変わらない景色

一人歩いて、何かを見つけて、少し笑って

一人泣いて、立ち直ってみて、少し進んで


いつも一人だけど

変わらない景色が不思議と

寂しいって気持ちを少し楽にさせてくれる

誰も見てくれないけど、ずっと同じ場所で

自分一人だけの世界の中で少しずつ

新しくなる空気を吸いながら生きてる


綺麗な花とか可愛い猫とか白い雲とか

一人でしか見れない景色を宝物にして


たまに出かけて色んな人を見て

ちょっと勉強になったって顔して帰って


やっぱりこの場所が好きだと思って

仲間っていっても

こいつ一人だけど、酒を飲みに行って


そんな日々が何もして無いようで

愛しくなってきたんだ


一人でいる時間が長いけれど

たまに会える人を大切にしたいと

そう、思えるようになった


晴れた日に窓を開けて

コーヒーを飲みながら

生きてきた日々を思い返して


大人になったな

なんて呟いてみて


明日は何処へ行くだろう

またこの場所で生きるのか

それともまた、少し

出かけてみるのだろうか


変わらない景色の中で

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