顔の荒野への応援コメント
自主企画「ファンタジー世界の『旅』の物語」にご参加いただきありがとうございます!
一話200字、という文言につられてつい一気読みしてしまいました。
幻想的で、シュールで、ギャグで、ホラーでと、微妙な感情を揺さぶる不思議な旅の物語で、「次は、次は」と読むのが止められませんでした。「ちょっと長い篇」の方もとても面白かったです。
どのお話も面白かったですが、「万年桜」と「冥界のトロッコ」が好きです。
「散らない花の価値は、咲かない花と同じらしい」というのは言われてみればそうですが、普段は全然気が付かなくて、でも思うところもあって、そういう事をリアル感じさせる物語の強みのようなものを感じました。
「楽しいという感情ほど、この世とのつながりが強いものはないではないか」というのも唸らされる一言ですね。
無為に、無目的に旅をしていても、その先で起こる事を楽しんでいる、だから無気力になるでなく根無し草でも生きている。私自身はそんな話を書きたい、という思いで旅の物語を書いているので、この一言で全て持って行かれた気がします。
こちらの作品はまだ連載中とのことなので、今後も楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
その土地に通りすがる他所からきた旅人だからこそ見える価値があると思うんですが、「万年桜」は特にその傾向の強い内容だと思います。どんな観光地も住民にとっては見慣れた景色なんですね。ただ外から来る人に賞賛されるとこの見慣れた景色に誇りを持つようになっていくもののように思えます。万年桜もそのうち住民にも愛される花になると思いますよ。
「冥界トロッコ」はオチを考えずに書き始めたら自然にこの結論に至ったという、旅について自分でも考えさせられた作品でした。好奇心こそ旅の最大の動機だし、人生を楽しむ一番のスパイスなんですね。
とても嬉しい感想ありがとうございます。ネタが思いついたら忘れた頃に新作が追加されると思いますので、よろしくお願いします。
笑葬への応援コメント
故人のために笑って送り出す、という風習は聞いたことがあるような、でも実際はきっと笑えない人がいるんじゃないかと思った覚えがあります。
そうか、笑顔の仮面ですか……なんともシュールですね。周囲の人だってそれを見たら笑顔でいられなくなると思うのですが、この地方ではどうしてそうなったのか気になるところです。
作者からの返信
感想ありがとうございます♪
言われれば確かアフリカのどこかで葬式に故人の棺を担いでお祭り騒ぎをしている映像を見た覚えが…。
どこの土地でも故人の弔い方はよかれと思ってやり始めたものが定着したものだと思うので、こうした葬送をした方が故人のためにいいと言い出した人がいたんでしょうね…。