第6話 模擬通学(大学編)

======大学======

大学のバス停に着いた。現在8:30。家を出てから約3時間。

長い道のりだった。


「やっと着いたあぁぁぁ!」


「ふぅ。覚悟しとったけどやっぱ遠いわ。」


今日大学でやることは、

・大学内を探検

・学食を食べる

・教科書を数冊買う   だ。


まずは学内の探検。

並木道を抜けて右に曲がると、工学部棟が見えてきた。


「ここが工学部棟。まあ、想像通りって感じやな。」


「結構古そうだね。」


もともと工業高校だったそう。なら納得がいく。しかも施設が充実している。


そして今度は教科書を買う。指定された教科書の一覧が置いてあるところへ行き、○を付けてレジに並ぶ。


「工業力学と、微積分、物理学を買おうか。あんまり多いと荷物になるし。」


「そやね」


僕らはレジの列に並び、待った。

教科書を買い、中をパラパラと見てみた。


「意外と高校の内容もあるんだね。もっと難しいと思ってた。高校の教科書とっておいて良かったぁ~」


「高校の内容復習しといた方が良さそうやね。」


このあと大学内をぶらぶらと歩きまわった。

さすが大学。結構広い。

そしてお昼ご飯にちょうどよい時間になり、学食へ向かった。


「え、ランチ500円?!安い!」


「うどんとかだと250円だよ。」


「なにこれ、素晴らしい…笑」


結局二人ともうどんを頼んだ。ランチは入学してからのお楽しみにしておこう。


「「ごちそうさまでした。」」


食べ終わったので、もう帰ることにした。

バスで最寄り駅まで行き、定期を買った。

まぁ…高い。3時間かかるだけある。でも一人暮らしするより安く済むし、趣味にお金かけられるとおもえば、安いもんだ。


帰りの電車は二人して爆睡した。

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