015−A――仮面ライダージオウ 第1〜6話(特撮)
あらすじ
常盤ソウゴは「王様になりたい」という夢を持つ2000年生まれの普通の高校生。他人からは白けた反応をされるものの、子供のように純粋に王様への夢を持ち続ける彼の前に突然赤いロボットが現れる。なんの予告もなく襲いかかってくるロボットによってピンチに陥るソウゴだったが突如乱入した少女・ツクヨミによって助けられる。そしてツクヨミから自分が未来では最低最悪の魔王――オーマジオウになって人々を苦しめていると告げられ、ショックを受ける。
同時期、ツクヨミたちと同じ時代からやってきたタイムジャッカーたちがオーマジオウに代わる新たな王を擁立しようと歴代仮面ライダーたちの名を奪った怪人・アナザーライダーを誕生させ始める。その一体であるアナザービルドが人々に襲いかかるを姿を見て、ソウゴはツクヨミの警告を受けながら「最高最善の魔王になってみせる」と自らの運命を受け入れながらもその結末を覆す決意をし仮面ライダージオウとなる。
概要
平成仮面ライダーシリーズ20作品記念作品であり、平成最後の仮面ライダー。
監督は前作の『仮面ライダービルド』から引き続いての参加となる田崎竜太や水辺大好き諸田敏、アクションをやらせれば右に出るものはいない坂本浩一などが担当。
メインライターは『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』でシリーズ構成を務め、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』でもメインライターを務めた下山健人。
平成最後の仮面ライダーということで、もちろん視聴させてもらっていますが歴代平成仮面ライダーとのクロスオーバーといえば、『仮面ライダーディケイド』が思い浮かびます。ですが、今回は平行世界の仮面ライダーたちと出会っていたディケイドの時とは違い、オリジナルの仮面ライダーの出演者が友情出演することで盛り上がっていました。
EP01・02「キングダム2068/ベストマッチ2017」
ついに始まった平成最後の仮面ライダー。1・2話はジオウ編とビルド編がやや前後しながら語られる形ですが、主人公であるソウゴが状況に巻き込まれながらも、ジオウになることを自らで選択していく様は非常にヒロイックで違和感なく見ることができました。
同時に今回は仮面ライダービルド/桐生戦兎と仮面ライダークローズ/万丈龍我が登場していますが、ライダーとしての記憶を無くしてる状態の演技はめちゃくちゃオタク感満載ではっちゃけてましたね。でも2話での変身して戦っている時はカッコいいんですから演技力が凄いなと思いました。ジオウの造形も複眼に思いっきり「ライダー」と書いてあったりして造形の振り切った感がすごかったですが、やっぱりエフェクトが付いて動き出すとカッコいいです(笑)。
しかし、まだ物語の始まりなのでソウゴがなぜ王様になることにこだわるのか、ゲイツがなぜゴーストとドライブのライドウォッチを持っていたのか、タイムジャッカーたちはなぜ新たな王を生み出そうとしているのかなど謎が多いですね。特にソウゴが王様にこだわる理由は彼の行動に深くリンクするので今後語られることを期待したいです。
ストーリーライン
フェーズ1
・ツクヨミによって2068年のオーマジオウとなった自分の姿をみるソウゴ(プロローグ)
・普通の高校生活を送っていたソウゴがブランクライドウォッチを手にするも手放し、自宅であるクジゴジ堂に帰宅する
・ソウゴの前にウォズが現れ、直後ゲイツのタイムマジーンに襲われるがツクヨミに助けられ白亜紀に逃れる
・オーマジオウの映像を見た後(プロローグ)、白亜紀から1671年に移動し、2068年の現状がツクヨミからソウゴに伝えられる
・再びソウゴの手にブランクライドウォッチが現れる
・ゲイツが現れ、逃げるが彼の妨害で2017年11月30日に迷いこんだソウゴが仮面ライダービルド――桐生戦兎と仮面ライダークローズ――万丈龍我に出会う
第1プロットポイント
・同じ2017年でウールによってアナザービルドが誕生する
フェーズ2
・アナザービルドがスポーツ選手たちを襲い始める
・2018年に戻ったソウゴがスポーツ選手を襲うアナザービルドと出会う
・ウォズが現れ、王になることを勧める一方でアナザービルドと戦いながらツクヨミがそれを止めようと説得するがソウゴが「最高最善の魔王」になることを決意し、仮面ライダージオウとなる
・ジオウがアナザービルドと戦い、勝利する
・ゲイツが現れ、仮面ライダーゲイツに変身。ゴーストアーマーを装着しジオウに襲いかかる
・ツクヨミの手を借りつつ、ゲイツの追撃から逃れるソウゴ
