高級肉到着

 前に10年以上使ってたプラズマテレビ(42インチ)が壊れたことって、書きましたっけ?(笑)


 取りあえず寝室の液晶テレビ(32インチ)をプラズマが乗っていたテレビ台に置いて凌いでいましたが、妻が茶碗洗いしながらテレビを見たり、食事をしながらテレビを見ると、やっぱり大きいテレビに慣れてたというのと、妻は近眼でメガネを掛けてるくらいなので、どうにも物足りなかったようで、すぐさま新しいテレビを買いに行きました。


 今どき流行りの大きくて綺麗に映るテレビを買って、色々配送の手続きだのポイント還元だの店員さんと話していると、店員さんが妻に


『一応営業をしないとダメなんで、聞くだけ聞いてください』

『聞くだけなら良いですよ』

『ウチの電気屋はリフォームなんかのCMもしてて、そういうのもやってるんですよ』

『CM見たことあります』

『もしリフォームに興味があって、見積もりだけでもしてもらえるなら、5000円までの通販食品がもらえるんです』

『そうなんだ、この前別の業者に見積もりしてもらったばかりだけど』

『そうなんですか!もしよかったら見積もりさせてもらえないですか?』

『食品って何がもらえるの?』

『こちらのパンフレットから5000円分まで好きなものを~』

『見積もりだけなら良いですよ』

『ありがとうございます!』


 というわけで、普段なら絶対見ないような高級食材(お肉や果物等)のパンフレットを眺めます。


『いくら迄って言ってたっけ?』

『5000円までだって』

『ふーん、それじゃ2500円の二つでも良いのかしら?』

『いいんじゃない、たぶん』

『何が良いかなぁ』

『果物とかは無いよね』

『無い無い、絶対お肉だね』

『そうなるよね』

『ん~5000円かぁ・・・これなんてどう?』


 妻が指を指したのは、高級サーロインが5枚入ってる4980円の商品、こう言うことには遠慮を一切しない妻らしい選択ですね(笑)


『良いと思うよ、何なら小屋に行くとき持って行って、お昼にでも七輪で焼いちゃおうっか(笑)』

『いいね、おにぎり買ってサーロイン!』(すごい組み合わせだな)


 色んな書類を書き込んで帰宅、1週間後には新しいテレビやってきたわけですが、当然リフォーム見積もりも対応しなければなりません。

 家電の販売とは担当が違うため、テレビを運んできた人とは別の人が来て見積もりするということで、掛かってきた電話で見積もりの日時を決めました。

 どうせテレビの配送時間は、前日夜にならないと分からないので、テレビ配達の日の午後いちにしてありました。

 テレビ配送予定日の2日前、リフォーム担当者から妻の携帯電話に連絡があり


『大変申し訳ありませんが、私の都合で予定したて日は行けなくなってしまいました、つきましては他の日で予定をお願いしたいのですが・・・』

『分かりましたけど、今直ぐには予定がつきません』

『では、ご主人様とお話しの上、決まりましたらお電話ください』

『はい、連絡しますね』


 まぁ大方の想像通りです、あくまでも予定が決まったらということなので、決まらないと連絡出来ないという解釈です(笑)。

 確かに土日のどちらかは、妻が両親を畑のために小屋へ連れていきますので、必然的に1日は使えません。ましてお天気次第なので、そう簡単に予定が立てられないのが実情で、夫婦の予定(と言っても買い出しとか)ですら、その時の状態で変わるくらいですから。

 折角テレビのために、強制的に日曜日を開けておいたのに、その日を向こう都合で変えてしまったわけですから・・・まぁ最悪、僕が一人で対応することになるかも知れません。


 一応補足で


 実は妻の高校時代からの親友(女性)が、今も良く会ってたりします。この人は過去のエッセイにも出てきた、マンション買った時に遊びに来て、炊事担当が僕になってることを知らずに、餃子挟み機を僕ら夫婦に渡した人なのですが、実はインテリアなどの仕事をしていて、今や有名メーカーが合同で作った内外装の展示施設の支配人をやってたりしてまして、初めてリフォームの見積もりをしてもらったことを言ったら、最低もう1件見積もりしてもらった方が色々比較できるからと勧められていました。まぁきっと最終的には、その妻の親友のところでリフォームをお願いすることになると思うのですが(汗)。

 ですから、もう1件分の見積もりを貰うことはする予定なので、前述した見積もりも受けることにしたのでした。

 でも、あちら都合で予定日を変えてくれと言われると、きっと畑が出来なくなる季節までは電話しないと思います(笑)。

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