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【アニメ】 サイバーパンク エッジランナーズ

　ゲームサイバーパンク2077の前日譚としてネトフリで公開されたアニメ。

　主人公は貧困層の学生で、母親に学費を払ってもらっている。

　しかし、本人は優秀ながら電子ドラッグに夢中で授業もまともに効かない。同級生には不良呼ばわりで煙たがられている。

　あるとき母親が仕事で手に入れた軍用サイバーウェアをめぐって、少年の運命は変わる。

　ギャング同士の抗争に巻き込まれて母親が死に、学費を払えなくなった主人公は退学処分となる。

　母の形見であるサイバーウェアを金に変えないと、家も追い出される。

　自分の運命を呪った主人公は、自分を変えるためになんと軍用のサイバーウェアを装着してしまう。

　好き勝手暴れた後、主人公は謎のハッカー少女と出会い、惹かれていった。

　しかし、それもワナだった。

　彼女は、サイバーウェアを回収しにきたハッカーだったのである……。

　すべてを失った少年が、サイバーウェアを手に入れて無敵になる話。

　主人公はどういうワケか、サイバーウェアを起動してクロックアップしても精神を病まないという特異体質が。

　ウェアを駆使して少年はじょじょに強くなっていくのだが、同時に大切なものを失い続ける。

　このアニメはすごくて、炎上しまくって過疎っていた原作ゲームが、アニメ公開のタイミングで100万人もプレイしてくれたとか。

　また、本アニメの聖地をゲーム内で巡礼できるというパッチまでできた。

　それだけ、このアニメの凄さがわかるだろう。

　最初から引き込まれる主人公の悲劇、そこから展開される快進撃。

　一〇話という短いストーリーながら、濃厚でスピーディな物語進行。

　エログロナンセンス及びゴア表現。

　令和の時代ながら、内容は九〇年代アニメっぽい。

　ストーリーもさることながら、作品の登場人物も魅力的である。

　特にレベッカ。

　アメコミチックな作風でも珍しい、毒舌ロリキャラである。

　しかもこの見た目でCVは「黒沢ともよ」氏だ。

　アイマスの赤城みりあである。

　当初、開発側でもこういうロリキャラは

「作品世界を崩壊させる懸念材料」

　として、没になりかけたそうだ。

　それをトリガーがゴリ押し。

　見事、作品世界に溶け込んだ最重要キャラとして君臨する。

　レベッカを見るだけでも、このアニメは価値がある。