・ウールの手によって倒されたアナザービルドが復活する
・ソウゴの前に再びウォズが現れ、タイムジャッカーの目的がオーマジオウに代わる新たな王の擁立であると話す
・ゲイツが復活したアナザービルドと戦う
・クジゴジ堂に帰ってきたソウゴの前に再びウォズが現れ、アナザービルドとゲイツが戦っていることを伝える
・苦戦するゲイツたちを助けたジオウが復活するアナザービルドを見て、戦兎たちならなんとかできるのではないのかと考え、彼らを探す
第2プロットポイント
・ソウゴが仮面ライダーとしての記憶を失っている戦兎(葛城巧)と龍我と会い、アナザービルドが一時的に倒されたことで記憶が戻り、彼らの持っていたブランクライドウォッチがビルドライドウォッチとクローズライドウォッチに変化。二人がそれをソウゴに託す
フェーズ3
・ライドウォッチを託した戦兎の言葉からジオウとゲイツがアナザービルドを倒すために過去に飛び、2017年で戦う戦兎と龍我の前に現れる
・ウールが戦闘に介入し、ソウゴに「邪魔をするな」と警告し、アナザービルドの正体(正史では事故で選手生命を絶たれた男)を教えるが「自分で動かさない時間は動かない」と自らの考えを述べるソウゴの前からウールが去る
・ジオウがビルドたちと共闘するが戦いの最中にビルドの力が完全に失われる
・ジオウがビルドアーマーを装着する
・ジオウとゲイツがビルドとクローズの力でアナザービルドを倒す
・戦兎と龍我から仮面ライダーとしての記憶が失われ、戦兎が葛城巧となる
・ソウゴがブランクライドウォッチを二人に渡し、2018年に帰還する
・言動や行動の違いからソウゴを倒すべき何か迷うツクヨミ
・クジゴジ堂にゲイツとツクヨミがやってくる
EP03・04「ドクターゲーマー2018/ノーコンティニュー2016」
今回はエグゼイド編。ということで永夢と飛彩が出演していましたが、ちょっと2016年と2018年の永夢と飛彩の差異がわかりにくかったですね。ビルド編での戦兎と龍我がそれぞれ服装が違っていたのでわかりやすかったですが、今回は基本的な服装が両方とも同じなので一瞬こんがらがるような場面がありました。物語としてもエグゼイドの要素に引っ張られすぎてオーマジオウとなる運命にあるソウゴとそれを倒すためにやってきたゲイツというジオウらしい対立部分が前回に比べて薄れているようにも感じました。
ストーリーライン
フェーズ1
・ソウゴがゲイツたちと共に朝食を取り、ゲイツとツクヨミが一緒の学校に通うことを知る
・ウールの前に同じタイムジャッカーのオーラが現れる
・オーラが2016年にアナザーエグゼイドを誕生させたことが明らかとなる
・ソウゴが学校でゲイツとツクヨミに付け回される
・ゲイツたちから逃げたソウゴが誰もクリアできないゲームをしていた同級生がアナザーエグゼイドに昏睡させられる現場を目撃する
・ソウゴがジオウに変身し戦おうとするが、逃げられる
・病院で医師から意識不明になる患者が続発していることをソウゴが聞く
・アナザーライダーを止めようとするソウゴをゲイツが止める
・ソウゴがクリアできないゲームをプレイしてみるが惨敗する
・ゲイツの言葉からゲーマーにクリアしてもらおうとソウゴが考え、天才ゲーマーMを探し始める
・天才ゲーマーを探していたソウゴがアナザーエグゼイドと出会い、戦おうとするが再び逃げられる
第1プロットポイント
・ウォズが襲われた人を聖都大学附属病院に連れて行くようにソウゴに助言する
フェーズ2
・ソウゴたちが鏡飛彩と出会い、永夢という医師が意識不明事件を調査していたことを聞く
・永夢のデスクに残されたメモからクリアできないゲームのキー操作であることにソウゴたちが気づき、ゲームの中の世界に入り込む
・ソウゴたちがアナザーエグゼイドと出会い、ジオウとゲイツに変身し戦う
・ゲイツがドライブアーマーを装着し、ジオウもビルドアーマーを装着。アナザーエグゼイドを倒す
・ジオウの前に永夢が現れ、エグゼイドに変身し、ジオウたちと戦う
・オーラが現れ、アナザーエグゼイドを復活させる。永夢とジオウたちがゲームエリアから弾き出され、永夢が仮面ライダーエグゼイドとしての記憶を失う
・ソウゴが永夢に協力を持ちかけるが、拒否される
・ゲイツが2016年に飛び、永夢たちと行動を共にする
・アナザーエグゼイドとなった男が息子を助けるためにアナザーエグゼイドになったことが明かされる
・2016年でアナザーエグゼイドが人々を襲い、ゲイツが倒そうとするが倒せずに押される
・永夢がゲームエリアに入り、アナザーエグゼイドと話しているところにソウゴが現れ、アナザーエグゼイドが息子を救うためにドナーを集めるために行動し、永夢が息子のために父親を連れ戻そうとしていたことが明かされる
