今年2度目
毎年旬の食べ物は、多少高くても1度は食べようというルールが、ウチにあることは過去のエッセイにも書きましたが、今年は2回目になりました。
はい、今年度2度目になる、イクラの醤油漬けです(笑)。
別にお買い得シールは貼られていなかったのですが、特売の札が出ていて前回買ったものより結構お安くなっていました。
さらに粒が少し小さめのもだと、さらに単価が安くてお買い得感があります。
一応9月の鮭の漁獲量は昨年より多いみたいで、そのお陰で少しお安くなってるみたいです。
とはいえ
安くなってるとはいえ、ウチにとってはやっぱり高級食材ですから、いざ買うとなると妻との相談と言うことになります。
前回買った時の値段を教え、今回このくらい安くなってるけどどうする?って聞いたところで、毎度ながら作るのは僕ですから、作ってくれるのなら買いましょうと。
この日は月曜日でしたが体育の日ということで仕事はお休み、でも筋トレ日なので筋トレはしなければならないのですが、いつもの通り夕食後の必要は無いため、昼食後の買い物前に筋トレを終わらせているので、夕食食べたあとじっくりとイクラと向き合います。
例のごとく椅子をキッチンに持ち込み卵のばらしの開始ですが、この作業一点だけ気に入らない点があります。
それは椅子に座ることで目線が低くなり、カウンター式のキッチンなのにテレビが見れないことです。せっかく42→55インチになったのに・・・
まぁその分イクラに集中できるので、悪いことばかりではないんですがね。
これもいつも通り、ぬるま湯に塩を入れ一腹づつ優しくばらして行くのですが、珍しく妻がその作業を見に来ました。
筋を取っては筋子の入っていたトレーに避けて、また汚れを取っていくと、トレーにはお世辞にも綺麗には見えない、めふん(鮭の腎臓で作る珍味です)のような生もの全開の山が出来てるのを見て
『こりゃ私には無理だわ(汗)』
『美味しいものを食べるには、こういう地道な作業が必要なんだよ』
『うん、わかってるけど、私は食べるの専門で良いです(笑)』
『自分で作った醤油漬けは、いつものより美味しいと思うよ?』
『いや、いつものも美味しいから大丈夫』
まぁ冷やかしさんは放っておいて、ともかく四腹分も買ったので、黙々とばらしていきます。
1パック分(二腹)をばらし終えたところで、一度ばらしたイクラをザルに揚げ、ボウルの水を変えます。
水が切られたイクラを見て
『わぁーすごい綺麗!』
『まだ醤油が染みてない、生の状態だからね』
『でも、醤油に浸かったイクラも好き(食べ物として)』
『本当は安物の醤油じゃなく、生醤油を使った方が色味は綺麗になるんだけど、どうする?』
『いつもはどっちの醤油使ってるの?』
『生醤油はコスト掛かるから、いつもは安物の方(笑)』
『じゃ、いつも通りでお願いします』
まぁそんなに見た目には拘りが無いようなので、コスパが良い醤油漬けになっています。
約1時間で全てをばらし終わり、あとはいよいよ味付けです。と言ってもいつも通り簡単なんですけどね
『味付けってどうするの?』
『醤油とみりんと料理酒を同じ分量で混ぜるだけ』
『それだけ?』
『それだけだけど、何か別の味がする?』
『いや、味付けどうしてるのか知らなかったから、そんなに簡単だと思わなかった』
『うん、簡単だからこれで僕が先に死んでも自分で作れるでしょ?』
『うーん、やっぱり生の筋子は触れないかなぁ』
『それじゃ高いイクラ丼になりそうだね(笑)』
『そこは必要経費で(笑)』
南瓜の煮つけは自分でも出来るようになったので、今度はイクラ醤油漬けをやんわり自分で作れるように持って行かなきゃ・・・と思う旦那でした(笑)。
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