第121話 イケメンだった

「ヒ、天司ヒロ君!?

 大丈夫……」 

 ワケが解らず、舞美は心配してくれた。


「あ、あァ~…、大丈夫だよ!

 オレ、風呂入るから……」

 天司ヒロシはクールによそおって、バスルームのドアを開けた。

 浴室内に入ると大きな姿見があった。


《ア~…ッ!!》

 ボクは姿見に写った自分の容姿に驚き、身体が硬直した。

 そこに写った姿は、モデル顔負けのイケメンだった。

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