第116話 愛《いと》しの舞美ちゃん

『お前、バカか! ユーマ!!

 何をやってンだよ!!』

 頭の中で天司ヒロシがボクを怒鳴りつけた。強制的に握手をほどかれた。


《あ、いや、だって……

 どォ~して……

 いとしの舞美ちゃんが、ここにいるのォ~…💕💕》

『はァ~…、るっさい!!

 黙れよッ!!』

 天司ヒロシがボクの思考をシャットアウトした。


 心配そうに舞美は、

「ねェ、どうしたの!!

 何か、変だけど……大丈夫…

 天司ヒロ君……!?」

 大きな瞳で見つめ、ボクたちを気づかっていた。


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