その大根は安いのか・・・・

 土曜日、妻が小屋へ行こうと誘ってきます。先日電子レンジを持ってくるときに小屋に行ったばかりだし、なんなら大雪前にも屋根の雪を下ろしてきているので、僕としてはたまにゆっくり休日を・・・ということで、丁重にお断りしました(笑)。


 妻が小屋に行きたい理由は、『雪の下の大根があるから』の一言に尽きます。秋の終わりに畑の土を掘って埋めることで、天然のむろのようにして長期保存するという知恵なのですが・・・。

 もうお気づきの方もいると思いますが、先日北海道はとんでも無い大雪が降ったばかり、当然小屋の積雪もいまだかつてないほど深いものになっています。

 普段小屋に人は居ませんので、誰も除雪する人は居ませんが、お隣の大工さんや奥の土地を貸している産廃業者さんが、好意で小屋の玄関前の除雪を重機でしてくれていることがあります。

 とはいえ、降雪のたびに除雪してくれてるわけでもなく、まして畑の上は当然ですが重機なんかで入りません。すると仮に玄関前まで除雪されていたとしても、そこから大根が埋められているところまで、人力で除雪して通る道を作らなければなりませんし、埋めていた場所に到達しても土が出るまで雪を避けて、さらに土も掘るという作業が待っています。

 仕事柄で合理的なものの考え方をすすめる僕にとっては、小屋への移動(ついでではなく)の燃料・時間、大根を掘り起こすまでの時間・労力を考えると


【自分で作って生けて(埋めて)ある大根】<【お店で売ってる大根】


という簡単な図式がすぐにはじき出されるますが、これが大根を作った本人だと、この労力を費やしてでも掘ってくる方が尊く感じるのかもしれませんね(汗)。


 そんなわけで、現在限界には雪の下から掘り出された大根が3本ほどあるので、この大根を何かしらの調理に使わなければなりませんね(汗)。

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