第81話 秋水と話す。

 そして配電盤や変電所などの確認した私は次に近鉄の駅も同時に確認を始めた。

 JRが終わった後、近鉄も確認し、特に駅の様子をしっかりと確認しないと危ないと感じたからだ。

 ゆえに近鉄駅の様子に移りこちらの配電盤に移譲がないかと確かめた。

 そして秋水しゅうすいにこれから多くの事を質問しようと思い、これから彼にどういう質問攻めするのか考えた。


「で、秋水しゅうすい。あんたは近鉄の駅とJRの駅の違いは分かるか?」


 彼にこのような質問を答えながら彼がどういう返答が来るのか日所に楽しみにしていた。

 彼なりの答えを私は非常に待っているから猶更だと思いつつ、作業を続けた。


「えぇ。近鉄とJRの違いは軌間や配線などの構造だけれなく、速度面でも違いがあるね。」


「だろ。秋水しゅうすい。近鉄の方が速度面で違いがあるだろ。」


「えぇ。確かにそうです。」


 何故、近鉄が速度面で早いのかは後で答えよう。

 何より、彼に向かって近鉄とJRの違いについてよく説明することでこの問題を大きく変化させる事に貢献できて非常に良い勉強になると感じたから質問し、彼の意見をどういう状況か聞いてみる必要があるからだ。

 故にそういう問題を考えて私は彼に近鉄とJRに比較をさせてみた。


 そしたら秋水しゅうすいはこの違いについて比較させたら彼は凄く良い目をしていてこちらもやっていたら非常に嬉しくなった。


「で、近鉄の方が高速化に対応できるレールが容易されているだろうな。」


「ほう。流石だな。あんたは鉄道の問題についてよくわかるんだ。」


 彼が凄く面白い勉強をしていた事に非常に驚いた私だったが、駅が地域のシンボルになるなら彼は他にも何か知っている状況があると感じた。

 そもそも鉄道系のインフラの設置次第で利便性が大きく異なってくる。

 事実、新大阪や新横浜より東京や名古屋、京都の方が目立つのはその為だといえる。

 前者を持つ大阪や横浜は後に停滞の要因になり、後者の東京、名古屋、京都の方が発展している事を考えると駅によって大きく変わるのは非常に明白だと感じたからだ。

 なぜなら、新幹線の為に作られた駅を持つ都市の中心駅は大体、が衰退する傾向が非常に多くあるからだ。

 それは新大阪でも新神戸でも、新横浜などでも同じ。

 ゆえに、新幹線の為の駅がどれだけ悪影響なのか私は知っていた。


 そういう問題を示す上でも鉄道インフラの問題は想像以上に強力な影響力を占める可能性があるので私はその件について彼の考えを前面に出してほしいと思った。

 なので、私は秋水しゅうすいに鉄道インフラの問題についての大きな影響力について話そうと思った。


「で、秋水しゅうすい。鉄道インフラによって大きく町の影響が大きく変わるのは知っているよな。」


「あぁ、その通りだ。僕も鉄道インフラの向上によって大きな変化が起きる事は知っている。例えば、関西本線が貧弱だった時代は近鉄四日市の方が栄えたのはよく知っているから余計に分かるよ。」


「成程。確かにそれはよくわかる。高崎と前橋の関係もしかりだが、高崎の方が非常に大きく発展している状況はどう見ても鉄道による影響は非常に大きいからだと私は思うよ。」


「ですね。だから新幹線乗換駅はできるだけ1か所に集中さえ、それ以外はできるだけ高速化や乗り継ぎ向上などの鉄道ネットワークを構成させた方が良くわかるだろ。」


「確かに。それは良い考えだ。名古屋もそうだが、城北線などが出来てから大きく変わってきた気がする。ゆえにそういう問題を考えると鉄道の影響は非常に大きいと思うね。」


 私は彼の言葉を聞くたびに非常に鉄道について良い勉強ができてきた感じがしてやっていて非常に良い勉強ができたゆえに大きく知識を向上させることが出来た。

 そして勉強に関しては大人になってからも勉強ができるし、大人の勉強は子供の勉強と違って自分が興味ある事をしっかりとやって行ける状況が非常に大きいなと思いながら私は非常に良い考えが目覚めさせてくれると感じた。

 だから私はこの問題を強く提起しながら私は交通インフラによって流れが大きく変わる状況がはっきりしてきたから良い勉強になってきた気がして非常に嬉しかった。

 なので私もこの問題を提起しながら一緒にやってゆこうと思った。


 そして私と秋水しゅうすいは近鉄の配電盤と変電所、駅設備なども確認してとりあえず、深夜分の作業について確認し、作業長に説明した後、私はとりあえずホテルに戻った。

 松阪駅は伊勢市駅などと比べて本数が多いのでどうしても深夜作業になってしまうから長時間労働は否めない。

 そして架線作業以外の長時間労働は給料が低いゆえに長時間労働になるのが明白なのは既にわかっている。

 そう思いながら私はホテルに戻った後、午後10時までに眠りながら風呂に入り、11時半ごろになったら架線作業に移行する予定を組んだ。


 そして午後10時頃になり私は起きてシャワーを浴びた後、これから松阪駅まで向かい、私達は作業班の人間と集約してここで待とうと思った。


「よし。美咲さん。どうやら凄く元気ある姿勢だな。」


「あぁ、明日の午前5時までは作業しないといけないから猶更だと思うな。」


「ですね。そういう問題を考えるとこの問題は想像以上に大変になるけど、頑張ってくれよ。美咲さん。」


 私は所長さんから非常に頼まれた状態で非常に良い作業をしているからその面を含めて私がいかに任せられているのかよくわかっていた。

 そして私は女性で有りながら鉄道の件を良く理解している身として非常に良い勉強をしていたから猶更、この作業が夜中でも問題なかった。

 そう思った私はこれから架線作業を始めようとした。

 これからが本番であり、本数が少ない時間帯の内に架線工事をやらねばいけないから猶更だと。

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