第86話 津新町駅を確認する。

 そういいながら私は津新町駅西口の駅ビルで駐車してこれから秋水と共に架線の確認を行う準備をした。

 そして秋水と共に津新町駅が改良されて大きな変化が起きた事を一緒に確認しようと思い、津新町駅を巡る事にした。


「美咲さん。津新町駅は見てどう思う。」


「あぁ、以前より改良されて移動として非常に良いね。しかし、秋水。本当に架線の確認をする為に、この駐車場を利用するとは逆に面白いね。」


 秋水がこんなに道路について凄くおしろい指摘があると思うとそれだけで非常に変わった奴だなと思った。

 けど、駐車場から確認する方法は既に相鉄星川駅を確認する際に良く使われた手法だし、実際にその影響で大きな変化が現れたのも夏得する。

 当然、この手法について私が返答したら秋水が凄く嬉しい顔で私を見た。


「あぁ、そうだな。でも、この施設の3階からこうやって駐車場を確認すると非常に架線の状況が分かるし、高架化されて互いに島式1面2線の高架駅になっから実に踏切の渋滞が解消され、津市内の利便性が大きく向上したのはわかるだろうな。」


「なっ。成程。」


 たっ、確かにそれは言える。

 彼の言う通り、この状況を良く見てみると非常に面白い状況がこんなに分かる状況は確かに凄いなと思いつつ、この駅の様子を見ると本当に津新町の駅の構造が良く分かる様で非常に為になると感じた。

 そして出口についても気になっていたのでこれから彼にその出口の事情についても話そうと思った。


「で、秋水。国道163号側が出口というのもそこを出口にする事で利便性を大きく図ったものだと思われるな。」


「あぁ、そうだ。津新町駅は津市内のJRと近鉄の高架化の影響で乗り継ぎを向上させたものだから利用者も増えたのもそこにあると思うよ。」


「確かにそれは言える。だから津駅と津新町駅のダブル駅態勢をJRや近鉄双方で揃えられることで大きな変化が起きるのは非常に納得できると思った。だからそれはあり得ると私は思うよ。」


 彼の言う通り、津新町駅は高架化によって大きく変化された駅で、利用者も大幅に増えたのだと改めて感じ取れた。


 そしてJRの駅は高架化と同時に新駅として新設して、そこから近鉄との乗り換えは勿論、凄くわかりやすい状況で出入口がそれぞれ2つあるからいかに津市がお金をかけて開通させた駅なのが良く分かる。

 だから津市が高架化と同時にJRに新駅を設けて利便性を非常に向上させた理由が良くわかってくる。

 勿論、伊勢鉄道がJR化し、複線電化が大幅に進んだことも影響していると理解できたから猶更だと思った。


 故に私は津新町駅の利便性向上について考えながらこれから彼に駅の利用者について説明しようと思った。


「で、秋水。津新町駅と津駅の利用者はどうなった?」


「そうだね。美咲さん。津駅と津新町駅の乗降人員データについて調べていたらJRの津駅は複線電化も相まって利用者が2万人を超えて、津新町駅についても1万人を超える乗降人員を持っていると断定出来たんだよ。」


「成程。そういう事か。つまり、高速化と高架化によって利用者を大きく増やしたといって良い訳だな。」


「あぁ、その通りだ。」


 彼のいう通り、JRの利用者が増えた要因はやはり複線電化と高架化による利便性向上が非常に大きいと感じた。

 ましてや、伊勢鉄道がJR化している状況もこんなに大きな変化があると実感できる。

 何より、駅案内でJR名古屋方面を見るとまさに名古屋行きや三河豊田行きの列車が多くある事からいかに愛知三河や岐阜東農方面へ向かう列車が多くあると実感した。

 そう思いながらJRの利用者の増加などを調べていたら、今度は近鉄などの利用者が非常に気になっていたので秋水に近鉄の乗降人員データについて聞いておこうと思った。


「で、JRのデータ増加はよく理解した。今度は近鉄のデータはどれ位なのか説明してくれないか?」


「そうだね。美咲さん。こちらも近鉄のデータも出しているが、自治体調査版で出すからその辺は気をつけなよ。」


「はい。でも、何故、自治自体調査版にするのか私にはよくわからないですね。」


 近鉄のデータが何故、自治体調査版にする必要があるのか頭をかしげながらそこまでして調査する必要がある理由について頭で考える事にした。

 そう思いながら私は自治体調査版のデータを見て私は近鉄の駅についてしっかりと調べようと思った。


「こっ。これは津新町駅の乗降人員が18千人に増えた代わりに津駅の利用者が3万人前後に減少しているね。」


 近鉄の自治体調査版を見ながら出た乗降人員データは非常に湾口になりながらもこの状況の変化に凄く納得する場面も多く感じていた。

 そう思いながら私はこのデータをもとにして他の乗降人員データを見て、この変化に何か大きな変化があると感じた。


「で、秋水。なんで、近鉄だけ自治体調査版にするのか事情を話してくれないか。」


「あぁ、近鉄の場合は毎年調査していないし、しかも11月調査記録だとはっきりしているからそういう意味を考えても自体調査版にして年間の利用者を出している奴を参考にする事が多い訳だ。」


「成程。でも、確かに自治体調査版にする事で利用者が鮮明になる場合も多い気がして中々、良いデータになって非常に参考になるから非常に考えるきっかけになる。」


「あぁ、そうだな。だからそういう自治体調査版を活用する事で利用者の状況などが鮮明になるから有効に活用した方が良いから良く考えて作った方が良いぞ。」


「そういわれるとこれは非常に参考になって助かるからありがとう。秋水。」


「ですね。美咲さん。」


 秋水のデータを活用しながらこの変化の状況を知る事で1日平均乗降人員を上手く見ることがいかに大事なのかここではっきりした。

 そう読みながらデータを見てこれから津駅の様子を確認しようと思った。

 そうすれば近鉄とJRの利用状況の推移が分かるから猶更だと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る