121_才能枯渇の四半世紀

クリエイターを目指していた

とっても楽しかったし充実してたよ

でも気づけば25歳になりました


天才って言われる成功者は

10代とか20代前半で夢を掴んで

僕は今分岐点にいるみたいだ


このまま進めばきっと普通には戻れない

このまま退けばきっと自分には戻れない


僕はもう天才じゃないって気づいてる

それなのにずっとクリエイター気取り

夢も結果も掴んでない名ばかりの人です


それでも生まれてくる作品らしいもの

自己満足のかけらが集まった粗大ごみ

持っておくのも捨てるのも躊躇してさ


心に残るのは価値のないものばかり

いや価値は自分が決めるもんだって

強がってるだけなんだけれど


だってもし誰かが評価してくれて

スポットライトを浴びれるなら

喜んでこの作品を譲渡するに違いない


自分の作品は自分で使う

自分の作品は自分の子供

そんな大層な事も言ってたな


いまじゃチラつくどう売ろうかなんて

お金の話ばかりですよ

まったく醜い25歳のクリエイター気取り

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