主よ、人の望みの哀しみよ

Banka13 俺の歌の羽休め

第148話


 いつか、一緒に。


 彼とそう誓いを立てた日のことを、ゼクトールは今も鮮明に覚えている。

 どれだけの月日が経とうとも、一日たりとも忘れたことは無かった。


 幼馴染である彼と度々口論をし、時に殴り合いをしながら邁進まいしんし続けてきた日々は尊き糧だ。

 憎まれ口を叩きながらも、共に切磋琢磨して上を目指してきた。互いの性格からくじけそうになることは無かったが、それは一人ではないからというのも大きかったかもしれない。

 そうして今、ゼクトールは枢機卿の中でもまとめ役に立ち、頂点に近い場所にいる。

 そして、彼は。



〝えー、春男ってことか。良いじゃん良いじゃん! 俺にピッタリ!〟



 能天気な笑顔が似合う彼も、また。あの日の頃の誓いを果たし、そこに在る。



 自分達は、誓いを果たした。どんな形であれ、望んだ場所にいる。

 そう。そこに、間違いはない。



 彼は今、自分と共に、確かに在るのだ。











 かつかつと、ゼクトールの足音が神聖なる廊下に響き渡る。

 目的の部屋の扉の前にたたずむと、控えていた教皇専属の近衛騎士達が一斉に頭を下げて道を開いた。

 相変わらず重々しい。内心で溜息を吐きながら、ゼクトールは形骸けいがい化したノックをする。


「失礼致す」

「――うむ」


 教皇の返事が聞こえるか否かのところで、ゼクトールは扉を開ける。

 途端、こもった嫌な空気がむわっと鬱陶しいほどに漂ってきた。同時に、少年少女のか細い卑猥ひわいな悲鳴も上がる。

 奥に目を向ければ、ベッドの天幕の向こうに、うっすらと絡み合う肢体のシルエットが映っていた。

 室内には他に誰もいない。また教皇の戯れが暴発したかと、頭が痛くなった。嫌な時に来たものだと運の無さを嘆く。



「ゼクトール」

「……ただいま戻りました。猊下げいか、そういう行為は夜にして頂けぬか」

「何を言う。こういう幼き子供というものは、いつ何時でも食べ頃の内に食べておくもの。……こういう風にな」



 天幕の向こうで、無遠慮に子供の片足を教皇が掴み上げる。

 途端、一際大きな嬌声きょうせいが上がった。ゼクトールにそういう趣味は無いので、いい加減にさっさと話を終わらせたい。


「切り裂き魔の件、滞りなく」

「……第十三位の対応は」

「問題はありません」

「……あの、聖歌騎士は」


 カイリのことか。


 あの第一位の試合以来、教皇はカイリのことを気にかけている。第一位の団長と友人関係というのもあって益々興味を引いている様だ。

 とはいえ、第十三位を堂々とかばった彼には元々良い印象は抱いていないらしい。洗礼の対象だとも聞いていた。

 だが、理由はそれだけではない。



「彼なら、今のところ特に何も」

「……の息子、何もせぬとは思わぬ」



 忌々しそうに吐き捨て、教皇は乱暴に目の前の存在をがっつく。

 子供達の声に少し痛みが混じったのを耳にし、ゼクトールは不快を閉め出す様にまぶたを閉じた。



 カイリの素性は、もう教皇には知れている。



 ゼクトールもとっくに掴んでいた情報だ。フランツは第十三位の団長として彼を養子にし、隠れ蓑にした様だがまだまだ詰めが甘い。

