活動報告13
お疲れ様でございます。
活動報告もいよいよ大詰めを迎える所となりました。
今回からは、複数作品を応募してくれた方の作品をフィーチャーしてお送りしたいと思います。
本日のお方は、最多応募数を誇る、奈月沙耶さん!
◼︎一作目
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887211315
第一回目の活動報告でご紹介させて頂いた本作は、甘い青春を素直かつ丁寧に切り取った筆致が多くの読者様のハートを射抜きました。風景や動作、心情それぞれに出色の表現が登場しながら、それでいてとても読みやすいという点が大きいと思います。
描写などに凝りだすと、どうしても飾り気が多く読みにくくなりがち。
文章を書く、ということに溺れずに、伝えることに真摯に向き合ったことが良い結果に結びついたのだと思います。
書き進める時、自分の筆致に納得がいかない時、参考にしたい作品です。
◼︎二作目
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887235428
夏男と春子の青春物語を、教師の視点から見つめた本作。大人向けと銘打っているだけあり、主人公の特有のスレた目線がスパイスになっています。恋愛で苦労したり、お腹いっぱい、なんて人が読まれると、おおいに共感できるのではないでしょうか。
ポイントとして、主人公は二人の物語に対して、完全な傍観者では無いという点です。教師と生徒。恋愛については一見別次元に生きる両者が交わる時を切り取っています。
◼︎三作品目
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887261410
衝撃でした。物語の語り手はなんと、おばあちゃん。穏やかなお年寄り独特の、やわらかい口語体で綴られる、見守りたくなる恋愛が描かれています。
おばあちゃんは介護を受けているという設定もとても胸にくるのですが、その後のおばあちゃんの行動がまさにアンビリーバボー。心温まるエンターテイメントとして完結しています。
◼︎四作目
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887349565
ついに来ました。明日の黒板のある意味で集大成。語り手はなんと「黒板」です。
作品自体も素晴らしいのですが、多くの「明日の黒板」を読んだ後にたどり着くと、胸に来るものがあります。
◼︎まとめ
四作中、三作品が当事者では無い人物の語りをセレクト。全作品が一人称仕上げとなっているので、その視点と文体の違いを楽しむ事ができます。
どの作品もとても勉強になりますので、この機会に読み比べてみてはいかがでしょうか。
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