　またタイトーのゲームから。

　ダライアスシリーズの外伝という位置づけ。

　主人公たちの母星を制圧しに来た、魚類型戦艦を撃退するSTG。

　他のSTGでいう「ボム」の役割を果たす、「ブラックホール」が、弾回避アイテムとして採用されている。

　ちなみに、このゲームでの「ボム」は、地上を攻撃する「ミサイル」のこと。

　パワーアップを取りすぎず、「最強一歩手前が最強」といわれる作品だ。

　このゲーム最大の売りは、なんといっても音楽集団『ZUNTATA』の曲である。

　一面からいきなり聞かせてくれる。

　面を進行していくうちに音楽が盛り上がっていき、最高潮のところで大戦艦が尾ひれでビルを叩き壊して登場！

　この演出で、もう魂は持っていかれている。

　他の面は曲がジュリアナっぽかったりと、当時の流行を物語る。

　で、最終面の演出も見事だ。

　ラスト曲と面進行がシンクロして、これまた曲のクライマックスの場面でドーンとラスボスが登場するという流れになる。

　重厚感あふれる巨大戦艦との絶望的な戦いに、物悲しい音楽がマッチして、哀愁が漂う。

　この演出は、後に続編の「ダライアスバースト」でも活かされる。

　話が長くなるので、それはまた、ダラバーのネタを出したときにでも。

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