第188話 今日の言葉

縁日のビー玉は

どれも輝いている


■解説■━━━━━━━━━━━━


縁日の屋台。


春の陽射し。

あるいは夜の白い照明で。


やきそば

たこ焼き

フランクフルト


焦げた鉄板から薫る匂い。

いつも以上に美味しく見える。


綿あめ

りんご飴

ポップコーン


ザラメの粒、角。

光が乱反射する。

美味しそう。


縁日の屋台の射的で、

景品として釣られたビー玉の袋。


赤い袋の編み目から、

こぼれて見えるビー玉の輝き。


すき間からキラキラと、

とても、とても、美しく見える。


本来の人間、

というか、人間性も同じです。


見えない両手で覆っていても、

透けて見えた人間性、

あるいはスキル。


誰しも輝いている。

光っている。


恥ずかしがらず

ためらわず

表に出なさい。


よいものは「よい」と

好きなものは「好き」と


自分の声で吠えなさい。

語りなさい。


あなたは

屋台で輝いていたビー玉。


ただ一つ、

光輝く可能性を秘めている。


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今日も1日、すこやかにおすごしください。

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