 そこかしこに、教皇の手足は潜んでいる。洗脳という仮面を被って。

 とはいえ。


「……あれだけ、似ておってはな」


 カイリの容姿を思い出し、ゼクトールは重く溜息を吐く。

 カイリの背景に関しては、手足を使わなくとも知れた。カーティスにも、その相手にもよく似ているのだから。

 フランツもゼクトールに出会った時に警戒はしていただろうし、本人にも何も伝えてはいないはずだ。

 だが、フランツはそれでもカイリの願い通りに未だゼクトールと付き合いを持たせている。

 彼は、本当に甘い。――情に、甘過ぎる。

 だからこそ、『彼』とも馬が合ったのだろう。


「ゼクトール。お前、彼と親しくしてると聞く」

「……ええ。その方が色々とやりやすいので」


 本当にカイリのこととなると気が短くなる様だ。

 適当に聞き心地の良い言葉を選んで答えたが、無感動な声に一匙ひとさじの苛立ちが混じる。


「奴は、害悪。気を付けよ」

「……承知致した」


 素直に頷いたが、それでもまだ腹立たしさは収まらないらしい。今日はしつこいなと感じたが、無感動ながらも胡乱気な眼差しに、ゼクトールも気を引き締める。



「……お前。昔から、やけにカーティスを恨んでいたはず。だが、……気、変わったか」

「――」



 彼からその名前を出され、ゼクトールの脳裡に強くあの時の映像が映し出される。荒波に呑まれぬよう、遮断する様にまぶたを強く閉じた。

 だが、カーティス、と名を舌に転がせば、どうしてもあの日の記憶は追いかけてくる。心が再び荒れ狂い、飲み込まれていく。

 恨んでいるか、と言われたなら、答えなど一つしかない。



〝―――――! ……何故、……何故……っ‼〟



 抱き上げ、赤い空に吼えたあの日のことを、忘れるはずもない。



「……あの時のことはっ。憎んでも、憎み切れぬわっ」



 絶望と憎悪に駆られた、かつての光景を思い出す。

 同時に、一瞬たける真っ黒な激怒が、ぶわりとゼクトールの体から吹き荒れるのを感じ取る。

 すぐに鎮めたが、教皇には充分伝わってしまったようだ。愉悦ゆえつまみれた笑いを、しわがれた様に垂れ流す。



「ならば、良い」

「は……」

「その内、あの息子、洗礼に呼び寄せる。心に留めよ」

「――」



 その内。



 今すぐではないが、時期は近いということか。

 思っていた以上に早かったなと密かに驚く。カイリとの仲もまだ付き合いが浅くて不安定だ。

 計画を実行に移すためにはもう少し準備をしたかったが、彼がその気になったのだ。仕方がない。修正を加えながら、こちらも動くとしよう。

 しかし。


 ――本当に、性急であるな。


 ここまで焦るとは思わなかった。いつもならば、もう少し育ってからというのが通例だ。事実、カイリは今も聖歌の力が強いが、まだまだ育つ余地がある。

 それでも心では今すぐにでも消し去りたいというのは、カイリという存在が気になって仕方がないからだろう。

 実際、彼は既に騎士団からも注目を浴びつつあった。新米の聖歌騎士で実力はまだまだ底辺であるのに、不思議と目を離せない何かが彼にはある。膨れ上がって、無視出来ない存在になってきているのは間違いない。

