都内バイク旅。
第49話 下北沢駅の電気工事。
この前、私と紗枝ちゃんは羽生PAでバイク旅の計画をした約束の影響で今日の夕方は紗枝ちゃんと世田谷代田駅でストリーマーコーヒーで都内のバイク旅の計画を議論しようと考えていた。
但し、17時前までは小田急と京王が交わる下北沢駅で電気工事する作業をしなければならないので、それまでは仕事に勤しんでいる最中だった。
「井の頭線下北沢駅はやっぱり高架化するべきだと思いますが、皆さんは今の井の頭線の駅についてどう思いますか?」
「そうだね。美咲さん。俺もそれはよく思う。だって、正面口と西口の解散の差は非常に大きいし、トイレに関しても小田急側に比べて非常にお粗末な状況が非常に目に見えているから猶更でしょ。」
やっぱり。
井の頭線はこういうところを後ろ向きに解決するから利用者が敬遠すると思っていたが、やっぱりそうだったなと感じた。
そう思いながら、私なりにこの問題についてしっかりと彼らに話そうと思った。
「ですね。電気設備は非常に良くなったと思いますが、それでも京王線はこうした対策をしっかりと行われていないから非常に問題あるのは確かだな。」
「そうだね。美咲さん。京王線は肝心な場所にまともに投資しておらず後ろ向きに投資するからこういう事例が非常に後を絶たないのが目立つわけですから余計ですな。」
「そうですね。こういう姿勢が京王の批判が沢山出るわけで利用者は起こって当然だと思います。」
京王はライナー導入で勘違いしているが鉄道会社の役割は本当に混雑緩和だし、利用者にしっかりと還元して安心して使う状況を整えなければいけないはずだ。
しかし、京王下北沢駅の様子を見てもそれとは全然違う事に驚きを隠せない。
なぜなら、京王下北沢駅の構造を見てみると正面口は狭く、西口も狭い改札口にトイレしかないのが非常に驚き、複々線化してトイレも拡大された小田急側に比べると非常に落差があるように感じたからだ。
小田急側は複々線になったお陰で非常に便利になったものの京王線側はそういう面で非常に投資を疎かにしたせいでその反動が非常に出ているように感じるのはごく自然だと感じた。
だから私はこの落差が京王と小田急の対応の差だと思うとこれじゃ、下北沢駅の利用者が代々木上原駅に流れるのはごく自然なのだと感じた。
こういう落差の影響で小田急と京王に差がつくのは当然かなと感じた。
そして新宿までは小田急の各停を利用すれば非常に十分なので小田急は緩行線を中心に利用者を取り戻しつつあるが、急行線の利用者は新宿や千代田線の利用者が中心になるから敬遠されるのはごく自然の事だった。
「つまり、小田急と京王で落差がついて、この差によって小田急の利用者は12万人で維持して京王は11万人を割ったわけですよね。」
「その通りだ。今や小田急の利用者は渋谷駅でさえ、地下鉄利用が中心になっている。さらに京王渋谷駅は非常に離れた場所に位置しているから猶更、敬遠されるのはごく自然だと私は見ているからな。」
「成程。つまり、井の頭線の渋谷駅は(京王)渋谷駅状態になっている訳だな。」
確かに東横線の地下化で井の頭線の渋谷駅も今は西武新宿駅や京成上野駅と同じく(京王)渋谷駅状態になっているのは当然だと私は感じる。
しかし、それは京王が開発にかかわれないことが非常に大きく、京王の上層部に大きな責任があるのはごく自然だと感じていた。
だから私は彼らにその事を返答しようと思った。
「その通りだな。既に京王線と他線の渋谷駅の利用者は離れている状態だから(京王)渋谷駅状態といわれてごく自然だといえるでしょうね。」
「そうだね。京王は正にそういう面でおそいから批判されるのはごく自然だと思いますね。」
京王渋谷駅が既に他線と事実上の別駅状態になっていると考えると確かに京王渋谷駅とJRや東急、メトロの渋谷駅は全くの別物になるのは非常に分かってきた気がした。
そして渋谷駅はJRの駅は完成したけど、小田急からだと神奈川県内ならむしろ田園都市線や南武線、相鉄線などを経由した方が早いので既に敬遠されるのはごく自然だし、そもそも横浜線から渋谷駅に行く際には橋本駅か長津田駅で京王や東急に出た方が早いのは既に誰もわかる状態だ。
だからわざわざ小田急で渋谷に出る人は新百合ヶ丘駅以東の小田急単独駅利用者に限られるのでそうなると緩行線の利用者が中心になるのは当たり前のだと感じた。
そして代々木上原駅は既に町田駅を抜いて30万人台を超えて小田急2位の利用者になっている。
これは下北沢駅の利用者が千代田線経由に変わった事、そして渋谷駅に接続する地下鉄線はいずれも渋谷駅の隣駅に既に駅があるから、わざわざ渋谷駅を経由する必要もない事がここでもわかるわけだ。
そう思いながら私はこれが京王線の凋落と失態がはっきりしている事を分かれば、京王に批判が浴びる状況が非常に続くことが明白なのだと判った。
そう思いながら私は17時位まで働き、下北沢駅での工事が終わったのでこれから狭い道を通りながら
「
「美咲さん。今日の仕事は終わったんだね。」
「あぁ、そうだ。井の頭線下北沢駅の電気工事関連だったから非常に時間はかかったよ。でも、下北沢駅からここまでは非常に近い距離にあるしバイクから非常に近い場所に行かれるから猶更早くいけるよ。」
「そうなんだ。じゃぁ、中に入ってバイク旅計画をしようか。」
「そうだね。
私と
「で、
「そうだね。錦糸町に行きたいかな。」
私は錦糸町を聞いて、まさか彼女はロバ肉を食べたいと思ったのか考えたが、それとは別だと割り切っていた。
錦ロバという店があるが、あれは高すぎるから無理でしょう。
でも、錦糸町は他に面白いものがあるから私はそういう場所で楽しみたいと思っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます