　爆発事故から、三十分も経たない内に、ガス爆発による事故と断定されたようだ。

　警察も、即座に岬優真の部屋だと言う事を認識しているはずだ。

　だとしたら、怨みによる爆弾テロの可能性もあるはずなのに……

　どこか大きな権力（ちから）が事件をもみ消したのだろうか。

「どうしたのォ～💕」

　背中から舞美が抱きついてきた。

「天司（ヒロ）君！　怖い顔して！！」

「う、ゥ…、そ、そりゃァ、あと一分部屋を飛び出すのが遅れたら、あの爆発に巻き込まれたンだぜ……！！」

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