 実際、ゼクトールも同じだ。



〝おじいさんにも、お土産、買ってきますね!〟



 何も知らないまま、ゼクトールに無邪気に笑顔を向ける子供。

 接触には成功した。仲の深め方が浅かろうと、もう充分だ。これ以上傷が広がる前に片を付ける方が良いだろう。憎き対象を葬る良い機会でもあるのだ。

 上手く事に運んで、まとめて片付けてしまえば良い。

 そうだ。



 全て、片付けるのだ。この手で。



 あの日、親友と共に誓った通りに、ゼクトールは為すべきことを成し遂げるだけだ。



「猊下のご判断は、懸命なものかと」

「うむ」

「……しかし、ケント殿は許さぬでしょうな」



 だが、現時点でこの計画には大いなる問題が潜んでいる。最大の障害である、現第一位団長のケントだ。

 彼は教皇のお気に入り。彼には教皇も一定以上の配慮をしている。

 洗脳という手段を取らなくても、ただ面白いからと揶揄やゆして教皇に組した男。真っ向から意見を述べる生意気な彼のことを、教皇はいたく気に入っている様だ。

 彼が幼かった時にも性的対象にしていない、数少ないお気に入りの一人である。

 現に、教皇はゼクトールの進言にわずかに唸って躊躇した。よほど彼の機嫌を損ねるのが恐ろしいらしい。


「ケント。確かに、まずい。……ゼクトールよ、何か妙案はないか」

「……ふむ」


 あごに手をかけ、ゼクトールは計画の道筋をおさらいする。

 ここ十七年。何度も何度も描いてきた大切な計画だ。ケントという障害が混じったからといって、頓挫させるわけには決していかない。

 そう、せっかく訪れた絶好の機会なのだ。今を逃せば、もう二度と達成は不可能だろう。

 この計画には、ケント以外にもう一つ重大な欠点があった。



 間違いなく遂行するには、絶対的な『餌』が必要だったからだ。



 餌が極上で、かつゼクトールの望みを達成できる程度に聖歌語に耐性が無ければ意味がない。

 故に、計画の肝がいつ聖地に訪れるかと待ち侘びていた。誰を生贄にするかと目を皿にして騎士達を観察し、該当する者達を選んで慎重に機会を待っていたのだ。


 その時に現れたのが、カイリだった。


 これ以上無いほどの餌としての要素を兼ね備え、彼はゼクトールの前に現れた。

 あの時偶然見つけた時の衝撃は忘れない。こんな奇跡があるのかと、複雑過ぎる邂逅かいこうに感謝した。

 本当は、少なからず抵抗はある。彼は特に何かの罪を犯したわけではない。他にも理由はあるが――実際、良心がとがめる部分は多々占めているのだ。

 それでも。



〝いつか、一緒に――〟



 もう、絶対に引き下がらない。

 そのためには、カイリには確実に教皇に捕まってもらわなければ困る。全てを釣るための、不可欠な存在。



 カイリは、餌以外の何者でもない。



 実際、まだゼクトールにとってはよく知らない人間だ。この計画が遂行されれば、互いに何も知らないまま終わる。

 故に、全てが終わった後、縁も綺麗さっぱり消えるだろう。少なくとも、彼の中では二度と思い出したくない人間となるはずだ。

 自分達は、所詮それだけの関係なのだ。

 計画が終われば、全てが終わる。


 だから、もう悔いは無い。


「まずは……、近々とある筋から第十三位に依頼が舞い込むとの情報が入っております」

「……ふむ?」


 教皇が興味を示した。

 彼はゼクトールの言葉には割とあっさり食いつく。これも互いの縁の成せる業かと自嘲した。


「その任務の合間に、混乱を作り出します。一部、別の騎士達もこちらに引き込み、捕らえてみせましょう」

「……む。良い案」

「相手方は、表向きはともかく、絶対にこちらに盾突けない相手。例え依頼が完遂されなくても文句は付けて来ないでしょう。……この意味、お分かりですかな」

「……なるほど。然り」


 その言い回しだけで、依頼相手が誰か理解した様だ。話が早くて助かると、逸る気を抑えながら続ける。


「なので、その前に仕込みをする必要があります。カイリを捕える機会を作る時に、第十三位を孤立させる様な状況に追い込める様に」

「……然り。だが、どの様な理由」

「何か教皇の重要な誘いを蹴られたとか、軽く扱われたとか、何でも良いかと」

「何でも」

「大体、言いがかりなどそれこそ大量にあるはず。それくらい猊下なら軽いものでしょう。少しは猊下も考えて下さい」

「……む」


 呆れ気味に溜息を吐けば、教皇は唸る様に押し黙った。

 こんな風に軽口を叩けるのは、彼が元々は幼馴染だからだ。



 ゼクトールは、教皇とは幼い頃から共に過ごしてきた。



 喧嘩をし、殴り合いをし、言い合いをしながら隣に並び、夢を見てきた。

 騎士になり、ひたすらに一緒に上を目指し、頂点に上り詰める。

 そしていつか、この国を二人で動かしていくのだと。



 誓い合ったあの頃の約束を、ゼクトールは永久に忘れはしない。



「カイリのみを捕らえた方が楽ではありますが、第十三位を身動きできない状況にすると一挙両得かと。あの団はそこまで警戒する戦力では無くとも、厄介な人間は揃っている。万が一を考えるべきかと」

「なるほど。しかり」

「ですが、カイリを捕らえてしまえば、あとはこっちのもの。洗脳するのであれば、猊下の聖歌語ならすぐかと」

「当然」


 大した自信だ。

 しかし、実際教皇の洗脳の力は強い。大抵の聖歌騎士達はすぐさま落ちていった。近衛騎士達の聖歌語の加勢も、それを盤石なものとしている。

 例え失敗する事態に陥っても、洗脳のために近衛騎士達全員を総動員する方に持っていけば、教皇はまた一考するだろう。

 普段、近衛騎士は半分は必ず見回りに行かせる。不穏分子の摘発や、反乱の種を摘み取るためなど、絶対に全員を教皇の元に集めるという真似はしない。

 だが、今回ばかりは全ての手を打とうと動くはずだ。絶対に仕留めなければならないと、教皇が考えているのが手に取る様に伝わってくる。



 何せ、今回はが相手なのだ。



 執着するのは相手も同じ。

 ゼクトールもまた、執着せざるを得ないほどに。


「もし第十三位が逃げた場合は、騎士団を動員して追いかけます。ですが、世界各国への指名手配は、カイリを完全に洗脳してからの方が良いでありましょうな」

「何故」

「それは、全員に事態を知られるということ。カイリの人脈がどれほどかは分かりませんが、万が一ということもあります。……猊下の洗脳が強力であれ、邪魔が入ると面倒なことこの上ないので」

