HB(ホームベーカリー)初出動
妻が実家で使っていないというHBを持って帰ってきて早2ヶ月。売らずに和室に箱のまま置かれていましたが、いよいよ使うことになりました。
まぁ食パンの材料はそんなに特殊なものが無く、ドライイーストがあれば残りは大体どの家にでもありそうな材料で出来るみたいです。
でもウチの場合、ほとんど揚げ物をしないので、小麦粉(強力粉)がありません。あるのは鮭のムニエル作る時に使うような、調理用の容器に入った小麦粉(たしか日清のクッキングフラワー薄力粉)くらい。
そんなわけで、とりあえず強力粉とドライイーストだけをスーパーで購入してきました。あれですね、もうHBブームは過ぎてると思っていたのですが、小麦粉売り場に行くと、パン専用とかいうちょっとお高い小麦粉が何種類も置いてあって、いまだHBでパンを焼いているお宅が多いのでしょうか?
一瞬パン専用の強力粉に手が伸びましたが、なんせ1度もHBを使ったことのない初心者。高いものを買って、結局全部使い切らなかったら勿体ないので、一般的な強力粉にしときました。1kg228円、うん、これで十分。
HBに付属していたレシピ集で普通の食パンの材料を確認したら
・強力粉
・砂糖
・バター
・塩
・ドライイースト
・スキムミルク
・水
スキムミルクって・・・普通のお宅にあるのかな?僕の勝手なイメージでは、スキムミルク=脱脂粉乳=あまり美味しくない、という感じ。まぁ普通の牛乳ならいつでも冷蔵庫に入ってるんで、ここは牛乳を使ったレシピを探すことに。
いつものGoogle先生に、「HB 食パン ふわふわ」で検索、どうせ自分で作るなら、今流行り(もう古い?)の高級食パンのようなものが良いじゃないですか(笑)。
すると真っ先にありました、スキムミルクでは無く牛乳を使ったレシピが
・強力粉
・砂糖
・バター
・はちみつ
・塩
・ドライイースト
・牛乳
これなら強力粉とドライイースト以外の材料が全部ウチにあります。夕食後、HBの
睨んだ通りタイマー機能もあったので、朝目覚めの時間に焼きあがるように設定。
あ、準備は超簡単でした。最初に牛乳を入れて、あとは砂糖、バター、はちみつ、塩を入れてから、強力粉をどさっと分量入れ、強力粉の真ん中くらいに指で凹みを作ってドライイーストを入れて準備完了。いやー、こんなに簡単だったんなら、もっと早く使っていれば良かった。
HBは捏ね→発酵→焼き上げまでを自動で行ってくれますが、食パンの工程は全自動でも4時間以上掛かるみたいです(汗)。でも、ボタン一つなので手間は何も掛からないですけどね。それより問題なのが、僕が全自動とかいう家電に弱いこと。あ、弱いと言っても使い方が分からないとかじゃなくて、ちゃんと全自動で動いているか1度自分の目で確認しないと気が済まないということ(笑)。
全自動洗濯機、全自動レンジ、お掃除ロボット・・・・ともかく1工程を確認しないと気が済まない性質で(笑)←面倒くさいやつ
しかし、朝の6時に焼きあがるようにセットすると、調理開始時間が午前2時くらいになります。ま、夜中ですね。
さすがに2時から朝の6時まで、ジッとHBを見ているわけにもいかないので、この日は断腸の思いで就寝(そこまでことか(笑))。
でね、筋トレ日だったこともあって、水分を多めにとっているので、いつものように夜中にトイレに目覚めたんですよ。時間は2時20分。
トイレに向かう途中に、何やらHBがテーブルの上で唸りをあげていましたが、とりあえずトイレを済まします。トイレを出てからHBの様子を見に行くと、握りこぶしくらいの生地を一生懸命捏ねてました。なんていうか、かわいい(笑)。
朝の焼き上がりを楽しみに再び就寝・・・程なく妻もトイレに起きたようです。
ウチの場合寝室からトイレに向かう家庭は、廊下に出て廊下の照明のスイッチを入れる、トイレに入る前にトイレの照明のスイッチを入れる、でトイレに入るですが、廊下の照明のスイッチの音はしましたが、トイレのスイッチの音が聞こえてきません。
そうです、妻もHBの様子を見に行ったようです(笑)。しかも観察時間が僕よりかなり長い。暫くして本来の目的であるトイレを済ましベッドに戻ってきました。
朝、この日は4連休の初日、ですが通常のスマホの6時のタイマーで一気に目が覚めました。だってHBが気になるじゃないですか。
廊下に出て居間に向かうと、ほんのりあのパン屋さん特有の、香ばしい良い香りがしてきます。
で、HBの蓋を開けてみると、焼きあがったばかりの食パンが綺麗に出来上がっていました!まぁ当たり前なんですけどね(笑)。
妻も程なく起きてきました。やはりHBが気になるご様子。
『わぁパンが出来てる!』
目をキラキラさせてます。
『それじゃズッキーニのチーズ焼きと目玉焼き作るから、コーヒー淹れてくれる?』
『オッケー!』
『食パンは容器から取り出して少し置いた方が切りやすいって書いてたよ』
『じゃ取り出して良いの?』
両手にミトンと付けて容器をひっくり返すと、思いのほか簡単にパンが出てきました。さらに広がる香ばしい香り。
ズッキーニのチーズ焼きが出来たので、すぐさま目玉焼きを作ってると妻が
『いやぁ~なんていうか優雅な朝食だね』
『出来立てパンって、なんかそんな気分にさせるね』
『いや、ちょっと、このパン、柔らかすぎて切りにくいんですけど』
『もう少しパン切り包丁を細かく前後させた方が良いよ』
耳を付けたまま、厚めに1切れめを切ったとたん、さらにパンの甘い香りが。
『すごーい、売りものみたい(笑)』
まぁ焼き立てですからね。ともあれ、このHBで焼いた食パン、妻は大好きなようなので、これから暫くは大活躍しそうな予感がします。
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