第103話

 バーバラの柔らかな唇の感触にトキめいて、心臓が早鐘のように胸を打っていた。

 火が着いたみたいに身体じゅうが熱くたぎっていた。

《ン…、ゥ……》

 ぬめるようなバーバラの舌がボクの唇を割って侵入はいってきた。


 ルーのカメラが急接近し、ボクらの口づけを隈無くまなく撮影していた。

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