　久々に、ドラマを一気見した。

　ミステリに飢えていたのもあるが、通しで見たいというのがあった。

　星野源氏が、少しヤサグレ気味の元エリート捜査一課の役。

　綾野剛氏が、問題児だが優秀な陽キャを演じる。

　メロンパンの移動販売ワゴンに乗って、機動捜査隊404を担当する。

　機動捜査隊とは、主に初動捜査を担当する部署で、役目を終えたら即終了の部署らしい。

　とはいえ、彼らは独自で自分たちのできる範囲内で捜査をして、事件を解決に導いていく。　

「働き方改革で開発された新しい部署」という設定も面白い。

　警視庁の一室から、うどんの水切りができるキッチン付きの離れに移動する。

　あおり運転、車内の老夫婦を人質にした殺人犯、1億を持って逃げる女など、それぞれ事情を抱えた事件を解決していく。

　また、主人公たちの過去にもスポットが当たる。

　元エリートの志摩は、捜査に無関係な人物を犯人と断定していた元部下を糾弾して、死に追いやったことを悔やんでいた。

　成り上がりの伊吹は、師匠というべき人物に認知症の疑いが出始めている。

　この辺のドラマが暗い方向へ向きすぎず、かといってコントにもならないという絶妙なバランス感覚がいい。

　適度にドライであり、熱い。

　キャラクターものではあるんだけど、血が通っている感覚がある。

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