100% 容量の劣化分:1.2%
時刻: 06:44(ブレイディア標準時)
起動時システムチェック:異常なし
光学センサー調整中……完了
ミネルヴァ・No.9《ノイン》 起動
「……」
専用総合メンテナンス機器『チェックマシーン』から、静かに起き上がる。
球体関節の見える
静かに、あくまでこの部屋の主を起こさない様、その人間の女性そのもの様な機械の身体を立ち上がらせる。
「…………」
手早く、純白のエプロンのわずかなホコリを払い落とし、部屋の一角にいる存在へ視線を合わせる。
チキチキ
バイタル:レム睡眠
聴覚センサーによる心拍、僅かな呼吸の乱れより、覚醒まで要約し10分〜15分と判断
タイマーセット:0:08:00 スタート
0:07:59
まず、部屋の隅にある小型冷蔵庫を静かに手早く開け、天然の水を冷やしていた物を特殊な湯沸かし器に入れる。
スイッチをオン。後は雷魔法の応用技術で5分とかからずに沸く。炎を使わないために目を離しても燃えはしない。
素早くドアから静かに出る。
そこからは全力疾走だ。
このHALMITはダンジョン、道が入り組んでおり、ショートカットを間違えば時間ロスは大きい。
小型『
関節内蔵の高性能であり小型の『
彼女の最高速度は、時速250km/h
おそらく彼女と同じ事情の『家政婦型自動人形(オートマトンメイド)』の速度を追い抜けるほどの速さだ。
なぜなら彼女は『
最新式のオートマトンメイドが、200km/h程度の速度では話にならないのだ。
そして、彼女は目的地手前10mの位置で完璧に減速し、歩きの速度で手早く衣装の崩れを治す。
おっと、と彼女は顔の人工筋肉を動かし、口の端を軽くあげ、見事な笑みを作り上げる。
オートマトンメイド基本原則第1条:
オートマトンメイドたるもの、常に人前では笑顔であれ
第2条:
オートマトンメイドたるもの、
第2条補足:
出来ぬという場合によっては、自己破壊もやむおえない
そう、自らは超合金の身体と人造意思を持ち、主人にご奉仕すべき使命を持って生まれた存在。
例え、些細な事だとしても、粗相をしてはならない。
「御機嫌よう、おはようございます料理長様」
「君が最初か。やはり早いね」
例えば、若くまだ柔和な顔立ちが強い、悪く言えば年端もいかない少年でもある、この食堂の料理長。
気さくで料理の指示以外で声を荒げない彼も、しかしこれでも宮廷料理人の筆頭をした事もある天才にして確かな腕を持つ職人。
敬意を払い、決して、決して粗相があってはならない相手には違いないのだ。
「いえ、偶々です。
失礼ですがパンツィア様の為に軽食をお願いしていいでしょうか?」
「ちょうど出来た所さ。
今日は、オグラ豆のペースト、東方の蛮族風の物をトーストに塗った物さ。
なかなか甘みが強い奴だけど、目覚めにはちょうどいいんじゃないかな」
「なるほど、これは美味しそうです」
外はカリッと中はふっくらな厚いトーストの上、ほんのり赤黒い物を塗りたくられた様子を見て、味わえないはずの味を想像してそう素直に言う。
同時に並列処理でモーニングティーの茶葉を選定しつつ受け取る。
「ありがとうございます」
「君ならパンが温かいうちに届けられると思うけど、ついでだコレを持っていくといい」
す、とホイップクリームの入った、こもHALMIT発祥の特殊器具である、人口樹脂でクリームを絞り出す物を渡される。
「ホイップクリーム……!」
「アクセントには良いが、きっと多めに必要だろうからね」
「お心遣いに感謝いたします♪
後々に食器と共にお返ししますね」
「まぁどうせだし全部使ってくれていいさ」
ありがとうございます、と一礼し、最高の笑顔を最後まで見せながら場を去る。
残り時間 0:04:21
再び加速するが、今度は慎重に進まなければいけない。
料理が乾燥せぬよう蓋をし、トーストが浮かないよう演算能力をフル活用して腕の力を微妙に変えながら最高速度で進む。
