姫騎士バイブレーション
今日は午前授業なので俺は、お互い名前呼びで初めて乃希亜の家に昼食を作る為お邪魔することになった。まぁその日の午後の二時から乃希亜は、一学期の三者面談があったので、あまり長い間時間に入れないので、その分彼女とイチャイチャしたいと思った。
「相変わらず、お前の、作る飯はうめぇな!!!」
「おう、残さず食えよ」
今日はあいつの冷蔵庫にあるものを使って適当にチャーハンを作ることにし、乃希亜は喜びを浮かばせながら沢山食ってくれて、その後は三者面談で保護者の松村さんが来るまでに俺達カップルは、俺が貸したエロゲを一緒にやることにした。
ちなみに貸したのは、ファンタジー戦記もののノベルエロゲだ。
なぜそれをしたのかというと、乃希亜が今度出るエロゲはどうも凌辱ものの姫騎士エロゲらしく、姫騎士というものはどう演じればいいのか分からない為、すでに持ってる姫騎士作品で役の勉強をしようとしてるのだ。
今度出る作品は凌辱ものなのでそう言う類は苦手だけど、最愛の彼女であり推しのエロゲ声優が出てる作品なのでどんな作品であろうと購入を決めすでにアマゾンで予約をした。
まぁ姫騎士ものは俺のコレクションでは今やろうとしているこの作品しかなかったけど、そもそも王道ノベルゲーと抜きゲの姫騎士って趣向は似てるのか?
姫騎士というジャンルは、純愛物だと基本、主人公に遭遇→オークに遭遇→くっころ→直前に主人公が助けてくれる→惚れる→個別ルート→EDだけど
抜きゲの姫騎士ものは聖人主人公は皆無なのでオークに遭遇→くっころ→凌辱BADENDという流れだからな。
というか、単純に考えれば凌辱されるかされないかの問題だけど、そんなのは気にしなくていいだろう。
いや、それよりもこれをやらせるより樹かざーさんあたりに凌辱もののエロゲでも借りてそのジャンルになれるべきだったか・・・・
まぁそんなこと考えるより今は乃希亜と付き合うのが先決だ。
そう思いながら一緒に手を握りプレイする。
俺達は椅子を二つ使いPC画面でそのゲームを適当にシナリオを進めていた。俺はこのゲームを一度プレイしてるのでこれからのシナリオは予測できるのでそれなりに楽しめたが、隣の乃希亜は初見なのでこの王道展開に目を輝かせていた。良かった満足できて。
その後夢中に作品を進めて頃合いと思い時計を確認するとドンピシャでも まもなく松村さんが来る時間まで迫ったようだ。
「おっもうすぐ時間か・・・・・オッサンが来るな・・・・」
「そうだな・・・・松村さんが来るとお開きか・・・・」
「別にいいじゃねぇか・・・・・今日バイト休みなんだからオレが帰ってくるまでここに居ろよ・・・」
「いいのか・・・・・」
「・・・・・・・・・冗談だ。いくら彼氏だからって付き合ったばっかりなんだからえ・・・・・・遠慮しろよな・・・・」
「本当はいて欲しい癖に・・・・・我慢しやがって」
「うっせぇ・・・・・ちょっと用を足してくるわ!!!」
乃希亜は照れながら部屋に出てトイレに行ったようだ。まったく、いつになったらその照れ屋のところはいつ治るんだか・・・・
コロ・・・・・・
「ん?」
なんだ・・・・・・先ほど強く障子を強く締めたせいか、PCを置いた机の隅に置いてあった、箱のようなものが落ちて中身が開いたぞ・・・・・
その正体を見ると絶句し背中に雷が走った。
「こ・・・・・これは、電気マッサージ・・・・・」
そう呟き俺はそれを持って振動させる・・・・
ブブブブブブブブブブブブブブブブブ
ま・・・・・・間違いない、本物のデンマだ・・・・
まさかこれを・・・・・乃希亜が・・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『あっ・・・・・んっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡・・・・ミヤ・・・・いい』
いやいやいやいやいやいやいやなんで俺は真っ先に自慰を妄想するんだ。多分単純に・・・・マッサージに使うんだろ?ほら・・・声優って声を使うから想像以上に体力使うから・・・・ほぐす為に・・・・
「色は・・・・どこからどう見てもピンクだよな・・・・・・・普通こんな色のデンマを電気屋が売ってんのか?」
とりあえずそのデンマの匂いを嗅ぐことにした・・・・なんか独特な匂いがすんな・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ん?背中になにか背中から殺気のような気配を感じるけどなんだ・・・・・
