015−F――仮面ライダージオウ 第31〜36話(特撮)
EP31・32「2001:めざめろ、そのアギト!/2001:アンノウンなキオク」
前エピソードのブレイド編に続き、平成一期ライダーであるアギト編。放送開始前から「アナザーライダーが登場するなら、アナザーアギトはどうなるんだ?」問題にも終止符が打たれます(笑。
物語としては「ソウゴたちがアナザーアギトの出現を知り、戦っていく中で仮面ライダーアギトにも出会うもアギトの力が奪われてしまい、取り返すまでの話」と実にシンプルでどストレート。それ故に「アナザーアギトを止めたい」という欲求とアギトライドウォッチが必要だが、奪われて敵の手に落ちてしまうという現実という葛藤が見やすく、ドラマとしてもわかりやすかったですが、そのストレートさから生まれる余剰部分に記憶喪失であり、タイムジャッカーと同じ力を持つことが判明したツクヨミの葛藤やアギトではおなじみだった「BELIEVE YOURSELF」が流れる中でのジオウトリニティとアギトトリニティによるダブルライダーキックなど、特撮的なサービスシーンてんこ盛りの回でした。
特にツクヨミの葛藤はアギトである津上翔一も元は記憶を失った状態から力を得たという似た境遇である故に彼女の背中を押せるという翔一でなければ描けない展開が入っていたのが非常にグッドでした(笑
ストーリーライン
フェーズ1
・アナザーアギトがG3の演習に乱入する
・ソウゴたちがアナザーアギトの事件を知り、動く
・アナザーアギトの事件を風谷真魚から聞いた津上翔一がパリの店から日本に向かおうとする
・ソウゴがツクヨミが過去の記憶を失っていることを知る
・再びG3の演習に現れたアナザーアギトにソウゴ、ゲイツ、ウォズが変身して戦闘となる
・アナザーアギトが人間を襲い、アナザーアギトが増殖する
第1プロットポイント
・ツクヨミが時間を止める現場をスウォルツとウォズが目撃する
フェーズ2
・アナザーアギトが撤退する
・ソウゴとゲイツがレストラン「AGIΩ」を訪れ、風谷真魚と出会う
・津上翔一が日本に帰国する
・店を出たソウゴたちがウォズと合流し、再びアナザーアギトが出現したと聞いて現場に向かう
・ツクヨミにスウォルツが接触し、アナザーアギトを差し向ける
・ソウゴたちがG3ユニットを襲うアナザーアギトと戦闘になる
・追われるツクヨミの元に津上翔一が現れ、仮面ライダーアギトに変身し、アナザーアギトと戦う
・ソウゴたちの前からアナザーアギトが消える
・仮面ライダーアギトの前に複数のアナザーアギトが現れる
・オーラがツクヨミを人質に取り、津上翔一が仮面ライダーアギトの力を奪われ、アギトライドウォッチがウールの手によって生成される
・津上翔一がアナザーアギトに襲われそうになり、ツクヨミが再び時間を止める
・ウールがアギトライドウォッチをアナザーアギトに埋め込み、アナザーアギトが仮面ライダーアギトとなる
・ツクヨミがソウゴたちから離れる
・ソウゴたちがツクヨミについて考える中、翔一が「一緒にいてあげればいい」と答える
・仮面ライダーアギトがアナザーアギトを引き連れて暴れ、ソウゴとゲイツが翔一と別れ、現場に向かう
・ソウゴとゲイツが変身し、アナザーアギトと戦うが増殖の歯止めがなく、ピンチに陥っていく
・ウォズがスウォルツに接触し、タイムジャッカーの力はスウォルツから分け与えられていたことが明かされる
・津上翔一がツクヨミに接触し、自身の本名が「沢木哲也」であり、記憶喪失であることを明かし、「自分は自分だ」と諭す
第2プロットポイント
・ツクヨミがソウゴとゲイツの元に駆けつけ、再び仲間としての信頼を取り戻す
フェーズ3
・ウォズが合流し、仮面ライダーアギトの元に駆けつける
・ソウゴ、ゲイツ、ウォズが変身し、増殖したアナザーアギトと戦う
・翔一がG3を使って戦闘に参加する
・ジオウⅡがアギトライドウォッチを取り戻し、翔一が仮面ライダーアギトとしての力を取り戻す
・ジオウがジオウトリニティに変身し、アギトもトリニティフォームとなる
・ジオウトリニティとアギトトリニティフォームがアナザーアギトを全て倒す
・翔一がアギトライドウォッチをソウゴに渡し、去っていく翔一にツクヨミが礼を言う
EP33・34「2005:いわえ!ひびけ!とどろけ!/2019:ヘイセイのオニ、レイワのオニ」