進むのは良いが問題は減速だった。
だが、オートマトンメイドMk-Ⅲの彼女にとって、皿からトーストが離れない加減で減速するのは容易い。
が、アクシデントというものは起こる。
「!」
残り500m地点、ダンジョン故に長い廊下の先に光学センサーがとんでもないものを捉える。
倍率を上げピントを調整したその先、
カクン、カクンと座らない首を揺らし、定まらない焦点の虚ろな目をした人影がいたのだ。
「ご主人様!?」
その異様な歩みはともかく、年齢の割に幼い顔立ちと低い身長の身体を、在ろう事か着崩れた寝間着で進むは、寝ていたはずの彼女の主人だったのだ。
「ご主人様!!パンツィア・ヘルムス様!!お気を確かに!!」
この際、多少トーストが跳ねても仕方ないと、やや強引に減速し駆け寄る。
「ヴォ……ォォオ……オハ、ヨ……!」
少女━━パンツィアはというと、カクン、カクン、と片腕を上げて虚ろな目を向けて、そう声を絞り出す。
「おいたわしや……10日間起き続け、『
「オナカ……スイタ…………」
「軽食を用意いたしましたので、 お部屋に一旦戻りましょう」
知力の欠片も感じないうめき声をあげる主人を優しくエスコートし、 部屋へと戻らせる。
***
「しばしお待ちくださいませ」
ヴィィ、という虚ろな返事を聞き、ちょうど良い熱さになったお湯をまずはティーポットに入れて温める。
紅茶に最適な温度とは、クリスティ式水標準温度にて97℃
温めたティーポットからお湯を捨てて、茶葉を小さめのスプーンで2杯。
その上で適切な温度のお湯を勢いよくティーポットへ注ぐ。
蓋をして、2分。茶葉の大きさと、このお湯に使った水の特性を考えるにここがベスト。
余ったお湯でティーカップを温める作業も同時にすれば完璧だ。
さて、スプーンでひとかき混ぜし完成。
温かいティーカップへ温かいお茶を回すようにそそぎ、濃さが均一になるようにし最後の一滴━━ベストドロップまで注ぎ入れて始めて完成する。
「お待たせいたしました。
東方蛮族風オグラ豆ペーストのトーストと紅茶にございます」
まだ程よい暖かさの残るトーストの上、ほんのり赤黒いオグラ豆のジャムの塗られた面の隅にアクセントのホイップクリームを添える。
「……イタダキマス……」
すぅ、と甘い香りを吸ったパンツィアは、目を細めたままそれを口に運ぶ。
サクッ
焼いた面のサクサクした歯ざわりとパンの味から一歩遅れて、強烈な甘さが、しかし決して不味くはない甘さが舌へと襲いかかる。
「…………」
「オグラ豆ペーストの甘さに合わせて、茶葉もアサイラム産のリーブラを使わせていただきました」
すすー、と一口すすれば、口の中の甘みがいい具合に解け、紅茶の香りとベストマッチして喉を暖かく通る。
まるで、胃まで到達した熱が、氷のようだった体の神経を駆け巡り、ほぐしていく感覚をパンツィアは覚えていた。
トーストを一口、二口、紅茶を一口、トースト、紅茶、トースト、トースト、紅茶……
ゆっくり、ゆっくり、しかし食べる手は止められない。
「もう一杯いかがですか?」
「……お願いしまーす……」
呂律がようやく回った状態での初めての言葉は紅茶のおかわりだった。
残り半分のトースト、今度はホイップクリームと共に口へ含む。
広がる、柔らかい甘さ。
例えるなら、オグラ豆のペーストだけなら上等なソファーに座る安らぎだとして、ホイップクリームを加えたそれは、自室のベッドの様な圧倒的な包容力を持つ。
とにかく美味しい甘みを最後まで堪能して……締めは紅茶の程よい渋みを味わう。
「……はふぅ…………」
ようやく、頭がスッキリした。
見るからに目の焦点は戻っているし、元の知性ある可愛らしい顔立ちのパンツィアに戻っていた。
「……ノイン、」
そして、パンツィアは彼女の名前を呼ぶ。
「はい、ご主人様」
「改めておはよ。美味しかったよ」
「お褒めに預かり恐悦至極です」
「……んん〜〜……ようやく起きたって言う感じ……!!
