第147話

 ぬめるような舞美の舌がボクの唇をこじ開けようと伸びてきた。

《あ、ァ~ー…💕💕 舞美ちゃん💕💕》


 このまま、ディープキスに……

と思った瞬間、

『あ! そうだ!!』

 突然、天司ヒロシが脳内で叫んだ。


《え、ェ~…な、何……!?》

 ワケも解らず、ボクは狼狽うろたえるだけだ。

 

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