第406話

 ピンクを追いやり、男性用トイレに入ると音楽の洪水からは逃れた。

 しかし、女性の喘ぐ声が響いていた。


『あァ~ーン…💕 スッ、スッゴい……イッ、イッチャうゥ~💕』


 金髪のモヒカン男は、ズボンのファスナーを上げながら、洗面台の前の鏡でヘアをセットしていた。


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