今回は響鬼編。ということで仮面ライダー響鬼から桐矢京介とトドロキが登場。トドロキさんは響鬼でもお馴染みだし、ディケイドでも出演していましたが、桐矢京介に関しては「誰?」ってなりましたし、個人的に演じられている中村優一さんは電王の桜井侑斗の印象が強かったので意外でした(当時リアタイで見ていましたが、まだ小さかったので記憶の彼方に行っていたのでしょう)。
それはともかく、物語展開としてはライドウォッチを手に入れることが目的のソウゴよりかは襲名もしていないのに響鬼を名乗り、優しさゆえにアナザーヒビキとなってしまった弟子の始末をつけられない京介の葛藤がメインに据えられていましたし、その末に響鬼としての力を手に入れるストーリーも非常にカタルシスがありました。あとウォズがキャラ迷走を起こしていましたし(初期の頃を思うとホント砕けましたね)、ウォズが戻ったと思ったらトリニティ直前にゲイツが面白行動を取ったりとトリニティ変身前が地味にネタになりつつあるのも笑えました。
ストーリーライン
フェーズ1
・鼓屋ツトムがアナザーヒビキとなる
・ウォズがソウゴの誕生日をどう祝うかで悩む
・ソウゴが小学校時代に鬼になる夢を持っていた鼓屋ツトムとの思い出を語る
・鼓屋ツトムを探すソウゴとゲイツの前にアナザーヒビキが現れ、戦闘になる
・ジオウとゲイツの前にトドロキが現れ仮面ライダー轟鬼へと変身するが、突然の横槍でアナザーヒビキを取り逃がす
第1プロットポイント
・変身解除したソウゴたちの前に仮面ライダー響鬼を名乗る桐矢京介が現れる
フェーズ2
・ソウゴから事情を聞いた桐矢京介がライドウォッチを預けるためにソウゴたちに特訓を課す
・ツクヨミがトドロキに接触し、アナザーヒビキの正体と桐矢京介について話を聞く
・ソウゴに合流したツクヨミがアナザーヒビキが現れたことを伝え、ソウゴとゲイツが先行して向かう
・仮面ライダー轟鬼がアナザーヒビキと戦うが、ウールに邪魔され、駆けつけたソウゴとゲイツが変身してアナザーヒビキとの戦闘を引き継ぐ
・ウォズが戦うようツクヨミに促されるが、拒否し、ツクヨミに「人を祝うことをわかっていない」といわれ、ショックを受ける
・ジオウとゲイツがアナザーヒビキを倒すがその正体が鼓屋ツトムであることが明かされる
・ウールがアナザーヒビキライドウォッチを再起動し、アナザーヒビキが復活する
・桐矢京介が現れ、アナザーヒビキとゲイツとの間に割って入る
・現れたトドロキから桐矢京介が響鬼ではなく、響鬼を襲名できなかったただの鬼であることが明かされる
・アナザーヒビキの攻撃を受け、桐矢京介が変身解除されるがアナザーヒビキが撤退する
・ソウゴがツクヨミとクジゴジ堂に帰ってきたウォズと共にトドロキの元に向かう
・ソウゴがトドロキから響鬼の襲名のシステム、弟子と師匠の関係などを聞き、ウォズをトドロキの一日弟子とすることを提案する
・桐矢京介が鼓屋ツトムの卒業アルバムを見てクジゴジ堂を出る
・アナザーヒビキが現れ、ゲイツが戦闘になり、合流したジオウも参加するが桐矢京介が割って入り、アナザーヒビキが逃走する
・ウォズがトドロキに自身の悩みを打ち明け、「そばにいるだけで祝福ではないか」と諭される
・ソウゴが桐矢京介と会話し、かつて鼓屋ツトムとの会話を話し、「ツトムにとってはアンタが響鬼だったんだ」と告げる
・ソウゴたちが桐矢京介と共にアナザーヒビキの元に向かう
第2プロットポイント
・桐矢京介がアナザーヒビキに自身の思いと決意を語り、ヒビキライドウォッチが桐矢京介の元に現れる
フェーズ3
・桐矢京介が仮面ライダー響鬼に変身し、アナザーヒビキと戦う
・ウォズがソウゴに合流し、仮面ライダージオウトリニティに変身し、仮面ライダー響鬼と共に戦う
・ジオウトリニティと仮面ライダー響鬼が共にアナザーヒビキを倒す
・桐矢京介がヒビキライドウォッチをソウゴに渡し、鼓屋ツトムが再び桐矢京介に弟子入りする
・クジゴジ堂に帰ったソウゴがゲイツたちに誕生日を祝われる
EP35・36「2008:ハツコイ、ウェイクアップ!/2019:ハツコイ、ファイナリー!」
キバ編ということでアナザーキバの登場とソウゴの初恋について語られます。
今回注目なのは脚本が平成一期系で多数の脚本担当し、ディケイド20話以降、TVでの仮面ライダーに関わられていなかった井上敏樹さんであることでしょう。
