第28話 リア

《フフ…ン、ただトコ、撮ったって……ねぇ!!》

 テーブルの下からシェリーが、長い脚を伸ばしボクの股間を撫でていった。


「あ……!!」ボクは、ビクッと反応してしまった。


「あン?」ルーは眉根を寄せ、

「どうした? 童貞男チェリお……!!」


「あ…、いえ、な、なンでもありませんけど……」

 笑顔を引きつらせ、何度も首を振った。


「あァ~、それから、彼女は、ADのリアだ! カメラやその他の雑用も全部、リアに任せろ!!」

 ルーは、アゴで撮影スタッフの美少女を差した。


《リアです! 宜しく!

 ユーマ!!》


「え、あァ~…、はい……」

 ボクは、リアと名乗る少女に見惚みとれてしまった。



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