第265話

「な!」

 咄嗟に、ボクは手を引っ込めようとしたが、間に合わず腕にスタンガンの電極が当たった。


「ギャァーッ」

 バチバチッと火花が散って、一瞬でボクの意識も消し飛んだ。


 そのまま、不審な男はエレベーターに駆け込んで逃げていった。


「だ、大丈夫!? ヒ、天司ヒロ君……!!」

 舞美は、廊下に倒れているボクを気遣ってくれていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る