その上での感想として毛色違いすぎの属性大渋滞という感じでした(笑)。人間関係はかなりドロドロしてねちっこいですし、釈由美子はアナザーキバでありながらアナザーキャプテンアメリカ兼妖怪マンホール女でしたし、ソウゴはいままでより情緒がやや不安な感じでしたしゲイツは語尾にニャをつける迷走っぷり、終いには突然やってきて場をとっちらかした仮面ライダーギンガなど、なんというか……いままでの平成二期系ライダーストーリーに慣れていた分、余計に異質さが目立ちました。
ホント色々考えたら負けみたいな展開もりもりで、ファイズとかやってた当時はこんな濃いものを見せられていたのかと謎の感慨に浸れました。
ストーリーライン
フェーズ1
・刑務所に収監されていた北島祐子が元恋人と面会する
・北島祐子がオーラによってアナザーキバとなり、刑務所を脱獄する
・ソウゴが初恋のエピソードをゲイツたちに語る
・ソウゴが時計の修理に来た弁護士の忘れ物を届けにいく
・弁護士の前に北島祐子が現れ、アナザーキバとなって襲いかかる
第1プロットポイント
・ソウゴが現場に現れ、ジオウに変身。アナザーキバと戦う
フェーズ2
・ソウゴが変身解除されるが、同じく変身を解いた北島祐子の動作から彼女が初恋の人ではないかと考える
・北島祐子の前にオーラが現れるが、彼女が下僕で使い走りだと告げる
・ソウゴたちが北島祐子が脱走犯で、冤罪に追い込んだ関係者を襲っていることに気づく
・ソウゴが彼女が初恋の人であるとゲイツたちに告げる
・北島祐子が担当検事の前に現れるが、ソウゴたちが駆けつける
・ソウゴたちと話す北島祐子にオーラが攻撃を仕掛け、アナザーキバとなる
・ゲイツが変身し、アナザーキバと戦う
・ソウゴも変身しようとするが北島祐子に関する断片的な過去のイメージを見る
・アナザーキバの攻撃でゲイツが変身解除された直後、空から流星が落下し、ソウゴたちが駆けつける
・隕石から仮面ライダーギンガが現れ、その場に現れたソウゴたち、タイムジャッカー、アナザーキバを攻撃する
・ソウゴがジオウトリニティに変身し、ギンガと戦うがまったく歯が立たずに敗北する
・ギンガから撤退したソウゴたちの前にスウォルツたちタイムジャッカーが現れ、共闘を提案する
・スウォルツを筆頭にして北島祐子にギンガ討伐の協力を申し出るが北島祐子が拒否し、ギンガのことはなかったことにすると告げる
・ソウゴが北島祐子が初恋の人だという確信を得る
・北島祐子が冤罪となった事件の真相を知るためにゲイツが過去に飛ぶ
・北島祐子が冤罪事件の関係者を襲う
・ギンガが街で暴れ、ウォズとジオウ、タイムジャッカーが戦う
・ジオウがギンガの流れ弾に当たりそうになった北島祐子を救う
・ウォズとスウォルツの攻撃を受け、ギンガの動きが止まる
・ソウゴが北島祐子に手当てをされ、復讐をやめるように諭して受け入れられるが、現れた次狼がガルルに変身し、ソウゴもジオウに変身して対抗するが敗北し、次狼がソウゴにキバライドウォッチを手渡す
・ツクヨミが北島祐子の元恋人の元に赴き、北島祐子が冤罪ではないこと知る
・ゲイツが過去で北島祐子の犯罪を目撃する
・北島祐子が消し損ねた裁判関係者たちを襲い、ソウゴがそれを目撃する
・ツクヨミとゲイツが合流し、北島祐子が冤罪ではないとソウゴが知る
・ギンガが太陽をエネルギーにしていることが発覚し、再び襲いかかる
・ソウゴたちの前にギンガとウォズとスウォルツが現れ、ソウゴとゲイツが変身して加勢する
・ジオウⅡがギンガの攻撃を受けそうになるが、北島祐子が守り、アナザーキバとなってギンガとの戦闘に加勢する
第2プロットポイント
・ジオウⅡ、ゲイツリバイブ、ウォズの三人がギンガを倒す
フェーズ3
・スウォルツがギンガミライドウォッチの生成に成功するが、ウォズに奪われる
・元恋人の結婚式に北島祐子が現れ、襲いかかろうとするがソウゴたちが阻止する
・ソウゴたちが変身し、アナザーキバと戦う
・ウォズがギンガファイナリーとなり、アナザーキバを倒す
・北島祐子が「全人類の傘になれ」とソウゴに告げ、オーラの攻撃によって殺害される
・ソウゴが由紀と出会い、彼女が初恋の人であることに気づく
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