・アナザーエグゼイドがソウゴたちの前から去る
第2プロットポイント
・永夢がソウゴにエグゼイドライドウォッチを託す
フェーズ3
・ソウゴが2016年に飛ぼうとした際、ウールに邪魔されるがなんとか退け、2016年に飛ぶ
・アナザーエグゼイドと戦うゲイツの元にソウゴが現れてジオウに変身。ゲイツと共にアナザーエグゼイドと戦う
・ジオウたちの前に永夢が現れ、エグゼイドに変身。アナザーエグゼイドと戦う姿をみて、ジオウがアナザーライダーには同じライダーの力が有効なことを悟る
・ジオウがエグゼイドアーマーを装着し、アナザーエグゼイドを倒す
・ソウゴがアナザーエグゼイドとなった男の息子を永夢のいる病院に運んでもらうように取り計らう
・ソウゴが永夢にブランクライドウォッチを渡す
・ソウゴがオーマジオウになった時は自分を倒してほしいとゲイツたちに託す
EP05・06「スイッチオン!2011/555・913・2003」
今回はファイズとフォーゼという二つのライダーの力を持つアナザーライダーが登場しましたが、前回のエグゼイド編と違って、そのぞれの人物がそれぞれの思惑で動き、そこに2003年と2011年のライダーの力が合わさることで巧妙なサスペンスが展開されているのが痛快でした。今回は仮面ライダーフォーゼこと如月弦太郎役の福士蒼汰さんの出演はありませんでしたが、その分、乾巧と草加雅人が非常によく目立っていましたし、世代なせいかファイズアーマーもめちゃめちゃカッコよかったです(笑)。
ストーリーライン
フェーズ1
・ウールとオーラの前にスウォルツが現れる
・天秤座生まれの18歳の女子生徒連続失踪事件を調査していたゲイツたちにソウゴが同行し、天ノ川学園に行き着く
・ソウゴが自ら怪我をする事で保健室を空けさせ、ゲイツたちが生徒の情報を洗い、天秤座生まれの山吹カリンを見つける
・ソウゴが山吹カリンと出会う
・ソウゴの前にウォズが現れ、流れ星から全てが始まったと意味深な言葉を呟く
・山吹カリンが草加によって屋上から落とされるが、アナザーフォーゼが助ける
・現場に現れたソウゴとゲイツが変身し、アナザーフォーゼと戦う
・ゲイツがビルドアーマーを装着し、トドメを刺そうするが、逃げられる
・ソウゴたちが仮面ライダー部の部員たちと出会い、部室に案内される
第1プロットポイント
・部室に現れた大杉忠太がゲイツのライドウォッチを見て、フォーゼライドウォッチを託す
フェーズ2
・ソウゴとゲイツが2011年に飛ぶ
・2011年にてアナザーフォーゼが誕生し、仮面ライダーフォーゼの歴史が失われる
・2011年にて、ソウゴとゲイツが変身し、アナザーフォーゼと戦う
・ジオウがフォーゼアーマーを装着する
・2018年にてツクヨミが山吹カリンを保護しようとするが草加が現れ、襲いかかってくるが乾巧がそれを止める
・ジオウフォーゼアーマーがアナザーフォーゼを倒す
・アナザーフォーゼの中から、アナザーファイズが一時的に現れ、アナザーフォーゼに戻り、その場から消える
・草加と乾の争いに巻き込まれ、ツクヨミが山吹カリンを見失う
・2018年に戻ってきたソウゴとゲイツが乾巧と出会う
・ソウゴと巧が山吹カリンを護衛する
・過去の失踪者の写真に山吹カリンが写っていることにゲイツが気づく
・大杉から天秤座生まれの18歳がもう一人、天ノ川学園にいることをソウゴが聞く
・山吹カリンが2003年にすでに死んでいることにゲイツとツクヨミが行き着き、カリンの行動などからアナザーライダーの行動動機にゲイツが気づく
・山吹カリンがアナザーフォーゼに襲われていた女子生徒をかばう
・草加が再び山吹カリンに襲いかかるが巧がそれを止める
第2プロットポイント
・巧がソウゴにファイズライドウォッチを託し、ソウゴがそれをゲイツに渡す
フェーズ3
・ゲイツが2003年に飛ぶ
・2003年にて山吹カリンが事故に遭って死亡し、同級生である佐久間にオーラがアナザーライドウォッチを埋め込み、アナザーファイズが生まれ仮面ライダーファイズの歴史が消える
・アナザーファイズが天秤座生まれの18歳を襲い始める
・2018年にて草加がカリンたちと同じ流星塾の仲間で、佐久間からカリンを離そうとしていたことが明らかとなる
・2003年にてゲイツがファイズアーマーを装着し、アナザーファイズと戦う
・2018年にてソウゴがジオウフォーゼアーマーに変身し、アナザーフォーゼと戦う
・ゲイツファイズアーマーとジオウフォーゼアーマーが同時にアナザーライダーを倒す
・山吹カリンが消える
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます