肉が食べたひ
妻の実家と我が家のお米の在庫が少なくなってきたので、小屋に置いてある玄米を取りに行き、帰りに精米してきました。
精米は、帰り道の途中にある商業施設の駐車場内にある精米機でするつもりで、まずは移動。小屋から10分程で到着し、なるべく精米機に近い駐車スペースに車を停めます。今回精米する玄米は約18kg、雪が少ないとはいえガチガチに凍った氷もあるので、米持ったまま転んだら大惨事なので(笑)。
精米機に到着すると、マナー違反全開で精米機の真ん前にビタ着けして止まっている、1台の白いワンポックス車が。
我が家のワンボックスと同じ種類の、ちょっと古い型のその車は、寒空のなかリアゲートを全開にしてあり、米袋が(30kg)が何個も積まれています。
『あの爺ちゃん、乗せてあるパンパンの米、これから全部精米するのかな?』
『その可能性が高いと思うよ、あのパンパン具合、農家で玄米入れた状態だと思うよ』
パンパンの米袋、その数5個・・・これは待ってるだけ時間の無駄なので諦め、今晩は肉をガッツリ食べたいという偶然食べたいものが一致していた日ということで、同じ敷地内の目と鼻の先にある、お肉専門店にお肉を買いに。
『たまにはさ、値段を考えず折角だからちょっとお高いのにしようよ』
『でも、私はカルビがあれば良いんだ』
妻は焼肉と言えばカルビの人なので、カルビ1品あれば満足するのですが、問題はタレ付きかプレーン(味付け無し)か、そこが問題です。
店頭に並んでいるカルビは全てタレ付きなので、さっそく店員さんにブレーンなカルビは無いか確認、残念ながらすべてタレ付きしか無く、しょうがなくタレ付きカルビを購入。それにしても僕のハラミ(内臓肉)も妻のカルビにしても、和牛のお肉だったので、安売りがウリのお店だとしても、輸入のお肉よりはお高い訳でして、妻は一瞬怯みましたが、えぇ、”たまには”と言うことで押し切りました(笑)。
そして精米しに別のお店に行くと、誰も使ってる人はおらず、待たずに18kgを精米。小屋の近くの農機具屋さんの精米機前では、すずめが出待ちをしていましたが、こちらではカラスが出待ちを・・・ちょっと怖かったです。
そして精米している間、妻は空腹に耐えきれず、同じ敷地にあるパン屋さんに吸い込まれて行きました。帰ったらお肉食べるのに・・・。
夕食、温まったホットプレートにカルビを乗せると、タレ付きなのでメッチャ脂が跳ねて妻を襲います。ですが負けずにベリーウェルダンまで、いつものように持って行きます。
『今回のお肉は厚いから、良ーく焼かないとね』
『いや、折角お高いお肉なんだから、そういうのは表面を焼いて中心が半生くらいが美味しいんじゃないの?』
『無理無理無理無理!中までガッチリと焼かないと食べれないから』
『ちょっと勿体ない気もするけど、しょうがないか』
『でも、あんまり焼いたら固くなっちゃうかな?』
いつもより分厚いカルビを焼き上げ、恐る恐る口へ運ぶ妻
『全然柔らかいし美味しい!』
『そりゃ良かった、高かったことはあるね』
『こういうカルビなら厚みがあっても良いかも』
『ま、毎回こんなに良いお肉食べれるかどうかは分からないけどね(笑)』
食後暫くして、洗面所にいた妻が居間へ向かって走ってきます。
『大変大変!焼肉の脂がっ!』
よく見たら、珍しく
『何 を 今 さ ら』
としか返す言葉がありません(笑)
『やっぱり帰宅したら、すぐに
そういう問題でしょうか・・・
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