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2021年6月1日 11:59
ばあちゃん宅の周りは平らで、田んぼばかりだった。そこは都会の一歩手前だというのに、田んぼの周りには街工場があり、溶接の赤い火や金属音が響いていて引き戸を開けて道路までの敷石に足を置くと、小さなあまがえるがぴょんぴょん跳ねた。田んぼの水はぬるく、浮草の間からこちらを見るかえるの眼。違う自然があって。その記憶って何なんだろう。考えているけれど、わからない。
作者からの返信
コメントありがとうございます。都市と農村がせめぎ合うような景色の記憶をお持ちのようで、羨ましいです。どうか、過去に遡って、あまがえるが殺されることのないよう、祈らせてください。
ばあちゃん宅の周りは平らで、田んぼばかりだった。そこは都会の一歩手前だというのに、田んぼの周りには街工場があり、溶接の赤い火や金属音が響いていて引き戸を開けて道路までの敷石に足を置くと、小さなあまがえるがぴょんぴょん跳ねた。田んぼの水はぬるく、浮草の間からこちらを見るかえるの眼。違う自然があって。その記憶って何なんだろう。考えているけれど、わからない。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
都市と農村がせめぎ合うような景色の記憶をお持ちのようで、羨ましいです。
どうか、過去に遡って、あまがえるが殺されることのないよう、祈らせてください。