121_才能枯渇の四半世紀
クリエイターを目指していた
とっても楽しかったし充実してたよ
でも気づけば25歳になりました
天才って言われる成功者は
10代とか20代前半で夢を掴んで
僕は今分岐点にいるみたいだ
このまま進めばきっと普通には戻れない
このまま退けばきっと自分には戻れない
僕はもう天才じゃないって気づいてる
それなのにずっとクリエイター気取り
夢も結果も掴んでない名ばかりの人です
それでも生まれてくる作品らしいもの
自己満足のかけらが集まった粗大ごみ
持っておくのも捨てるのも躊躇してさ
心に残るのは価値のないものばかり
いや価値は自分が決めるもんだって
強がってるだけなんだけれど
だってもし誰かが評価してくれて
スポットライトを浴びれるなら
喜んでこの作品を譲渡するに違いない
自分の作品は自分で使う
自分の作品は自分の子供
そんな大層な事も言ってたな
いまじゃチラつくどう売ろうかなんて
お金の話ばかりですよ
まったく醜い25歳のクリエイター気取り
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます