第232話

 ボクは舞美の肩を抱き、急いで階段を降りていった。

 エレベーターを使わなかったのは正解だ。

 閉じ込められたら、後で厄介な事になる。


 外にも野次馬が集まり、爆発した岬 優真の部屋を見上げて、騒然としていた。

「あそこだ! ほら、岬優真が住んでた部屋だぜェ~!!

 爆発したのは!!」


「えェ~!? だったら、空き部屋なンじゃないの……!!」

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