カレーカースト

 このエッセイチラシの裏を書き始めたころから、良くコメントを頂いてる方から、コスパのために良く水増し・嵩増しをしてるんですという返信を書いてて、ふと今回のネタを(笑)。


 カレーって国民食というか、色んな種類があれど嫌いな人は少ないんだろうと思っています。

 ウチでは僕が凄いカレー好きですし、妻も僕ほどじゃ無いけど1日2食は行けるって感じ、でも会社の弁当にも僕の作ったカレーを持っては行くので、嫌いではないはずです。

 いくらクラムチャウダーを粉から作るからと言っても、流石にビーフシチューとカレーは一からは作りません、ってか作れません!

 となると、カレーは市販のルゥを使うことになりますが、いつも使うのは業務用スーパーで買える、業務用カレーフレーク(1kg入り)です。

 もやはテクニックでも無いほど、複数のカレールゥを使うことで、使われてるスパイスの種類が多くなり、奥深い味わいになることは、大勢の人が知っているでしょう。

 そこで組み合わせになるのですが、使われてるスパイスの種類まで調べて、スパイスがバッティングしないようにとかは全然考えていなくて、最低2種類の市販ルゥ+缶入りのカレー粉を使うようにしています。

 もちろんガラムマサラやクミン・シナモンなど、ある程度のスパイスは持っていますが、基本的にカレーには使ってません。

 で、2種類のカレールゥですが、僕の中では高いカレーと安いカレーの組み合わせで、比率は高いの1:安いの2と、コメントへの返信をしたのですが、僕の中(あくまでも個人的に)で高いカレーと安いカレーとは、どの辺で線引きがあるかというと、単純に一般販売価格で決めてます(笑)。


 語弊があると大炎上しそうな内容なので(炎上するほど読者はいないはずですが)、前置きをしとくと日本で売られている日本メーカーのカレールゥで美味しく無いのは無いと思います。

 でも、お高いカレーと買いやすいカレーは、やはり使っているスパイスや拘りが違いが価格に出るため、その違いはカレー好きなら分かるはず?


 あくまでも僕の個人的なランキングですが、高いカレーチームは、ディナーカレー、ザ・カリー、ゴールデンカレーの3つが入ります。(あくまでも業務用がある前提)

 あとは全部一緒の扱い(笑)、でも季節限定とか期間限定で、箱売りですが美味しいカレー(個人的に好きの意)が出たりするんですが、業務用のお得な量で売られることも無く、企業側も市場調査も兼ねてるでしょうから、180~220gの箱売りが基本で、ウチのカレーストックとなることはありません。

 1:2の割合で使っていくと言うことは、基本的にお安いカレーの方が早くなくなるわけで、その都度買ってくれば(コスト的に)問題無いのですが、業務量スーパーが少し遠いので、そういう時は近所のスーパーに買いに行きます。

 でも、実はこの時がハンマーチャンス!新しい商品があった場合は、積極的に買うようにして、このお高いチームとの相性を見ることが出来るのです。

 ま、だからといってベンチ入りできるかどうかは別で、お安い業務用が切れたときなど、選抜される可能性が高くなる程度ですが(笑)。


 何度かお安いカレーが切れたとき、買い物が面倒で贅沢にもお高いカレーのみで作ったことがあって、やっぱり全員1軍の方が美味しいなぁって思い知らされます。

 実際の価格差は、業務用の大きさで2~300円程度の差で、あまり目くじら立てるほどのものでも無いんですが、塵積ですからね(笑)。


 ウチでは夫婦ともに北海道で人気のスープカレーよりは、昔ながらのルゥカレーが好きですが、ウチでカレーを作る際の鉄板ルールを書くと


1、ルゥを投入する前の煮込みには、コンソメを入れるべし

2、煮込みの際には、生姜とニンニクを入れるべし

3、とろみはルゥではなく野菜で

4、チャツネはなんでもオッケー(笑)

5、仕上げは缶入りカレー粉を一匙


 どんな野菜でも、どんな具材でも、この5つだけは絶対行っています。

 コンソメは大鍋に2つしか入れないので、分量としては少ないのかも知れませんが、コンソメの主張があるか無いか程度にして、生姜とニンニクはすりおろしでも、みじん切りでも好きなように、最近は刻むのが面倒なんで摺りおろしています。

 とろみが足りず味は濃いのにシャバシャバしたルーのとき、カレールゥでとろみを追及すると、めっちゃ味が濃くて胸焼け必須のカレーになってしまいます。

 こればかりはルゥになよらないと言うことは、もう野菜しか無いんです(笑)。

 時間を掛け、野菜が溶ける感じになってくるとその分とろみも出てきますが、時間と愛情が掛かりますので、ウチではフードプロセッサーでニンジンや玉ねぎなど、野菜をみじん切りにして入れることで、短時間でこのとこみを出すことに成功しています。

 チャツネですが、これって甘いものに入れる塩みたいなもので、甘いものが入ることで辛さが際立つというのと、味の奥行きが出るので是非。

 なんでもオッケーというのは、日本のチャツネは全般的に甘いものだと思っていますが、はちみつでもメイプルシロップでも良いと思いますし、昔は砂糖水を煮詰めて焦げる直前のカラメルなんかも入れてました。最近は面倒なので、ウスターソース一択です(汗)。

 絶対外せないのは、この缶入りカレー粉です。これは国内カレールゥの2トップである、ハウスとS&B両社から出ていますが、ぶっちゃけどっちでも良いです。


 たいたいこの5つで作れば、肉でも魚介でもほとんどのカレーはに美味しくなると思ってます。

 でも、ウチのカレーのコンセプトは、昭和時代の美味しいカレーなんで、サラサラのカレーが好きな人には当てはまりませんので、あしからず。

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