人生は障害物走1
両家顔合わせを乗り越えました。たぶん。
乗り越えたってことでいいですよね、ね。
Xデー、待ち合わせは12時。
私は遅刻魔で、その遅刻率は親しさと比例する。もうほんとにごめんなさい(各種関係者様)
しかし、夫になる人はめちゃくちゃ怒るので、ありがたいことに遅刻癖は改善しつつある。そして我が母は、同じく遅刻魔の父に遠距離恋愛期間中遠路はるばるやって来たのにも関わらず遅刻される悲しい思い出を持つため、今回はとりわけ厳重な遅刻阻止体制を敷いていた。
集合の2時間前。
「もう、病欠にするしかない」
朝起きると、兄が居ませんでした。see saw?失踪!違うけど。前日飲みに行って、そこから姿がI can't see. まじか。
大体私が起きるのも大概遅かったというか、朝の家事に参加できなくて本当にすまない……。てな感じで。自分の準備に精一杯ながら、兄2が居ないことにブチギレる母、兄1、さっきまで起きてたのにソファでいびきをかいてさらに母のお気持ちを煽る父。いやーまいったまいった。
一方仕事を辞めたためか心に余裕のある私。
最悪病欠扱いでいいし(お金はもったいないけど)、どこかで寝てるなら当日のお店に近い都会の方だから間に合うでしょ、という気持ち。
しかし母が怖い。
怖いけどとりあえず自分の準備をするがそういう時に限って普段しないメイクの仕方をして失敗する。(いつものクリームファンデオンリーだとちょっとナチュラルすぎるかと思ったんだ……。粉を重ねたらお面になった。)
着くまでに時間経過で多少落ちるでしょうとそのままGO。
はい、兄2は病欠連絡3秒前くらいに連絡着きましたいえーい。
ヨカッタネ。
ちょっとだけ、兄のターンの時になんか仕返しするかーと思ったけど間に合ってるし別によいです。無職は心に余裕がある。ちゃんと生きててよかった。
兄2がせっかくこの日のために誂えた良いスーツを運ぶため、電車から自家用車に切り替え、途中父があまり面白くない話を延々話しかけ、兄1が高速道路の出口を間違うも集合30分前に到着したのでした。
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