ちょっと苗字変えてくる

様々なプロポーズ

　みんなカメハメ波が撃ちたい。私だって撃ちたい。

　あの『婚約指輪を差し出すポーズ』でのプロポーズのことを弊社ではカメハメ波と呼んでいるのですが、私が婚約指輪を差し出す側ならあとで買いに行くよりカメハメ波側つまりカメハメ派ですわ。

　自分がプロポーズされた話をすると、人のプロポーズされた話を聞ける特権が発生するようで、いくつか聞いてきたパターンを紹介します。なにがしかの参考にどうぞ。

　何でもない日に、いつものお部屋で。

　はい、逆にロマンチック。でもされた本人はあんま話聞いてないときに始まったし何の日でもないしサイズ知ってる癖に在庫がなかったから指輪は小さいし、と。照れ隠しですかね。カメハメ派ですね。次行ってみましょう。

　今日言うぞ、今日言うぞと意気込むもののタイミングが掴めず、帰宅した玄関でカメハメ波。

　こちらもカメハメ派。根強い人気。玄関かーとなるものの、別パターン「改札口」よりもマイルドに思えますね。人前でやったパターンの人、今回は周りで見掛けませんでした。次、ちょっとお気に入りです。

　酔っ払ってサプライズプロポーズの計画を全て彼女に説明してしまい、翌朝やり直しをお願いする。

　他人事なのもあって可愛らしいですね。一生言われること請け合いです。

　彼女がしっかりしすぎてあれよあれよと気付いたら式場予約、プロポーズをしなかったため披露宴でサプライズプロポーズ

　人前パターンですが、見せられる側は全員味方なので大丈夫。ダースローズってご存じです？12本の薔薇にそれぞれ意味を込めて、みたいなやつを、出席者それぞれ『誠実』とか『努力』とか似合う言葉の人から薔薇を回収し、花嫁に再プロポーズ(一個目の薔薇から新郎が泣く)。お幸せに。

　あとはクリスマスに！とか誕生日にディズニーリゾートで！とかでした。各々あります。良いですね。

　そんなワイワイプロポーズトークですが、飛び切りのどや顔で先輩に言われた言葉でこの話を〆ようと思います。それではお聞きください。

　どんな風に言われるかより、誰に言われるかが大切なんよ。

　お後がよろしいようで。