第53話 武蔵境駅を巡る。02

 そしてEmioに到着した私達は2階にある和菓子屋で紗枝ちゃんと共に調布保谷線について詳しく話そうと思った。

 だから和菓子屋に入つた後、メニューを頼んだ後、これから私は彼女に…。


「ねぇ。紗枝ちゃん。」


 と、声をかけた。

 そしてそれから紗枝ちゃんもそれに応じて…、


「どうしたの。美咲さん。」


「紗枝ちゃんは、調布保谷線という道路を知っている?」


「う~ん。その道路はどこなのかわからない。」


 どうやら彼女は調布保谷線は分からない様だ。

 もちろん、さっき通った調布から埼玉県境までを走る道路なのが、地味故にわからない様だ。

 なので、それについてしっかりと説明する事にした。


「じゃぁ、教えるね。さっき、野崎八幡宮~武蔵境駅まで北へ向かった道路なのが実は調布保谷線の一部なんだよ。」


「へぇ~。つまり調布保谷線で南北に進むわけか。」


「その通りだ。調布から北上して保谷まで結ぶから調布保谷線と名乗るんだよ。」


「成程。つまり、調布保谷線は調布から北上して走れば良い訳だね。」


「その通りだ。紗枝ちゃん。」


 紗枝ちゃんは意外と道路について疎い傾向があるのでそういう話をしてもそれだけで非常に嬉しく感じた。

 彼女に更に詳しく説明し用途思い、これから詳しく説明する事に集中した。


「で、紗枝ちゃん。調布保谷線というのは調布市上石原交番前交点から北上して実質的には埼玉の県境まで走る道路。終点近くには都道24号が接続し、そこから左折したら所沢方面、右折したら練馬、東京外環道方面に行く事が可能なのだ。」


「へぇ~。中々、面白い見識を持っている傾向があるね。でも、それは確かにあり得る事だからしっかりと考えねばいけないと私は思うよ。」


「で、調布保谷線は国道20号~中央道高架下の道路以外は全て片側2車線で構成されているんだよ。」


「つまり、大部分は4車線というわけだね。」


「その通りだよ。紗枝ちゃん。」


「うん。ありがとう。美咲さん。」


 紗枝ちゃんと話しているだけで非常に嬉しくなった私は彼女のこんな笑顔を大事にしたい思いを持ちながらこれから和菓子を食べた。


「で、紗枝ちゃん。あんたはどんな料理が好きなんだ。」


「そうだね。私はパスタとか好きなんだよね。」


「そうか。私はロシア料理が好きだな。味がそこまで国内から胃が痛くなくて非常に安心できるんだ。」


「へぇ~。でもそこまで、薄味に拘るとしたら非常につらい思いをするのは当然じゃないの~。」


 どうやら彼女は私の薄味に思考に対して非常に大丈夫なのか心配しているようだ。

 意外と、彼女が私の事を心配してくれたので私は薄味の良さを彼女に伝えつつ、私がロシア料理の味についてしっかりと伝える事にした。

 私が大丈夫な理由を…、


「大丈夫だよ。紗枝ちゃん。ロシア料理は。ボルシチやペリメニなどの食べてみると意外と食べやすくて胃に優しい料理が多いんだ。」


「多いってことはつまり、調味料を使わない料理が多いから必然的にそうなる事。」


「あぁ、その通りだ。必然的にそうなるのでそうせざるを得ない状況が生まれる。」


「成程。つまり、調味料が少ないからこそ非常においしい料理ができる訳だな。」


「まぁ、そうだ。厳密にはマヨネーズとかケチャップを後で入れずに食べれるからお維新んだよ。だからボルシチを頻繁に作っているし、ビーフストロガノフなども食べてみるとそれだけで非常に嬉しいから絶対に食べてみてみ。」


「うん。今度行ったら食べてみたいね。どういう料理なのか私もぞくぞくするよ。」


「あぁ、そうだな。ロシア料理なら調布などの東急ストアでロゴスキーのボルシチが販売され散るからそれを買って食べると良いよ。」


「うん。そうだね。」


 私はそう思いながら彼女達が意外とそういう気分でいる状況になると本当に強い目をした彼女が自分でいろんな場所に行きたい思いが非常に募ってきているのだと非常に感じてきた。


 だから今度はロゴスキーに行ってロシア料理を彼女に食べ些少化と思いもした。

 そして和菓子喫茶で話し合いを終え、お金を支払った私はこれから紗枝ちゃんと共に武蔵野プレイスまであるいた。


「ついたぞ。紗枝ちゃん。ここが武蔵野プレイスだ。」


「へぇ~。意外と立派な建物なんだね。」


「確かに。で地下2階~地上2階までは図書館で1階に人民日報などがあるぞ。」


「人民日報って中国の新聞だよね。」


「あぁ、人民日報は中国の動向と中国語を勉強するには非常に最適な新聞なんだ。」


「へぇ~。そうなんだ。」


 紗枝ちゃんは意外と知的だし、彼女なら間違いなく中国語やロシア語を簡単に勉強できると思いながらこれから地下1階に向かってこれから語学の本を持ちながら彼女にロシア語やペルシア語の勉強をやる事にした。


「美咲さん。これは確か、『封』と読むんだよね。」


「あぁ、中国語では『フェン』と読むからな。ちなみに黒龍川は中国語で『黑龍栈ヘイ・ロン・ヂァン』と呼ぶから非常に参考になるよ。」


「成程。つまり、中国語は読みをしっかりと勉強する事で簡単に取得できるんだね。」


「そう。その読みも英語に比べてたら明らかに簡単だし、日本語よりも文法が決まっているからその点は非常にやりやすいからな。」


「ありがとう。美咲さん。」


 紗枝ちゃんが意外と勉強をしている様子を見て私は本当に彼女が知的で優しい大人になれると感じた。


 だから彼女の為に少し機械の本などを用意して計算の勉強前やろうと思った。


「できたよ。美咲さん。」


「おぉ。読んでみるね。心的焦虏シン・デ・ジァオ・ルつまり、心が不安です。という意味だな。」


「成程。中国語はこういう意味で勉強すると非常に楽な言語なんだね。」


「いえいえ。中国語の漢字の読みは基本的に1つしかないし、文法もそこまで複雑じゃないから意外と英語やるよりも楽なんだよ。」


「ありがとう。美咲さん。」


 私は彼女の事を聞いて非常に嬉しく感じ、勉強を続けた。

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