第185話

「別に…、フフ…、オジさんか……」

 彼にとって、少しショックだったようだ。


 ようやく岬 優真の部屋を見つけた。空き室になっていた。

 当然だが、鍵が掛かっていた。


「ねぇ、どうするの……?」

 周辺を見回しながら、舞美が訊いた。

「うゥ…ン……」困った。

 ドアの脇に植木鉢があり、観葉植物が植えられてあった。

《あ! この植木鉢の中だよ!

 天司ヒロ君!!》

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