第411話 天使が目の前に……

『キャ~ーー❗❗❗』

 と言う女性の悲鳴が聴こえた。


「う……」

 どこだ。ここは……

 気持ちが悪い……吐き気がした。


「ゥぐ、ゥ~……」

 小さく呻き声を上げた。

 頭がガンガンして目が回った。


 嫌に、手がベトベトした。


 右手に何かを掴んでいるようだ。

 ようやく視界がハッキリしてきた。


天司ヒロ君! どうしたの!? 天司ヒロ君~ーー……!!」

 ピンク色の髪をした天使エンジェルが目の前に現れた。

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