ふぅ……10徹なんてやるもんじゃないよね」
「メーザー殺獣雷属性砲の開発は、HALMIT総出の一大事でした。
おそらく、おやすみになられているうちには結果も出ているはずでしょう」
「ま、私はあれで倒せるなんて、これっぽっちも思っていないんだけどね……
ごめん、ノイン。ちょっと着替え用意して食堂の近くのシャワー室確保しといて!」
「承りました。ご日課でございますね?」
「ん、ひとっ走りしてくる」
手短に作業着を脱ぎ、下着を変えずにスポーツウェアへ着替えるパンツィア。
そのまま、靴を履くなり部屋を出て行く。
***
パンツィアは、親友から『我が竜騎兵の訓練よりハードだな?』と言われる日課がある。
部屋からダンジョンの外までの7キロ、そこから川を下り4キロ、対岸の街の見える湖畔の岸で、彼女だけが使える唯一の武術の一人稽古に30分、戻りに4キロ、食堂近くのシャワー室まで2キロ、
そんな走って稽古しての朝の日課を毎日続けている。
背も高くなく、体系も華奢な少女、それも学者のような人種にしてはかなりハードな鍛え方だったが、物心ついた━━━正確には転生した記憶をはっきり自覚した頃から距離を伸ばしつつ今日まで続けていた。
ただ、最近は周りや年下の人間が背が伸び色々出てくる中、鍛えてもそこまで伸びない、出てこない事を気にしているのだが。
閑話休題。
そして、終わったらシャワーを浴びて本格的に朝食を取るのだ。
「……あーあ、背が伸びてないなぁ……」
「そのままでもご主人様は魅力的なレディでございますよ」
「ノインは最初からナイスバディだからそう言えるんですー!」
「そんな事はございませんわ。
たしかにナイスバディなパーフェクトオートマトンメイドではございますが、それだけが女の魅力ではございませんもの」
受け取ったタオルで髪をよく拭いた上で、いつも通りの会話をし、ノインに任せて食堂へと向かう。
「あ……『タブレット』!」
「ここに」
ふと、そこで忘れていた物を思い出したが、そこは完璧なオートマトンのノインが持ってきてくれていた。
「ありがとう!じゃあ、朝食を済ませたら、今日はそのまま研究室へ向かうね!」
「はい、ご主人様。お気をつけて」
短く会話を済ませて、受け取った薄い板の様な物を持って食堂へ行く。
***
「ヴァー、アグアグアグ!」
「ブ……モッチャ、モッチャ……」
「ヨコセェ……朝メシィ……!!」
まぁ予想通りというか、食堂は見事魔法博士ゾンビの群れであふれていた。
皆、知力を無くした焦点の定まらない目と精気を失った顔で、カクカクした足取りで朝食を受け取り、失った知性を戻すために味わいもせず飯を書き込む。
皆、十日間連続で夜通し対邪巨神用兵器を作り、試験をし、量産していたのだ。
ある魔女の作った『狂騒魔剤薬(エナジードリンク)』の副作用もあって、まだ身も心もズタズタのままだ。
「ちくしょう!予想通りだれも味わってないじゃないか!!
今日みたいな日に限っていい素材が手に入ったっていうのに!!」
「クロワッサンさん、じゃあ後で感想を言うのでそのオススメを一つ」
「おぉ、パンツィアちゃん!
ようやく話が通じる人間が来てくれて嬉しいよ、ほらこれだ!」
渡されたそれは、卵とチーズのいい香りと、ベーコンとあらびきコショウがいいアクセントになって散らばる白いパスタ。
「ガルボーニャ!」
「飛竜の卵の『窯焼きパスタ(ガルボーニャ)』、腕によりをかけて作ってみたのさ!」
ありがとう、とそう年の変わらない若い料理長に礼を言い、弾んだ足取りでゾンビをかき分け席を探す。
「お!」
ふと、パンケーキの山が支配する一角が見える。
回り込めば、見知った顔が山を喰い崩していたので、隣に座る。
「おはよぉ、テトラちゃん!」
「ンナァ?」
パンケーキを頬張りながら、尖った耳の少女が振り向く。
「おー、パンツィアじゃねぇか〜!
おっはーだぜー!」
一応、6枚ぐらいフォークに刺さったパンケーキを外し、ドワーフらしき少女━━と言っても見かけで年齢が分かりにくい妖精種トップクラスな故にそうとも言えない━━が挨拶する。
「今日は少ないね〜、やっぱり10徹はキツかった?」
「そうなんだぜ〜、お陰でお腹があんまり空いてなくてよ〜〜……ンナァ、ンナァんか、抑えめになっちゃってなぁ〜……」
ばくばくとパンケーキを食べながら、身長の割に大きな胸をテーブルに乗せるよう前かがみになりそう呟く。
「まぁ、そうだよね……後半、夢見てるみたいな中で作業だったよね」
「命の危険感じたじぇ〜〜……あー、でも軽く食べたら少しは、空腹感戻ってきたかもンナァ〜」
パンケーキの山は無くなっていた。
残ったのは蜂蜜すらない綺麗で大きな皿だけだった。
「お、なんだよそれ〜、美味そうだな〜?」
「今日のおすすめだって」
「お、よっしゃぁぁぁ!!
料理長さ〜ん、オイラにこのパスタ抑え目の人間二十人分頼むじぇ〜〜!」
「加減しろバカ胃袋ドワーフ!!
いや作るけど!!!!」
「うっまぁ〜!」
「何これ濃厚〜!!」
そのガルボーニャはとてつもなく美味しかった。
一口、あるいは一気に一人前食べれば、濃厚さが口の中で爆発する。
「ようやくお天道様の下に歩ける身体になった気分だじぇ〜」
「生きてる幸せが口一杯に広がってるね〜」
「オイラどうせ講義午後からだし、この幸せの気分のまま日向ぼっこでもしようかな〜〜」
「あ、私朝からだった!!」
ふと、持ってきて薄い板のような機械を起動して、暗い画面に浮かび上がったいくつかの絵の中から、ある絵をタッチして予定表をそこに映し出す。
「まぁじかぁ〜〜。
今何時だ……あ、8時かぁ〜」
テトラも同じ様な機械を起動して、右上に映る時間を見て唸る。
「話変わるけどコレ便利だよなぁ〜?
こんな薄いのに時計も通信も予定の確認も設計図もメモも出来るなんてよぉ〜」
「シャーカさんの自動詠唱機の最新作の『
「発想はできても実現出来るのが難しいもんなぁ〜」
「ってうわ!?」
「なんだよビックリしたなぁ〜?」
「……国王陛下から魔力通信メール……」
マァジかぁ、と隣から勝手に魔力通信メールのボタンをタッチして、メールを開く。
『親愛なるパンツィア・ヘルムス魔法博士公爵へ
悪い知らせがある
速報としてすでに伝わっているかもしれんが、邪巨神討伐は失敗した
君達HALMITのせいではない
敵が規格外の存在だったからだ
それに大陸会議も散々な結果だった
話がまとまる前に聖マルティアの教皇陛下が自国の邪巨神出現の報により退去し、結局会議は数分で終わってしまった
国の長として恥ずかしい限りだ
さて、長い前置きとなったが、実は本日の午前9時ごろに私と魔王諸国連合の魔王殿が二人やってくる
HALMITの見学が目的らしい
それ以外のあるだろうが、視察なのは間違いない』
ブッ、と思わず吹き出す。
「お前なぁ〜、陛下に気に入られたのはいいけど、コレ絶対案内しろとかそういうことだろぉ〜?
講義できねぇなぁ〜」
「いや、続きがもっと恐ろしい」
ん、としたへ動かしたメールの続きを読む。
『ところで、ちょうどコレを書いていた今君の生徒を捕まえたのだが、
この際案内の最初は、君の講義が見たい
大陸の距離を縮めた魔法博士
動力の賢者
神の魔法を解き明かした者
そんな君の授業だ
魔王のお二人も気にいるだろうし、私も興味がある
案内の前に頼む
ブレイディア国王 クレド17世より
追伸:
シャーカ魔法博士達を随伴させてくれてありがとう』
「陛下は身内にフレンドリーに無茶を言う時があるから恐ろしいよ」
「はえ〜〜……ヤベーんなぁ〜〜、オイラだったらドリルが折れて即刻不敬罪で死にそうだんナァ〜〜」
ご愁傷様、といわれ、一旦ため息をついてから気合いを入れ直す。
「よっし、何しても緊張するなら…………
内容も内容、思いっきりやってみるかな!!」
「オメーさんもそういうメンタル
「天才かー……まぁたしかに、天からではないけど、貰った才能一個ある身だしね……運良く活かせた、ってのが大きいとは思うよ、実際……」
「でー、大陸の距離を縮めた女の授業ってどんな内容だぁ〜〜??」
「決まってんじゃん」
パスタの最期の一口を食べ終え、断言する。
「ようやく完成した『
***
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