振り向くと・・・
「てめぇ・・・・・一体何をしてんだ・・・・」
乃希亜は顔を震わせ、ブチ切れる一歩手前の顔をしていた・・・・・えらいお早いトイレだな・・・・
「くっ・・・・・・・殺せ」
「うっせぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!その通りにしてやろうかぁぁぁぁぁ」
その後俺は正座をさせられ、事情を説明する。
ちなみに乃希亜がすぐにここに来たのは先ほど強く障子を閉めた際に落ちた音で引き返したところ俺がデンマを見つけてたところを見てその後何をしてたかコッソリ覗いてたようだ。
「どうもすみませんでした・・・・」
「あ・・・・ああ、オレもこんな所でこれを置くのも悪かったけどな・・・・・それよりもこのこと誰にもいうんじゃねぇぞ・・・・」
「言うわけないだろ?彼女の性癖を知っていいのは世界で俺だけだ」
「おい、お前一回殴ってもいいか?」
その発言焼け石に水だった・・・・
「あのな、誤解しちゃ悪いが・・・これはな自慰の為じゃなくて普通にマッサージに使うためなんだぞ・・・」
「やっぱりか・・・俺も最初はそう思ったよ」
「お前そう言ってる割にはデンマの匂い嗅いでたよな?」
「すんません・・・」
どうしよう・・・・完全に怒ってるよ・・・・・このまま松村さんが来て帰るのだけどこのままじゃ後味が悪いな・・・
「なぁお詫びといっちゃなんだがこのデンマを使ってお前をマッサージしていいか?」
「あ?・・・・・なんでだよ。もしかしてコレ使っていやらしい事するんじゃねぇのか?」
「な訳ないだろ。俺が黙ってそんな事をすると思ってんのか?」
「この前、勝手にキスをしやがったやつが何言ってんだ・・・・・・・・まぁこれでお前の気が済むのならそれでいい。・・・・・・・・ただし勝手に変なところを触ったり、突っ込んだりしたら、ぶっ殺すからな・・・」
その言い分だとフリにしか聞こえないんだけど、
とりあえず乃希亜は、無防備の状態で後ろ向けに寝ようとしてるのだが、なぜ、俺の目の前で大胆に尻を向いて寝るんだ。
恐らく無意識なのだが、こういう大胆な行為は思春期男子は興奮するので止めてくれ・・・・
しかもスカートも短いから少しアングルを低めに映すと完全にパンツが見えそうなんだけど・・・・・
しのごの考えても仕方ない。さて言われるがままデンマを作動するか・・・・
ブブブブブブブブ
「んん・・・・」
なにもしてないのになんでいやらしく声を漏らしてんの?本当はやって欲しいんじゃないのか?
「おら、なにしてんだ?サッサとしろ」
言われるがまま実行に移した。マッサージをする為に身体をほぐす順番なんてあるか分からんがまずは腰でいいだろ。
ブブブブブブブブ
「んん・・・・・・いいぞ・・・・・この調子でやれ・・・」
「ああ・・・・・」
ブブブブブブブブ
「ん・・・・・・・」
この調子で一通り背中をやるのだが、なにかつまらないな・・・
エロゲ的にはこういうイベントにはちょっとしたサービスシーンがあるけど、実際はなんかこのまま終わりそうで地味だな。
「おい、ミヤ、さっきから黙ってどうしたんだ?」
「え?」
「さっきから、オレがやっていてつまらないだろ?なんならそのデンマ貸してやろうか?」
「いや・・・・・」
「なんだよ、なんか不安があるなら言ってみろよ。大抵の事なら我慢してやる・・・」
マジでか・・・・・なら怒られそうだが実行するか。
まず乃希亜を起こし足を真っすぐに広げさせようとする。このまま乃希亜へのマッサージは継続し次は足裏をマッサージをするのだが、足裏は一人で出来るので、俺達にしかできない少しエッチな二人しかできない足裏マッサージをしようと考える。
「これでいいのか?」
「ああ・・・・あとさホンの少しでいいからさ、俺がマッサージをしてる間さ、練習してる姫騎士エロゲの台本を棒読みでもよんでくれないか?」
「あ!!!!やっぱりいやらしい事考えてるじゃねぇか・・・・」
「確かにそれもあるけど、声優である以上はどんな状況でも耐えなければいけないはずだろ?それとも、敏感すぎて声が出せないのか?」
「んな訳ないだろ!!!さっさとしやがれ!!!」
毎度思うのだが、なんでヤンキーってのはちょっとした挑発でも見栄えないで受けるんだ?
