第345話

 ナゼだ……


 どうして、この病院にボクが……

 岬 優真がいるのだろう。


 それとも彼は全くの別人なのか。

 ボクは個室のベッドに腰掛けて考えていた。


「…真神さん…!! 

 天司ヒロシさん……!!」

 美人看護師がボクの顔を覗き込んで、盛んに声を掛けてくれた。


「え、あ…、あァ、ゴメン……」


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