「む……」

「しかし、洗脳しきってしまえば彼らにもう勝機は無い。後は、駒となったカイリを餌にします。おびき出すには何とでもでっち上げられましょう」

「ふむ。なるほど」


 内容を口にしながら、ゼクトールも確認していく。

 どこかでほころびがあったなら、その都度自身で修正していけば良い話だ。聖歌隊を呼ぶと言い出した場合のことも考慮しておくことにしよう。

 そう。



 憎きものを葬るのに、今更手間を惜しみはしまい。



「ケント殿には、計画実行前に何かしら理由をつけて国外にやる。それが一番でしょう」

「……然り」

「そういえば、……最近エミルカの国境が騒がしい気がします。気がする、だけではありますが」

「……、うむ。騒がしい」


 適当にでっち上げたゼクトールの言に、教皇もすぐに察知して乗る。

 カイリを締め上げる理由は、教皇に考えさせるとしよう。ここまでお膳立てしたのだ。少しは思考を働かせてもらう。


「ケント殿は教皇にお任せする。何より教皇の命令ならばお聞きになるであろう」

「うむ。当然」

「ケント殿を追いやれば、後はこちらの独断場。ただし、洗脳の合間にカイリは何としても殺さぬよう」

「……む」

「殺してしまえば、ケント殿のかせが無くなります。彼は……非情。冷徹で残忍でもある。この意味、お分かりいただけると」

「……うむ。仕方なし」

「ただし、洗脳したカイリを餌に、更に猊下にひざまずくことでしょう」

「うむ。当然」


 カイリを洗脳して人質に取り、今は自由気ままなケントも支配下に置く。

 教皇の筋書きを満たすには、この方法が一番だろう。それは、彼も重々承知なはずだ。

 故に、彼も乗った。

 これで、計画は走り出していく。


「……頼む、ゼクトール。早速、動く」

「仰せのままに、我が主」

「……うむ」


 短く交わし、ゼクトールは退出する。もうここに用事など存在しなかった。

 ここまでは予定通り。ここからは、何としても成功に向けて踏ん張るしかない。

 それが、ゼクトールの悲願だ。十七年前から、それこそ何度も悪夢の様に夢を見ていた。



「……カーティス」



 全ての元凶となった人物の名を口にし、ゼクトールは部屋を後にする。

 その向こうで、ひたすらに救いを求める様な悲鳴が聞こえてきたが、聞かないフリをして無情に扉を閉めた。











 ゼクトールが去った後も、一心に教皇は幼気いたいけな子供達をむさぼった。

 ただひたすらに、無感動に、無表情に、彼らがどれだけの悲鳴を上げようが、泣き喚こうが、血を流そうが、一向に構いはしなかった。

 彼らは、単純に『餌』でしかないのだから。餌にいちいち気を揉む生き物はいないだろう。


「……、カーティス」


 ぼそりと落とす声は、真っ黒に染まり切っていた。

 まるで仇を何度も刺し殺す様に、教皇は目の前の餌を蹂躙じゅうりんする。



「憎し、憎し、憎し、憎し、憎し、憎し、……カーティス、憎し、憎し、カーティス、憎し、カーティス、…………………………」



 ひたすらに二つの単語を繰り返し、教皇は組み敷いた存在を貪る。呪う様に何度も吐き出しながら、教皇は虚ろな目で暴虐の限りを振るった。


「カーティス、カーティス、カーティス、カーティス、……カーティス、……」



 カーティス。



 ぽつん、と零した名前が、無様に床に落ちる。空気がひび割れる様に鳴動し、一層悲鳴が大きくなった。



「カーティス、……カーティス。……カー、……か、っ、……い、……」



 かすれる様なささやきが、教皇の口からあふれ出す。

 虚ろな瞳は何も映さない。組み敷いて暴力を振るっている相手すら、もはや見てはいなかった。


「か、……わ……い、かーてぃす。……がった、……かーてぃす。……、……カー……」


 もはや何を呟いていたのか。

 分からないといった顔をしながら、教皇は目の前であえぐぐ存在を喰らった。断末魔の様な絶叫が室内に満ち、しばしの静寂が訪れる。

 教皇は呆けた様に真っ直ぐ前を見つめた。下で微かにうごめく存在など、もはや歯牙にもかけてはいない。


「かーてぃ、す。……っ、……ゼクトール……。かーてぃす、……、……カーティス、……は、……」


 虚ろな顔で、虚ろな瞳で、虚ろな声で。

 教皇は、一匙ひとさじ――本当に一匙の感情を顔に、瞳に、声に乗せた。



「――カーティス、は。……ゼクトール。たの、……俺、の、――……」



 何かを言いかけて、教皇の瞳が再び冷えた熱を灯す。

 そこにはもう、感情の一欠片も残されてはいなかった。



「カーティス、憎し。憎し、憎し――」



 無感動に繰り返す呪詛が、再び室内を真っ黒に満たしていく。

 そこにはもう、教皇以外に声を上げる者は誰もいなかった。


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