「じゃあやるぞ・・・・」
「ボソボソ・・・」
「え?」
「くそ・・・・・油断した。この気高き騎士エアリスが、オーク如きに背後にとられるとは・・・・」
え?まだマッサージしてないのにもう役に演じているよこの人・・・・
確か乃希亜が演じる姫騎士ってのはエアリスという名のとある王国のお姫様のようで、台本をチラッとしか読んでないが、正確は見ての通り、男勝りの口調でプライドが高い性格の典型的のくっころヒロインで、オーク討伐の為に魔物の森に向かうのだが、オークの罠に見事にハマってしまい捕らわれ身ぐるみをはがされた状態らしい。
「離せ・・・・無礼者・・・・・これ以上な行いをするとただではすまないぞ・・・・」
さすが、乃希亜だ、こういうキャラの姫騎士でさえ、俺の想像にあった声使いをしてるな・・・・・というかこれ完全にハマってるよな。
ブブブブブブブブブブブブブブブブ
「な・・・・・なんだ貴様・・・・この卑猥な形をしたものは・・・・・・?それをわたしに突っ込もうというのか・・・・・・?」
ブブブブブブブブ
デンマの先端が足裏に接近すると震えた声色だけではなく身体も身震いしていた。
そしてそれを突っ込む。
ブブブブブブブブ
「んんんあ!!!!!が・・・・・・・・・がぎ・・・・こわ・・・・・・・・・こわれ・・・・・・・る・・・・・・・脳だけではなく・・・なかも・・・・・・はれ・・・・・つする・・・・・」
すると完全にキャラになってきたか、姫騎士が感じてるシーンを完全に投影してるかのように、乃希亜も悶絶していた・・・・・・
その後デンマを両方の足にマッサージするのだが、乃希亜は完全に役を演じてきているので部屋中に黄色い声が響きあっていた。
今思えば完全に悪いことしたなと・・・・・後悔の念しかなかった・・・
「ぐががががががががががががががががががが・・・・・クル・・・・・・ウ・・・・・・・・クル・・・・・・ウ・・・・・がががががが」
恐らくこのシーンは獣の声に似た絶叫声で、オークに侵されるシーンなのだが、
乃希亜はそれをリアルで追及する為に近くにあったタオルを噛みしめながら悲痛な声を漏らしていた。
完全に我を忘れてハマってる・・・デンマを止めてもこの状況だよ・・・・そう思い頬を軽く叩いた。
「ああああああああああ!!!!!がががががっがががががっがが!!!!イイ狂ったぁ・・・・・完全にぃ」
「おい、乃希亜・・・・・・乃希亜・・・・・」
「はぁ・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・ミヤ・・・・・・どうした?」
「お前キャラに溶け込み過ぎだ。マッサージは途中で止めたよ」
「はぁ・・・・・・・・はぁ・・・・・・」
部屋中にクーラがかかってるのを関わらず完全に汗だくの状態だった。
それにしても改めてプロだと思ったわ。ただの声だけなのに・・・・ここまでリアルを思えるなんて・・・・実体験なしで独学でここまでやるとは・・・・やはり天才か?
「ミヤ・・・・・・終わったのなら終わったと言えよ。たく・・・・・これから学校行くのに汗だくだくじゃねぇか・・・・・・着替えてくる・・・・」
そう言いながら、息が上がった声を出しながら、別室に向かって着替えて行った。
すると、その直後入れ替わりでいつから居たか分からないが松村さんが音なく部屋に入ってきた。
いつのまにいたんだよ・・・・・
「ま・・・・・・松村さん・・・・・・」
「大河君・・・・さっきの光景ずっと見てたよ」
松村さんは軽くため息を吹きかけていてバツの悪そうな顔をしていていた。
「姪と付き合ってたがが外れるのはいいがまともな付き合いは出来なかったのかね?」
「す・・・・すみません」
怒っては無かったが言葉に重みを感じた。
もっとまともな彼氏彼女の付き合い方を考えればよかったな・・・・
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